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夏越の大祓、大勢のご参列ありがとうございました。其の弐。

さて、続きです。

いよいよ茅の輪くぐりです。10〜16名くらいの列で5回に分けてくぐっていただいきます。

ご遠方からお越しの方もいらっしゃいました。

なんとか雨も降らずにすみました。くぐり終えた方から三方に人形を納めて、昇殿します。

本年も大勢の方にお参り戴けましたが、全員昇殿できないのが申し訳なく思います。

ご参列は約70名、祝詞でご芳名を読み上げまして無病息災祈願奉りました方が108名でした。やはり、皆さん、参列できていなくてもご家族の健康もお祈りして戴きたいとの気持ちから、ご自身の名前に加えてご家族の名前をご記入される方が多いんです。ご芳名を読みながらもご家族の健康を祈る気持ちが良く伝わってきました。

最後に順番に御拝礼戴いて「茅の輪御守り」を手にとって流れ解散となります。

ロシアの方もお参りいただきました。神道のお祓いは外国の方にも有効だと言うことを私は過去に経験しておりますので、日本の神様は外つ国の民もちゃーんと護っていただけますよ。

「お祓い」を外国の方にはなんと言えば伝わるのでしょうか?cleanup(クリーンアップ)だと、大掃除的なようですから、調べましたら「Great purification rite」だそうです。ッ直訳すると「偉大なる浄化儀礼」。なるほど。purify (浄化する)

境内敷地内で穫れた茅で作った文字通りの「お土産」であり「お宮下」です。不詳私めの手作りです。一つとして同じ物はありません。この土着感がいいでしょ。

ということで舩木家の玄関にも早速掲げました。おわり。

 

 

夏越の大祓、大勢のご参列ありがとうございました。其の壱。

禰宜です。今日、7月1日は爽やかな気候でした。夏越の大祓の後日とあって、気分も爽やかにすごせました。
昨日は平日の午後5時からの式ということで、参加者は少ないかなぁと思いましたら、思いがけず例年並みの大勢のご参列を戴きまして本当に嬉しく思いました。
なんたって「国の大祓」ですから、一人でも多くの方々に清々しくなっていただくのが我々の使命です。ただ、神社の拝殿が狭くていつも皆さんお座り戴けないのが心苦しい限りです。
式の直前の4時30分くらいからパラパラと今にも泣き出しそうな雨雲から数滴雨が落ちましたが、ダメ元で天に向かって両手を挙げて「止まれ」と言いましたら本当に止みました。単なる偶然か、はたまた新川神社の龍神さんがご協力戴いたかはわかりませんが。それでは写真でご報告です。

なんか雨が降りそうな感じでしたが西の空は明るかったので大丈夫かと。

下ろしたての祭壇。綺麗でしょ。

今年も地元・新庄の方は勿論ですが遠方からもご参列戴きました。

先ずは修祓。茅の輪や祓え津物、人形や参列者をお清めします。

大祓詞の宣読。参列者とのやりとりもあります。先ずは神主が「お集まりの皆さん、今から申し上げますことを聞いて下さいよ」と問いますと参列者が「おお〜」と答えてくれます。勿論、事前に解説して前振りとリハをしましてから本番に移ります。毎年恒例の流れですけど、なんか、良いですよね。参列者にもお祭りに参加戴けるような気がしますので。横文字で言いますと「コール・アンド・レスポンス」ですな。そういう意味で言いますと神道の祭りもブルースっぽいところがあります。

人形の祓い。紙の人形(ひとがた)に深い息を3回吹きかけて身体全身に撫でつけて罪穢れを移します。

祓え津物の儀。最初に解き縄。右綯い・左綯いの縄の縒りを解き放つことによって人間が犯した罪穢れを解き放つ意味が込められていると伝わっています。縄の片方を口にくわえて解き放ちます。

祓え津物の儀で清浄な布と麻を八つ裂きにして罪を贖う儀式です。破っているのは「晒し」です。近所の衣料品店で購入したのですが、ふと商品名を見ると「龍神晒」と書いてありました。きてますね、ナイス・ネーミング。

麻を引き裂きます。結構、高いんですよ、麻は。明日に続く。

 

