月別アーカイブ: 2017年11月

平成29年度秋祭・鷹乃羽雅楽会奉納演奏

宮司となりましてから初めての秋祭りです。今回は倅達は高校生にもなりますと学業と部活動が優先ですので一人奉仕でした。すべての所役を一人でやりますので慣れてはいるものの、いつもは二人でしたのでやはり新鮮な感じがいたしました。当日は曇り空ということでしたがまずまずの人出だったと思います。

そして午後7時からは鷹乃羽雅楽会恒例の奉納演奏会です。16名の参加を戴きまして祭典楽である平調音取・越殿楽・五常楽・皇麞急を演奏しました。一期生と二期生が交じっての演奏でしたので打ち物三鼓と、今回私が寝る間を惜しんで稽古した楽箏デビューを致しました。ぶっつけ本番でしたが、なんとか弾ききりました。今回はリハーサルの時間も無く、前回の練習日から日が空いていたので心配でしたが予想に反して、まとまりが良い演奏で、拝観者からも好評を戴きました。細かいところはまだまだですが、確実に昨年よりは良い演奏になったと思います。やはり打ち物が入ると演奏に締まりが出るようですね。演奏後は直会かねて早めの納会です。年末は何かと忙しいので秋祭りを一応の総会と致しております。会員の皆さんから普段の会に対する感想や要望や自己紹介など含めて懇親を取りました。益々進化していく鷹乃羽雅楽会を今後も応援してください。

 

第21回お宮で飲もう会で「羽根屋」テイスティング

宮司です。今回のお宮で飲もう会は、初の講師を招聘しての「日本酒講座」を開催致しました。講師は新川神社ご祈祷のお酒でもある「羽根屋」の富美菊酒造代表であり杜氏でもある羽根敬喜氏を迎えて、今日までの酒造りの御苦労や、物作りの哲学と職人としての在り方などお伺いすることが出来ました。私自身、羽根さんのお仕事と私どもの神社の運営は非常に親密な物が有りますし、伝統を如何に世の中の変化に乗じて昇華させていくかということに共通するものがあります。要はなんとなくですが、規模や、業界での立ち位置が似ている企業ではないかと思っていました。お話しをお伺いいたしましたらやはりその通りでした。

世界を凌駕する日本人の物作り哲学から触発された「すべての酒を大吟醸を造る様に醸す」というチャレンジ。年間通じて酒造りをするというチャレンジで感じた日本の季節の移り変わりを知るための二十四節気の意味。職人として長く安定した物づくりをするための秘訣など、どの業種にも生かすことが出来るお話しでした。

乾杯は、販売前でしたシャンパンの様な「スパークリング酒」で乾杯しました。今回は羽根屋さん人気で大勢の方が参加いただき、大いに楽しんでいただけたようで有り難かったです。今後も機会を見て日本の伝統を次世代に向けて前に進めている地元富山の経営者を紹介できればと思いますので、今後共お楽しみに。