禰宜です。良い天気が続きますね。うぐいすも鳴きまくって一段落している様です。さて、6月9日、ロックの日といいまして巷ではRockなイベントが催されているようですが、新川神社では風雅な雅楽温習をいたしました。
今の季節は夜、暑くも無く寒くも無く、虫もいなく、大変過ごしやすい時期です。今後はむし暑くなるんだろうなぁ。
本日の龍笛部会は初級組と中級組と分かれて練習しました。初級組は舩木家の座敷にて行いました。山田先生が指導に当たりました。最初はなかなか音が出なかった方々も徐々に音が出てきているとのこと、続ければ必ず吹けますのであきらめないでください。我々は根気強くサポートしますのでご安心ください。
中級は越殿楽・五常楽急に続いて陪臚(ばいろ)も吹いたそうです。
篳篥は越殿楽・五常楽急に続いて陪臚(ばいろ)の唱歌を歌いました。
笙は特に越殿楽の手移り、後打ちについて、細かい指裁きについてレクチャーしました。
このあたりをやると、笙も難しい事になりますが、微妙な指使いがあの微妙な音世界を演出するので
ただなんとなく吹けるのではなくて、人が感動するような演奏が出来るように目指しましょう。
人が感動すれば、神様も喜んでくれているはずです。私はそう考えています。
私は個人的に雅楽を祭典で演奏する我々は「神と人」とを音で繋ぐ役割があると思っていまして、参列していた人々が祭典と雅楽演奏を通じて荘厳な気持ちに成って戴けたなら、神様にもちゃんと伝わったんだろう、と勝手ながら解釈しています。
祭典の後、雅楽や舞などでお褒めの言葉を戴いたときは心の中で「ミッション・コンプリート(任務完了)」とつぶやいています。
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うぐいすカムバック。朝から鳴きまくる。
平成25年6月4日うぐいすループ (左リンク:録れたて、新川神社うぐいすの声)
禰宜です、お久しぶりです。5月末から新庄町の企業に奉賛会のお願いに廻りました。そのあと30日から6月3日まで山王さんに泊まり込みでお手伝いに行って参りました。大変良い天候に恵まれまして、二日間の御輿渡御も終えて結構日焼けをいたしました。3日の夕方に久しぶりに我が家にてゆっくりとビールを飲んでましたら、うぐいすが声高らかに鳴き始めました。夕方なんですけれどもね。先月、先々月も1日くらいは鳴いていたのですが、さすがに寒かったんですかね、いつのまにかいなくなって今年は寂しいな、と思っていましたので、「季候が良くなってようやく本格的にかえって来てくれたんだなぁ」と、うれしく思いました、昨日の夕方までは。明けて今朝4時30分、私の寝ている寝室は2階なのですが、そのすぐ近くの杏の木の枝で鳴き始めました。ものすごく近くで鳴かれると、けっこううるさいです。しかも早朝4時30分でっせ。2〜3回で止まるのかなとおもいきや、ループ状態ですよ。挙げ句の果てに盛りのついた雉の鳴き声のデュエットと雀の鳴き声。あきらめて起きましたよ、溜まった仕事もありますので。
その時の感じを再現しようと思いまして、録音したうぐいすの鳴き声の音源データーをmacのGaragebandでループにしました。朝4時半にこんな感じで起こされたということを感じ取って戴けることと思います。でも、まぁ、本当に三度、来てくれて良かったですよ。鳥は神様のお使いですしね。新川神社の神様のお使いはたくさんいらっしゃることは喜ばしいことですよ。
うぐいすの鳴き声、聞きたい人は朝4時30分ころに新川神社にどうぞ。うぐいすと一緒に下手な口笛で鳴き真似をする人(うちの宮司)もいますので気をつけて下さい。一発で偽物とわかりますが。
5月26日鷹乃羽雅楽会温習報告。
禰宜です。すっかり良い日和の日々が続きます。日中は暑いくらいで、ストーブを片ずけると同時に扇風機を出したりしています。