第11回古事記に親しむ中下巻完全読破編ご報告

禰宜です。久しぶりの報告ですが、「古事記に親しむ」の素読会も粛々と月二回、昼の部、夜の部と分けて開催しております。
昼の部は6月23日月曜日午後1時30分〜3時30分、夜の部は6月25日水曜日午後7時〜9時までです。毎回、楽しいです。基本的に昼も夜も同じ部分を読むのですが、全然飽きません。というか、何回読んでも噛みます。ですが「やまとことば」は、現代の我々が日頃使っている言葉の先祖ですので語源的な発見がたくさんあります。それが古事記を「原文」のまま素読する楽しみのひとつです。現代語訳を読んでいたらこのあたりを感じる事が出来ませんので、そういう意味で言えば原文素読が古事記に親しむ上では最高の方法だと思います。古事記に現れる御神名や天皇の御尊称は長くて神さびた響きが多いので参加者の皆さんには噛み噛みで読むのに精一杯な感じですが、私はいつも申し上げるのは「神様のお名前を読むと神様が頭上に降臨されて、御神名を一生懸命読んでいる皆さんを微笑みながら見ておられる、神様と気持ちの上でつながっているんだ〜と思いながら読めばそれでいいんですよ」ということです。「あっ、わしの名前、また噛みよった」と思っておられるかも知れませんけど。

と、いうことで今回は前回まで続いていたヤマトタケルの振り返りをしながら成務天皇、仲哀天皇の途中まで進みました。
倭健命(やまとたけるのみこと)は古事記の中でも素盞鳴命、大国主命と並んで三本指に入る英雄譚です。「まほろば」「あずまはや」など有名なやまとことばが記されているところでした。また皇后陛下が幼少時代に「弟橘比売命」の話を読書して強い印象をもたれたこと、その後后妃と成られてその思い出をお話しされた内容を皆さんにお示しいたしまして、今日にも繋がる御皇室の后妃の方々の献身的な志を深く感じ入るところでした。

今回から仲哀天皇〜神功皇后〜応神天皇と建内宿禰の話になっていきますが、これがまた面白いと言いますか、現在にまで繋がる伝承が多いところで大変興味深いところですので、丁寧に進めたいと思います。

夜の部。若い方も大変熱心に取り組んで居られます。

冷やかしお試し参加、大歓迎です。何でも経験してみることが大事だと思います。

茅の輪御守りの原材料収穫。

さて、連ちゃんでご報告です。ブログって便利な物で、アップするには労力と時間と情熱が必要ですが、絵日記みたいなもんですから、どこにいても閲覧出来る社務日誌として重宝します。日記帳も付けていましたが、いつでもどこでも、iphoneとかipadとかでも確認出来ますから、「去年の今頃は何の段取りせんなあかんかったかの〜」みたいな感じで振り返ることが出来るのは便利ですね。
と、いうことで今日は天気も良かったので、参列者にお土産で持ち帰っていただく「茅の輪御守り」の原材料の「茅」を収穫しました。
実はこの「茅」、うちの庭に「自生」した「茅」なんです。おふくろに言わせると、植えたわけでも無いので生えてきたそうです。
と、いうことで新川神社の茅の輪は正真正銘の「新庄町原産の茅」を使ったありがた〜い「茅の輪」なんです。産土の神の賜物ですよ。おみやげの事を当て字で「お土産」と今は書きますけど、昔は「お宮下」と書いてお宮で戴いた御神札や御神酒やお供物(するめ・こんぶ)などの事をいったみたいです。地方の特産物の事ですね。うちのはそういう意味では混じりけの無い「新庄町純正」お土産です。しかも新庄町生まれの神主が心を込めて手編みいたします。自然にある物を使って、自家製ですべて調製致しますので、手間はかかりますけど手作りにこだわった一品です。

茅の輪御守り用の茅を神社の中で陰干しします。ここで神様の「神気」が注入されます。

雨が少ないせいか、昨年よりも増して細いような気がしますが、細い方が編みやすいです。

6月15日鷹乃羽雅楽会温習日のご報告と日程変更のお知らせ。

禰宜です。先ずは鷹乃羽雅楽会の皆さんに日程変更の連絡です。
7月13日(日)を7月20日(日)に振り替えいたします。
(今後の予定日)
7月  6日 20日
8月  3日 24日
9月 14日 28日
10月 5日 12日
10月 19日(最終日午後7時より新川神社秋祭 奉納演奏会・懇親会を予定)
11月 2日  9日
と、なります。
新川神社秋祭の境内は夜店が立ち並びますので、神社裏の駐車場(舗装されていない場所)をご利用下さい。恒例の懇親会もやります。

笙は今回は初めて雅楽の資料として神社本庁指定の「雅楽譜」から基本的な部分の解説をしました。演奏よりも座学が中心になりましたが、いつも演奏指導ばかりでしたので、一通り説明したところで資料をお渡ししたと言うことです。あくまでも「口伝」ありきですから、資料は二次的な物です。

