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5月26日鷹乃羽雅楽会温習報告。

禰宜です。すっかり良い日和の日々が続きます。日中は暑いくらいで、ストーブを片ずけると同時に扇風機を出したりしています。
昨日は鷹乃羽雅楽会の温習日、講師も忙しくて篳篥の栂野講師は風邪の発熱でお休み、龍笛の山田講師は残業ということでした。加えて篳篥の舩木信忠講師は山王祭りの準備が長引いて、遅刻するとの連絡を受けまして、篳篥と笙は合同で温習することにしました。後半1時間は五常楽の合奏の予定でしたので、音取りの練習をすれば良いと思いましてかえって都合が良いと良い方に解釈をして皆さんを待っていましたら、5分遅れで信忠講師が来ましたので、そのまま合同で練習をしました。音取りはとにかく篳篥と笙の絡みですので、笙は篳篥に合わせられるだけのスキルが必要です。

初めての笙・篳篥合同温習。

神様目線で眺めるとこういう構図になります。

本日は前半管別に練習、後半1時間は公民館にて三管合同で合奏しました。

音取りを各自1回ずつ、五常楽を正式に、続いて越殿楽を正式に演奏しました。

結構、疲れられたと思います。楽器演奏は体力要ります。集中力も要りますので健康管理が一番の基本かも知れません。

二曲、なんとか演奏できましたので良かったですよ。みんなで吹けば怖くない。合奏した方が楽しいですからね。

まだ皆さん、譜面を見ながらまだ吹くのに精一杯なのはいたしかたありませんが、なるべく姿勢を正して演奏する習慣を付けましょう。

将来的には人前で演奏することもありますが、姿勢を正した方が呼吸を深く出来ますので。やはり上手い人の吹き姿は決まっていますからね。

龍笛部会。新参の方もおいでです。

季節の変わり目で風邪が流行っているみたいですので気をつけましょう。

合同温習・篳篥の図

合同温習・龍笛の図。

笙部会の図。

次回、6月9日は管別温習オンリー、越殿楽、五常楽を細かいところまで詰めていきます。

陪臚も少し進めていきましょう。唱歌は各自聞いてきて下さい。ではでは。欠席の方も気後れせずに出てきて下さいね。継続が何よりです。

第一回古事記に親しむ富山中巻下巻完全読破編・夜の部、開講しました。

第一回目。なんか蒸し暑い夜でしたので扇風機登場。

今回からひもろぎ苑の方々も合流していますので人数増えました。

古事記と雅楽、両方にご参加されているヘビーユーザーもいらっしゃいます。有り難いことです。昼の部に都合悪い方は夜の部で補講もできます。

禰宜です。いやぁ〜、疲れが溜まっていたんでしょうかね、昨日は寝まくりました。昨日は良い天気でしたので午後から新庄町の企業に新川神社四百年記念奉賛会のお願いに廻りました。新庄の町中いたるところにのぼり旗を揚げていますので、みなさん、何となくご存じのような雰囲気を感じておりますし、温かく迎えて戴けますので有り難いです。お忙しいところ、仕事の手を止めてお話しを聞いて戴けるだけでも、意義があると感じます。新庄町の歴史、被災と復興の歴史、新川神社の御神徳などを広く伝えるのが私どもの使命ですので如何に短い時間で皆さんの心に届くようにお話しできるか、心がけて行きたいと思います。
さてさて、本日の本題です。昨年3月より本年4月まで、昼の部、夜の部と分けて開催して参りました「古事記に親しむ」の続編、「古事記に親しむ富山中巻下巻完全読破編」夜の部を5月22日水曜日、開講しました。今回よりお勤めの方々の時間を考慮いたしまして午後7時からの開講にいたしました。
内容の要旨といたしましては、日向三代のエピソードの振り返りを簡単にいたしまして、日向三代の御陵も現在に伝わっていることをお伝えしました。日向三代は、山の神、海の神の
娘さんをお后に迎えられるお話しなんですね。つまり、山と海の霊力を味方に付けるということですが、実際の自然は厳しいというお話しが続いていきます。このあたりが興味深いところです。
そしていよいよ、初代天皇にご即位される神武天皇、「かむやまといわれびこの命」が日向の国、九州から船出されるお話しを素読いたしました。ご出発の際、風が吹くのを待っていたら夜中の二時頃に良い風が吹いてきたので慌てて出発の準備をした話、今でも地元に伝わる「おきよ祭り」の話をしました。夜中に出発される天皇を見送る準備ために「おきよ、おきよ」と叫びながら町を廻ったという故事にちなんだお祭りが今でも行われているのは面白いことです。
(宮崎県機関誌Jaja)
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/honbu/hisho/jaja/10_tosen.html