昨日は鷹乃羽雅楽会の温習日、講師も忙しくて篳篥の栂野講師は風邪の発熱でお休み、龍笛の山田講師は残業ということでした。加えて篳篥の舩木信忠講師は山王祭りの準備が長引いて、遅刻するとの連絡を受けまして、篳篥と笙は合同で温習することにしました。後半1時間は五常楽の合奏の予定でしたので、音取りの練習をすれば良いと思いましてかえって都合が良いと良い方に解釈をして皆さんを待っていましたら、5分遅れで信忠講師が来ましたので、そのまま合同で練習をしました。音取りはとにかく篳篥と笙の絡みですので、笙は篳篥に合わせられるだけのスキルが必要です。
本日は前半管別に練習、後半1時間は公民館にて三管合同で合奏しました。
音取りを各自1回ずつ、五常楽を正式に、続いて越殿楽を正式に演奏しました。
結構、疲れられたと思います。楽器演奏は体力要ります。集中力も要りますので健康管理が一番の基本かも知れません。
二曲、なんとか演奏できましたので良かったですよ。みんなで吹けば怖くない。合奏した方が楽しいですからね。
まだ皆さん、譜面を見ながらまだ吹くのに精一杯なのはいたしかたありませんが、なるべく姿勢を正して演奏する習慣を付けましょう。
将来的には人前で演奏することもありますが、姿勢を正した方が呼吸を深く出来ますので。やはり上手い人の吹き姿は決まっていますからね。
次回、6月9日は管別温習オンリー、越殿楽、五常楽を細かいところまで詰めていきます。
陪臚も少し進めていきましょう。唱歌は各自聞いてきて下さい。ではでは。欠席の方も気後れせずに出てきて下さいね。継続が何よりです。
第一回古事記に親しむ富山中巻下巻完全読破編・夜の部、開講しました。
禰宜です。いやぁ〜、疲れが溜まっていたんでしょうかね、昨日は寝まくりました。昨日は良い天気でしたので午後から新庄町の企業に新川神社四百年記念奉賛会のお願いに廻りました。新庄の町中いたるところにのぼり旗を揚げていますので、みなさん、何となくご存じのような雰囲気を感じておりますし、温かく迎えて戴けますので有り難いです。お忙しいところ、仕事の手を止めてお話しを聞いて戴けるだけでも、意義があると感じます。新庄町の歴史、被災と復興の歴史、新川神社の御神徳などを広く伝えるのが私どもの使命ですので如何に短い時間で皆さんの心に届くようにお話しできるか、心がけて行きたいと思います。
さてさて、本日の本題です。昨年3月より本年4月まで、昼の部、夜の部と分けて開催して参りました「古事記に親しむ」の続編、「古事記に親しむ富山中巻下巻完全読破編」夜の部を5月22日水曜日、開講しました。今回よりお勤めの方々の時間を考慮いたしまして午後7時からの開講にいたしました。
内容の要旨といたしましては、日向三代のエピソードの振り返りを簡単にいたしまして、日向三代の御陵も現在に伝わっていることをお伝えしました。日向三代は、山の神、海の神の
娘さんをお后に迎えられるお話しなんですね。つまり、山と海の霊力を味方に付けるということですが、実際の自然は厳しいというお話しが続いていきます。このあたりが興味深いところです。
そしていよいよ、初代天皇にご即位される神武天皇、「かむやまといわれびこの命」が日向の国、九州から船出されるお話しを素読いたしました。ご出発の際、風が吹くのを待っていたら夜中の二時頃に良い風が吹いてきたので慌てて出発の準備をした話、今でも地元に伝わる「おきよ祭り」の話をしました。夜中に出発される天皇を見送る準備ために「おきよ、おきよ」と叫びながら町を廻ったという故事にちなんだお祭りが今でも行われているのは面白いことです。
(宮崎県機関誌Jaja)
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/honbu/hisho/jaja/10_tosen.html
また、歴代天皇の諡号(しごう)についても誤解が無いようにご説明しておきました。諡号である「神武」は古事記の時代には無かった、ということです。後世に送られたもので、あくまでも古事記では「かむやまといわれびこの命」、途中から古事記の語り部も長い名前ですので「天つ神の御子」と、尊称に変えています。