今回は笙の仕事の中で絶対外してはいけない「付け所」の集中講座です。平調5曲の付け所、つまり三管が合奏になるところのタイミングの把握と練習です。龍笛の譜面を渡して解説をしながら、一つ目の太鼓で入る場合、二つ目の太鼓で入る場合のレクチャーをしました。むつかしいですよ、良い感じで入るのには。

篳篥部会。いつものメンバーが熱心に取り組んでいます。

右が倅の信明、左が甥の靖忠君。仲良くやっているようですので安心です。

龍笛部会。鶏徳と皇麞急の細かいところのチェックで、一人ずつ吹きました。

龍笛部会初心者部門。途中から参加の方や、篳篥から龍笛に移籍された方など、丁寧に指導しますので、初心者の方もご遠慮なくお仲間に入れますよ。

田んぼにオタマジャクシ、生息。

禰宜です。御田植え祭以降も、毎日田んぼを眺めるのが日課となりまして、待望のおたまじゃくしが泳ぐようになりました。

黒い点々が見えるでしょうか、これがオタマジャクシです。近寄ると危険を察知するのか、逃げ回ります。

まだ小さいです。透き通って見えます。

最近のデジカメは良く写るので、オタマジャクシの姿がよくわかりますね。

御田植え祭に参加してくれた子供達にも見に来て欲しいので、近々「田んぼ学校観察日記」を作成して届けがてらお知らせします。たまに見に来て色々な変化を感じて欲しいですね。

新庄小学校3年生が地域社会の校外授業に来てくれました。

禰宜です。毎年のことですが6月11、12、13日と3日間に渡り、新庄小学校3年生が新川神社に来て色々と学んでいきました。一クラス30名でクラスごとに分かれて来てくれましたので、細かい話が出来たと思います。

新川神社の歴史を学ぶ事は新庄町の歴史、自然災害、常願寺川の洪水を如何に克服してきたか、また今も続いているのかと言うことを学ぶ事になります。折しも平成28年には「新庄御鎮座400年記念事業」を控えていますのでその意義を子供達に伝えられる機会を与えて戴けることに大変感謝をしております。また、いつも東日本大震災のボランティアで東北地方の現状を直に見てきた体験談もします。洪水の後、津波の後の環境汚染、へどろの臭いやばい菌の繁殖など、普段テレビなどから感じられない「臭い」とその復旧に拘わる努力を子供達にイメージしてもらい、新庄町もそういった苦難を乗り越えて現在の平和があるんだよ、ということを一番の目的として、伝えたいこととしてお話ししました。重い話ですが、最初の導入部分は軽快に入っていきます。

先ず私の話の最初の掴みは「神社の拝礼作法の解説」を持ってきます。大人子供問わずほとんどの人が興味津々なのが「いい音で柏手を打つコツ」です。実際に手を打ちながら「なぜ神主の拍手はいい音がするのかその奥義を伝授します」、とやるわけです。これをやると、大概「掴みはオッケー」です。ですがこちらは手を打つことに関しましてはプロですから、デモ演技でミスると立場無いです。自分で自分の首を締めることに成りかねないので、諸刃の剣でもあります。

秘伝を伝えた直後、みんな人の話もそっちのけであちこち気の趣くままに手を叩きだして「あーでもないこーでもない」とやりだします。

こうなると収集がつかなくなりますが、いい加減のところで切りをあげて正式に拝礼しますとこれが皆さん、いい音で鳴るんですよ。しかも音が揃ってますし。すばらしい。

そしてテクニック的にいい音を出せば良いのでは無くてなによりも真剣に、そして真っ直ぐな祈りの気持ち、祝福する心が大事だと言葉を添えます。明るく清みきった手を打つ音には運気を開く力があるんですよ、ということを伝えます。古今東西、拍手されて喜ばない人はいませんからね。気持ちをアゲアゲにするには「拍手」ですよ。神様が喜ぶことを思いながら生きていく、自分の気持ちも前向きに上げて生きていく、それが神道の祈りかも知れませんね。

みんな、いい音で鳴らせるようになりました。古今東西、祈りの作法は色々ありますが、「手を打つ」のは日本の神道だけです。ここが日本の独自性、オリジナリティです。魏志倭人伝に記述があります。

「掴みはオッケー」なところで、今度は子供心を「わしづかみ」にするコンテンツを繰り出します。

「新川神社の秘密、新川神社にはドラゴンボールが隠されておるがやじゃ!」

「えーどこけー?」というこちらの期待通りの反応の子もいますが、近頃はメジャーになってしまいましたので、半数以上は「あそこー」と指を指していました。少しずつ伝播してきたのは嬉しい反面、なんかマニアック度が薄らいできたのはなんとなく寂しかったりします。