また、歴代天皇の諡号(しごう)についても誤解が無いようにご説明しておきました。諡号である「神武」は古事記の時代には無かった、ということです。後世に送られたもので、あくまでも古事記では「かむやまといわれびこの命」、途中から古事記の語り部も長い名前ですので「天つ神の御子」と、尊称に変えています。
その後、大国主神への国譲りの時に登場した霊剣、「布都御魂(ふつのみたま)」が高天原から降ろされて窮地を救う場面、皆さんよくご存じの八咫烏(やたがらす)の話が続いていきますが、これ以上書きますと次回27日開催の昼の部の方々へのネタバレになりますので止めておきます。

実を言いますと「最初から参加したいから、上巻編をやってくれ」というリクエストを受けておりますので今後、スケジュール調整しまして、最初から始める上巻編も再スタートさせまして広く古事記に親しんで貰おうと思います。

富山県神社庁主催、雅楽研修会に参加。

禰宜です。久しぶりのアップです。20日、22日の二日間は富山県神社庁雅楽部の研修会でした。
講師に宮内庁式部職楽部、元首席楽長 上 明彦 先生、明治神宮の元神職で雅楽の達人である副島昌俊先生、私の担当である鳳笙の師匠である明治神宮代々木雅楽会の学長 柴田直宏先生にお世話になりました。私は舞と琵琶と鳳笙が担当ですので宮内庁楽部の先生から直接、舞と琵琶のご指導をいただけました。大変有りがたい事でした。やはり本物の舞振りを拝見しますと、我々のものは「舞のような踊り」に見えてしまいます。少しずつ「舞」に近づいていこうと思いました。
さて、研修が終わった昨日は先生方を空港までお送りする前に時間がありましたので、福岡町にある「雅楽の館」に講師先生方をご案内いたしました。案内したと言いましても私たちも初めて行きましたので良かったです、一度見ておきたいと思いましたから。洋遊会(ようゆうかい)という雅楽演奏の会の本拠地で、明治11年に明治天皇が北陸巡幸された際にご休息された場所で明治天皇をお迎えすると言うことで雅楽演奏をしたところ、ことのほかおよろこびになられ、菊のご紋章入りの幟(のぼり)を下賜(かし)されたという由緒がある雅楽演奏団体です。この「雅楽の館」の裏手には湧き水があり、明治天皇御行幸の際、この水でお茶を立てて献上した御聖跡として今日まで伝わっているところです。新庄町でも御休息をされましたので、共通の場所として一度来たかったところです。湧き水の場所や「雅楽の館」など、明治天皇北陸御行幸の御聖跡が今日まで整然と綺麗に整備されていたのが印象的でしたし感慨深い物がありました。新庄町にも明治天皇が御休息になられた様子や御聖跡など今後調べましてこのホームページでもご紹介して参りたいと考えています。

神社へ行こう 〜神主さん1日体験〜 芦峅・岩峅雄山神社編

めずらしく1日二本立てのブログです。富山県神社庁主催の「神主体験」講座です。神主体験と言いましても、ソフトな内容ですので心配要りません。

水をかぶる「みそぎ」とか正座2時間とか荒行はありません。立山信仰の拠点である芦峅寺・岩峅寺の雄山神社を会場とした研修会です。元来、修験道の行場である立山信仰の拠点ですから、第一回目にはふさわしい場所です。要項はPDFにてダウンロードできますので、お早めにお申し込み下さい。

反対に、「もっと厳しい修行がしたい」「寒中禊ぎがしたい」という猛者にはいずれ新川神社で「神道行法荒行編」を企画しますのでお楽しみに。

参加要項PDF

神社へ行こう

第2回お宮で飲もう会開催。

禰宜です。昨日は第2回お宮でのもう会を開催いたしました。代表は小川博司で、若い衆と懇親を深める会として3月より二ヶ月に一回のペースで開催することにしまして、少しずつ知り合いを誘い合って輪を広げていこうという会です。新庄在住の方、新川神社に御縁のある方でしたらどなたでも構いません。お宮の社務所といいましても質素な小屋ですが、会費千円で各自の趣向品を持ち込んで戴いて、美味しい物をシェアしながら懇親を深めて参りたいと思います。写真を見ますと単なる飲んだくれの様に見えますが、色々と話をする中で皆さんと一緒に新川神社を拠点として先ずは地元新庄町、そして新庄校下、富山市〜というふに若い衆ならではの「なにか良いこと」をしていければ楽しいかな、と思います。そういう会ですので気楽にやっております。次回は夏休みでバーベキュースタイルで御婦人方や子ども達も参加できる趣向にするそうです。日時は7月27日土曜日に決まりました。時間などは追ってご案内したいと思います。