その後、大国主神への国譲りの時に登場した霊剣、「布都御魂(ふつのみたま)」が高天原から降ろされて窮地を救う場面、皆さんよくご存じの八咫烏(やたがらす)の話が続いていきますが、これ以上書きますと次回27日開催の昼の部の方々へのネタバレになりますので止めておきます。
実を言いますと「最初から参加したいから、上巻編をやってくれ」というリクエストを受けておりますので今後、スケジュール調整しまして、最初から始める上巻編も再スタートさせまして広く古事記に親しんで貰おうと思います。
富山県神社庁主催、雅楽研修会に参加。
禰宜です。久しぶりのアップです。20日、22日の二日間は富山県神社庁雅楽部の研修会でした。
講師に宮内庁式部職楽部、元首席楽長 上 明彦 先生、明治神宮の元神職で雅楽の達人である副島昌俊先生、私の担当である鳳笙の師匠である明治神宮代々木雅楽会の学長 柴田直宏先生にお世話になりました。私は舞と琵琶と鳳笙が担当ですので宮内庁楽部の先生から直接、舞と琵琶のご指導をいただけました。大変有りがたい事でした。やはり本物の舞振りを拝見しますと、我々のものは「舞のような踊り」に見えてしまいます。少しずつ「舞」に近づいていこうと思いました。
さて、研修が終わった昨日は先生方を空港までお送りする前に時間がありましたので、福岡町にある「雅楽の館」に講師先生方をご案内いたしました。案内したと言いましても私たちも初めて行きましたので良かったです、一度見ておきたいと思いましたから。洋遊会(ようゆうかい)という雅楽演奏の会の本拠地で、明治11年に明治天皇が北陸巡幸された際にご休息された場所で明治天皇をお迎えすると言うことで雅楽演奏をしたところ、ことのほかおよろこびになられ、菊のご紋章入りの幟(のぼり)を下賜(かし)されたという由緒がある雅楽演奏団体です。この「雅楽の館」の裏手には湧き水があり、明治天皇御行幸の際、この水でお茶を立てて献上した御聖跡として今日まで伝わっているところです。新庄町でも御休息をされましたので、共通の場所として一度来たかったところです。湧き水の場所や「雅楽の館」など、明治天皇北陸御行幸の御聖跡が今日まで整然と綺麗に整備されていたのが印象的でしたし感慨深い物がありました。新庄町にも明治天皇が御休息になられた様子や御聖跡など今後調べましてこのホームページでもご紹介して参りたいと考えています。
神社へ行こう 〜神主さん1日体験〜 芦峅・岩峅雄山神社編
めずらしく1日二本立てのブログです。富山県神社庁主催の「神主体験」講座です。神主体験と言いましても、ソフトな内容ですので心配要りません。
水をかぶる「みそぎ」とか正座2時間とか荒行はありません。立山信仰の拠点である芦峅寺・岩峅寺の雄山神社を会場とした研修会です。元来、修験道の行場である立山信仰の拠点ですから、第一回目にはふさわしい場所です。要項はPDFにてダウンロードできますので、お早めにお申し込み下さい。
反対に、「もっと厳しい修行がしたい」「寒中禊ぎがしたい」という猛者にはいずれ新川神社で「神道行法荒行編」を企画しますのでお楽しみに。
参加要項PDF
第2回お宮で飲もう会開催。
禰宜です。昨日は第2回お宮でのもう会を開催いたしました。代表は小川博司で、若い衆と懇親を深める会として3月より二ヶ月に一回のペースで開催することにしまして、少しずつ知り合いを誘い合って輪を広げていこうという会です。新庄在住の方、新川神社に御縁のある方でしたらどなたでも構いません。お宮の社務所といいましても質素な小屋ですが、会費千円で各自の趣向品を持ち込んで戴いて、美味しい物をシェアしながら懇親を深めて参りたいと思います。写真を見ますと単なる飲んだくれの様に見えますが、色々と話をする中で皆さんと一緒に新川神社を拠点として先ずは地元新庄町、そして新庄校下、富山市〜というふに若い衆ならではの「なにか良いこと」をしていければ楽しいかな、と思います。そういう会ですので気楽にやっております。次回は夏休みでバーベキュースタイルで御婦人方や子ども達も参加できる趣向にするそうです。日時は7月27日土曜日に決まりました。時間などは追ってご案内したいと思います。