質問の内容は「新川神社の語源」「狛犬のこと」「どべの語源」「どべは何者か」「御神輿の中に入れる箱のような物は何か」「新川神社の最初に出来たときの話」など色々ですが、小学3年生が理解できる内容を簡潔にしゃべるのは何回話してみても難しいですが、少しずつ磨きをかけていきたいとおもいます。

ドラゴンボール、「龍の珠」の在処は小学生の間では知れ渡ってしまっているようです、最近は。

「龍の珠」は木彫りの龍があごの下に隠し持っていますので、拝殿に昇殿しないと見えない場所にあります。どうすか、この無防備な顔。新川神社の龍はどべと並んで人気者です。

それでは「龍は何者か?」「なぜ龍は水神なのか」「龍は実在する?」「こいのぼりと龍」などなぜ新川神社の拝殿に大きな木彫りの龍が掲げられているのか、洪水の自然災害と闘ってきた新庄町の先祖達の苦労と、人々が平穏な日々であるように祈りを捧げてきた歴史を伝えます。

話をしながら子供の表情を観察したりしますが真剣な眼差しを感じれば多分伝わっているような気がします。

午前9時30分から11時まで、1時間半真剣勝負、3日間終了。

田んぼ学校 御田植え祭斎行しました。其の参

禰宜です。早速ですが続きです。

先ずは田男・早乙女の10名だけで田植え式をします。先ずは練習。

次にいよいよ本番、ということで雅楽の越殿楽に合わせて太鼓が鳴れば一同一斉に植えます。

足を田んぼに取られながらも進んでいきます。

泥の中に咲く蓮の花のように、田んぼに花を添えます。思い切って衣装を作って良かったです。特注品ですから。

10回ほど雅楽の太鼓に合わせた後は参加者児童も加わって田植えです。みんなこけずにやってます。

田んぼが広くないので初回は子供達だけで植えてみました。

ほんとに、「女の子らしい」植え方ですね。

泥の中に小さな緑が増えていきます。

やはり子供の作業ですし、途中で中抜けしている枡がちらほらあるようです。

そこでマイスター登場。抜けているところに植えていきます。

気替えが終われば昼食です。お米は宮総代の上坂健治さんより提供戴きました。ありがとうございました。

昼食後には神社庁の神主さんから「お米のクイズ大会」をやってもらいました。

答えは4つの中からの選択式で、正解者にはうまいん棒が当たります。

みんな、ただで貰える物に関しては必死になります。

なかなか難しい問題もあり、そのつ都度わかりやすくお米に関する歴史や我々日本人がお米を大切にしてきたことをさとしておられました。稲作を中心にして国づくりをしてきたから今日の日本の国の発展があるんですね。

と、いうことで3回に分けてご報告してきました。私自身、毎日毎朝、自然と田んぼを見に行くのが楽しみです。皆さんもちょくちょく見に来て下さい。

「田んぼ学校」開校のご案内、参加者募集

連ちゃんで報告です。富山県神社庁教化委員会・新川神社主催の「田んぼ学校」、遂に本年より開校します。

長年の希望が形になり、嬉しい限りです。取り急ぎ参加要項をアップしますので、是非ともご参加下さい。

新川神社「田んぼ学校」参加要項PDF

新川神社田んぼ学校開校 参加者募集

田んぼ学校については「日本文化興隆財団」が広めている活動ですので、下記HPが詳しいのでご参考にアクセスしてみて下さい。

http://www.nihonbunka.or.jp/tanbo/index.html

まずはご案内まで。

 

 

 

 

 

4月13日鷹乃羽雅楽会温習報告

禰宜です。桜もはらはらと散りゆく頃ですが今日は気持ちの良い1日でした。
まだ朝晩は寒いのでけっこう桜も長持ちしたような気がします。
今日もうぐいす、元気に鳴いています。毎年来てくれるので嬉しいです。
毎朝、うぐいすの鳴き声で起きます。午前5時半前後ですかね、私たちは2階で寝ていますので部屋の窓際に杏子の樹があるのですがそこに留まって至近距離で鳴かれるとかなりの音量です。そういえば雅楽の曲で鶯の曲があったなと思い出しました。春鶯囀颯踏(しゅんのうでんのさっとう)という曲で、一度宮内庁の楽師さんから習った痕跡が譜面にありますが、三管で合奏したことはありませんのでどんな曲か聞いてみました。笙だけで吹いてもどんな曲か、わかんないんですよ。曲名が表すとおり、春に鶯がさえずる様を曲にしたと伝わっています。穏やかな中にも華やかな感じの曲が連想されます。龍笛の音は鶯の声に似ているのですが、雅楽の方が全然優雅。本物の鶯は結構速いパッセージで鳴きますからね。昔の鶯は優雅に鳴いたんでしょうか。今度うちのうぐいすに聞かせてみますか。