参加の面子。誤解が無いように言いますが、お酒だけを飲む会ではありません。お酒飲めなくても大丈夫です。気楽に懇親をしたいのでこういう名前になりましたのでお酒飲めない方の為にソフトドリンクもありますし、食べて会費の元を取って下さい。もちろん、女性も参加されています。ご夫婦でもどうぞ。

腕組ポーズ。そういえば高校生の頃とか、よくやったな。今回10名でしたので次回は二倍の20名以上を誘ってみましょう。

早苗に初夏の風。

早朝の水田に初夏の風が。

禰宜です。昨日14日は高岡市の金屋町近くに鎮座、有礒正八幡宮の神輿巡幸のお手伝いに行って参りました。

晴天に恵まれ、最近の寒かった春の日々がようやく終わりを告げたかのようでした。

今日は今日で真夏日のような日で、春を通り過ぎていきなり夏が来たような陽気です。

神社裏の神田には早苗が強い風に波打っていました。本年も豊作でありますように。

こうやって見ると海のようですね。

5月13日に田植えがおこなわれました。

ツバメが水面すれすれに低空飛行しては文字通り、ツバメ返しで往復していました。獲物探しですね。カメラで撮ろうと思いましたがあまりに速いのでファインダーで捕らえることは出来ませんでした。

鷹乃羽雅楽会 5月12日(日)温習報告

禰宜です。久しぶりに暑くも無く、寒くも無く、平穏な夜でした。今回は二時間とも管別にて温習いたしました。五常楽急の習得に専念して戴きました。次回、26日(日)は前半の7〜8時の1時間は管別、後半1時間は合奏したいと思います。お休みされている方も気後れせずに参加して下さい。また、悩みや相談がありましたら私の方までお尋ね下さい。解決できるかどうかはわかりませんが、なるべく皆さんが楽しみながら、長く続けていけるようにサポートしてさしあげたいと思いますので、講師陣も御要望を受け止めて善処して参りたいと思います。

篳篥部会。神社の裏の田んぼには水が入りましたのでかえるの合奏をバックに練習です。

音楽も達人になると顔で吹けます。音が聞こえてくるようですね。

次回の合奏を目指して頑張りましょう。

唱歌に合わせての温習。

うちには篳篥女子が少なからずいらっしゃいますので頼もしい限りです。

龍笛部会。今回は全員一緒に課題曲に取り組みました。

龍笛部会。吹き姿が決まってますね。

龍笛部会。真剣さが伝わります。

本日入門された方がいらっしゃいました。

笙部会。今までは寒かったので扉を閉めて暖房かけまくりでしたが、今日は夜の空気を入れながら開放的に練習しました。境内からはかえるの歌と龍笛と篳篥が聞こえてきまして自然の中で演奏する雅楽はなかなかいいものです。

今回は五常楽の「引き」という、今までに無かった息づかいを伝授しました。

手移りが難しいところがありますが、追々レクチャーしていきます。先ずは唱歌を暗唱するくらいに一人で歌えるようになりましょう。

ハナミズキの色の変化、招霊(おがたま)の木の花、咲き始めました。

前回のブログの写真と見比べていただいたらわかると思いますが、赤色が桃色に変わりました。赤色が和らいだ、というかんじでしょうか。

おがたまの花、咲き始めました。招く霊の木とかいて「おがたま」と言います。昔から神様の御霊をお招きしておよりつきいただく木であるとされています。どちらかというと九州地方とか南方に生息する木でしょうか。もう一本、黄色い花をつけるおがたまの木も境内にあります。一円玉の木のモデルだともいわれるようです。

可憐で高貴な感じのする花です。私はこの花が好きです。上井石庭さん奉納の木です。

 

ハナミズキ満開です。カラス活動期につき手水舎の水溜を一時中断します。

さて、禰宜です。お知らせです。ハナミズキ、満開です。この花色、華やかな感じがしますね。

久々の青空にハナミズキ。

咲き始めは赤色が濃く、前回で淡くなるような気がします。

それと、いつもより遅めですが、カラスが活動期に入りまして、なにやらあちこちで悪さをしますので、
水を貯めておくと汚されるといけないので一時期、中断します。色々とカラス除けのアイテムを設置してみたのですが効き目、無かったです。
結界を簡単に破られてしまいました。と、いうことでご理解ください。