早苗に初夏の風。
禰宜です。昨日14日は高岡市の金屋町近くに鎮座、有礒正八幡宮の神輿巡幸のお手伝いに行って参りました。
晴天に恵まれ、最近の寒かった春の日々がようやく終わりを告げたかのようでした。
今日は今日で真夏日のような日で、春を通り過ぎていきなり夏が来たような陽気です。
神社裏の神田には早苗が強い風に波打っていました。本年も豊作でありますように。
鷹乃羽雅楽会 5月12日(日)温習報告
禰宜です。久しぶりに暑くも無く、寒くも無く、平穏な夜でした。今回は二時間とも管別にて温習いたしました。五常楽急の習得に専念して戴きました。次回、26日(日)は前半の7〜8時の1時間は管別、後半1時間は合奏したいと思います。お休みされている方も気後れせずに参加して下さい。また、悩みや相談がありましたら私の方までお尋ね下さい。解決できるかどうかはわかりませんが、なるべく皆さんが楽しみながら、長く続けていけるようにサポートしてさしあげたいと思いますので、講師陣も御要望を受け止めて善処して参りたいと思います。
ハナミズキの色の変化、招霊(おがたま)の木の花、咲き始めました。
ハナミズキ満開です。カラス活動期につき手水舎の水溜を一時中断します。
さて、禰宜です。お知らせです。ハナミズキ、満開です。この花色、華やかな感じがしますね。
それと、いつもより遅めですが、カラスが活動期に入りまして、なにやらあちこちで悪さをしますので、
水を貯めておくと汚されるといけないので一時期、中断します。色々とカラス除けのアイテムを設置してみたのですが効き目、無かったです。
結界を簡単に破られてしまいました。と、いうことでご理解ください。
4月21日 鷹乃羽雅楽会温習ご報告
禰宜です、更新が遅くなりました。なにやら連日、昼はお祭り、夜は総会やら役員会やらで追いまくられていますが、元気に活動できることを喜んでいます。暇だとかえってよからぬことを考えてしまうので忙しくしている方が良いと思いつつも、休みが欲しい。もうひとがんばり。5月には少し余裕ができるかもしれません。
さて、鷹乃羽雅楽会ですが前回に続き、前半1時間は管別温習、後半1時間は合奏しました。平調の音取、越殿楽を全員で吹いた後、各管1人づつ選抜で3人で吹いて貰いました。全員で吹くと怖い物無し、みたいな感じでも一人づつになると、すべての音が晒されますので、緊張もしますがやりがいがあります。雅楽はお互いの間を感じながら吹かないとばらばらになりますので、このあたりが難しくも有り、醍醐味でもあります。
次回の5月12日(日)の温習は次の課題曲、「五常楽急」も含めた管別温習のみになりまして、5月26日(日)には前半管別、後半合奏をしたいと思いますので、欠席されています方は「五常楽急」も個人練習しておいてください。吹きのまえに十分に唱歌を練習してください。
では次回の温習、楽しみにしています。
春祭り、何とか晴れました。
禰宜です。日々忙しくて仕事に追われていますが元気です。4月19日、心配した天候も予報以上に晴れ渡りまして、気温は低いものの、無事に御輿渡御を終えました。顔が日焼けしました。今朝見たら鼻の頭の薄皮、むけてました。寒くても紫外線は強かったみたいです。午前8時30分に出発して午後6時30分帰還ですから10時間の長丁場です。子ども達も頑張りましたが、今回は宮総代さん達とあらかじめ順路の確認と現地の下見をしてきましたので、スムースに時間の無駄なく、予定よりも早めに廻ることが出来ました。本当にみなさんの協力のおかげ様です。みなさん、ボランティアですからね。若干のお手当は出るものの、それ以上のご奉仕を戴いておりますので本当に感謝いたします。私は神様にご報告するのが仕事ですので、もれなくお伝えしておきますよ。