上に紐で通してある透明なビニールの様な物がカラス除けのアイテムです。加えてきらきら光る七夕飾りのテープも垂らしてみたのですが、利き目無かったです、はがやっしゃ。

 

4月21日 鷹乃羽雅楽会温習ご報告

今回も前半の1時間は各管別での練習で、後半1時間は公民館で合奏練習をしました。

全員で合奏した後は選抜メンバー三人で合わせます。緊張の瞬間。

でまちの時間も余裕、余裕。

まだ、吹くので精一杯かも知れませんが、周りの音が聞こえるようになると、楽しくなります。

篳篥と龍笛に負けないように、笙はしっかりとした息で音の場を支えなければ行けません。

禰宜です、更新が遅くなりました。なにやら連日、昼はお祭り、夜は総会やら役員会やらで追いまくられていますが、元気に活動できることを喜んでいます。暇だとかえってよからぬことを考えてしまうので忙しくしている方が良いと思いつつも、休みが欲しい。もうひとがんばり。5月には少し余裕ができるかもしれません。

さて、鷹乃羽雅楽会ですが前回に続き、前半1時間は管別温習、後半1時間は合奏しました。平調の音取、越殿楽を全員で吹いた後、各管1人づつ選抜で3人で吹いて貰いました。全員で吹くと怖い物無し、みたいな感じでも一人づつになると、すべての音が晒されますので、緊張もしますがやりがいがあります。雅楽はお互いの間を感じながら吹かないとばらばらになりますので、このあたりが難しくも有り、醍醐味でもあります。

次回の5月12日(日)の温習は次の課題曲、「五常楽急」も含めた管別温習のみになりまして、5月26日(日)には前半管別、後半合奏をしたいと思いますので、欠席されています方は「五常楽急」も個人練習しておいてください。吹きのまえに十分に唱歌を練習してください。

では次回の温習、楽しみにしています。

春祭り、何とか晴れました。

禰宜です。日々忙しくて仕事に追われていますが元気です。4月19日、心配した天候も予報以上に晴れ渡りまして、気温は低いものの、無事に御輿渡御を終えました。顔が日焼けしました。今朝見たら鼻の頭の薄皮、むけてました。寒くても紫外線は強かったみたいです。午前8時30分に出発して午後6時30分帰還ですから10時間の長丁場です。子ども達も頑張りましたが、今回は宮総代さん達とあらかじめ順路の確認と現地の下見をしてきましたので、スムースに時間の無駄なく、予定よりも早めに廻ることが出来ました。本当にみなさんの協力のおかげ様です。みなさん、ボランティアですからね。若干のお手当は出るものの、それ以上のご奉仕を戴いておりますので本当に感謝いたします。私は神様にご報告するのが仕事ですので、もれなくお伝えしておきますよ。

若さん、ご出勤。

午前8時、祭典開始。

新庄小学校の新三年生がお祭りの見学に参加。どんどん焼きやたこ焼きを食べることだけがががお祭りではないんだよ。神様と一緒に楽しんで盛り上がるのがおまつりなのだ。

お祭りが終わって、どべのなぎなたに白い紙でできた「紙垂」を付けた瞬間にどべは「さるたひこの神」としての神格を身に宿します。

逃げ回る子ども達。楽しそう。

右大臣・左大臣という護衛役も新庄小学校の児童です。金岡邸の前で。

どべ、アップ。

新庄第四町内、パン・ド・レーヴ付近にて。幼子にせまるどべ。

新園町街中。

おみこし、お里帰り。

お仕事を終えたどべさん。神様を無事にお宮にお送りしたあとは、なにげに優しい感じです。安心したんでしょうね。本当は疲労困憊だと思いますが。

4月14日、鷹乃羽雅楽会温習。初めての合奏をいたしました。

圧巻の一言。初めての全体合奏。音の壁、音の津波、音の坩堝、例えようのない音場が生成されました。

龍笛部隊。一番の大所帯。

笙部隊。私が率いる部隊です。皆さん、緊張していると思いますが、実は一番緊張しているのは私だと思います。一番感慨にふけっているのも私でしょう。

篳篥部隊。音圧の根源。すばらしい。

2回目は各管三人ずつ9人の正式な形での合奏です。笙の音頭、小竹さん。

龍笛音頭、多賀さん。音頭(おんどう)は銀行の頭取(とうどり)の語源です。

篳篥の音頭。がんばりました。良かったですよ。いい音してました。

浦田さん。

笛の構え方が様になっていらっしゃいますね。

篳篥部隊。

篳篥部会、わきあいあい。

佐伯女史。実は女禰宜さんです。

篳篥部会。神社庁の篳篥部会よりも人数多いです。

舩木信直君。堂々と吹けました。

舩木信明君。兄弟で始めて合奏。

最後に大合奏。

桜、満開です。

桜の古木の根っこから新しい木が出てきていますので「親子桜」と呼んでます。

苔むす木肌は御神木の貫禄満点ですな。

公民館前の桜。こちらも満開です。

3月27日「古事記に親しむ」上巻読破しました。3月29日、桜咲く。

さて、晴れていても寒い日が続きます。禰宜です、お元気ですか。私は年度末で忙しかったのですが、新川神社にとりまして長年の懸案でありました事が解決しましたので、感無量であります。じんわーりと喜びが毎日続いています。事に関わり合った皆さんに感謝の一言しか有りません。
昨年、図らずも古事記撰上1300年という大きな節目に開催いたしました「古事記に親しむ」素読会も最終回を迎えまして、全12回をもちまして上巻、読破いたしました。皆さん、良く最後までお付き合い戴きました。最後に皆さんの感想や意見をお伺いいたしましたら、やはり1回目は読むので精一杯で内容まではわからないのだけれども、解説を聞いて読むとわかった、という感想と、古事記以外の四方山話が聞けて良かった、ということでした。本当に皆さんと一緒に読ませて戴いた時間は充実した時間でした。だって、一人で読んでもつまらないですからね。みんなでつまづきながら、噛みながらも声を合わせて読むと、神様が苦笑い、微笑んでくれているような気がいたしました。皆さんの今後の生活のなかで、ふとした機会に古事記を素読した事が何かのお役に立てれば、やまとだましいを感じて戴ければ、幸いです。是非、今度は皆様方一人一人が稗田阿礼・語り部になって古事記が語る「やまとごころ」を広めて戴きたいと思います。
それと桜、咲きました。白梅と紅梅と桜の「三つ揃い咲き」ですな、珍しいです。明日は上冨居神社の春祭りで、今年初の御輿渡御です。早めに寝よ。では。

桜咲く。このはなさくやひめ。

紅梅と桜。よく見えませんが、揃い咲き。

3月25日 第11回「古事記に親しむ」昼の部開催。紅白梅満開。天神祭斎行。3月26日朝、うぐいす初鳴き。

禰宜です。まだまだ寒い日が続きますね。さて、毎月恒例の「古事記に親しむ」も第11回目を重ねていよいよ上巻の後半部分に参りまして、来月4月22日で上巻読破になります。今月は「猿田毘古神と天宇受売命」「このはなさくやひめ」「山幸彦と海幸彦」を素読いたしました。このあたりになりますと、おとぎ話の原型となっている部分ですので、物語りとして読めますので余計な解説はあまりいらなくなります。とは言いましても皆さんにとってはわかりづらいようでしたが、原文を読まれると、最初に思っていたイメージと違う、という印象を感じられた方が多いようです。そうなんです、わりと人間くさい物語だったりします。原文を素読すると、脚色が無いので、自分でイメージを膨らませながら読めるので、私はこのほうをお薦めします。「このはなさくやひめ」のお姿をそれぞれにイメージした方が楽しいんじゃないでしょうか。与えられたイメージよりも原文からもたらされるイメージを楽しんで戴ければ、素読は魅力的な古事記との繋がり方であります。

これは先月の2月25日の模様です。今月はカメラマンが居なかったので撮影出来ませんでしたので、先月アップできませんでしたのであげました。こんなかんじでやっております。

昨日25日は新川神社に合祀されています天神さまの御縁日で、祭礼が行われました。と、言いましても神職のみでお仕えする粛々とした例祭です。本年は紅白の梅が揃い咲きですので、天神様もお喜びのことかと思いました。いつもはずれて咲くんですよ、紅が先で白が後に咲きますので珍しいかも。

紅白、お揃いで愛でてください。

ということでこの文章を書いていましたら、うずいすが鳴きました。本年初です。本年もうち(新川神社)に来てくれてありがとう。朝方に良く鳴いています。午前6時30分から7時30分くらいが多いでしょうか。ご報告まで。

下記がうぐいす初鳴き音源のリンクです、初鳴きだからか、寒さ故か、いまいち歌い切れてないですな、今後に期待。音が小さいので、是非ヘッドフォーンでご賞味ください。

平成25年初うぐいす