今回は少なめの出席でしたので、細かいところをみっちりお伝えできました。平調音取と越殿楽を一人ずつ吹いてもらって、今回は手移り、後打ちをお伝えしました。

チビッコももう中学一年生と小学六年生。よっちゃんの手も久しぶりに見ると大きくなっていました。

篳篥部会。今回は2時間管別温習です。課題曲は鶏徳と皇麞急。

私は写真でしか見られませんので、合奏が楽しみです。

龍笛部会。音が鳴る組と初心者に分かれて温習しています。

舩木家座敷では初心者の指導部屋です。今回はマンツーマン。でも本来は師匠と弟子は膝をつき合わせて伝授するものなので、充実した指導方法です。何しろ、逃げ場がないですから。今回の講師は高瀬神社の辻林秀嗣講師。藤井秀嗣講師と同名ですので、「ダブル秀嗣」で龍笛部会をご指導いただきました。

田んぼ学校、準備着々進行中。田植え5月25日(日)に決定。

禰宜です。さて、連ちゃんでブログアップです。早朝にカタカタとキーボードを叩いていますと鶯が鳴き始めて、カラスやら小鳥のさえずりやら、空が白々と明けていきます。やはり夜明け前が一番落ち着いて仕事が出来ます。このHP作るときも毎日午前3時に起きて午後10時前に寝てましたから。

と、いうことで去る4月5日、新川神社の宮総代さん達の勤労奉仕を戴きまして、神饌田を耕しました。

実は昨年の9月に神社本殿南側の田んぼ770坪(舩木家所有地)は新川神社の境内として使用いただきたく提供いたしまして、今後新川神社400年記念事業奉賛会の記念事業として開発されていきます。

具体的な計画は今後専門委員会を通じて検討されていきますのでまた未定です。ただ、私のたっての希望で少しでも良いから神饌田、神様にお供えするお米を作る御田だけは残していただきたいとお願いしまして、昔から農耕をしていただいていた吉田榮一さん、田添啓一さんたちに色々と知恵をいただきながら、場所を決めました。猫の額ほどのかわいらしい三角形の田んぼですが、子供達が手植えをして稲刈りするには良い感じだと思います。

開墾作業にご尽力いただきました吉田榮一さん、田添啓一さんを始めとする田添茂信総代会長、寺井幸夫会計、浦田宗四郎様、飯野寛正様ほんとうに有り難うございました。私も一緒に作業をさせて戴きたかったのですが、春祭りで大沢野の猪谷方面に行っていましたので残念です。

開墾するまえの御田地。草、ぼうぼう。

開墾中。昔は鍬と鋤でやったのでしょうが、今はユンボで。

開墾後の神饌田。まだ仕上げの作業があるそうです。

それと、昨日、早乙女の衣装を「田んぼ学校」を広めている日本文化興隆財団から一着お借りして、同じ物を作ることにしました。神饌田ならではの紅白で清楚な感じの衣装です。田んぼに華やかさを演出してくれる大事な衣装ですので、お金はかかりますがこういうことには妥協せずにきちんと用意させて戴きたいと私は考えています。神様にお仕えする人の衣装ですからね。神職の装束と一緒ですよ。

(田んぼ学校HP)

http://www.nihonbunka.or.jp/tanbo/index.html

早乙女衣装。巫女さんみたいな衣装です。楽しみです。

第六回お宮で飲もう会開催。

満員御礼。

新規参加者も多く、毎回自己紹介が楽しみです。

禰宜です。桜、満開ですね。連日春祭りと会合の連続でなかなか書けませんでした。4月4日金曜日、お宮で飲もう会も第六回目やりました。禊錬成会を入れると7回目ですか。ついに社務所一杯にすし詰め状態になるくらいに集まっていただきました。ありがたいことです。小川代表を始め、参加いただいた方々がそれぞれに新しい人を連れてきていただいて広がっていますので良い感じです。今回は最初の30分間を「神道のはなし」をしようということで準備していたのですが、想定外の多人数と場の雰囲気(大量の酒瓶と酒肴)を目の当たりにしますと場違いなような気がしまして、つい気が引けて堅い話は引っ込めてしまったのですが、あとから「なんで神道の話せんかったん?」と言っていただいた方もいらっしゃいましたので、ありゃりゃでした、すいません。(-。-;)
次回からは公民館をお借りしてちゃんとやります。あと、酒飲みながらみなさんとお話しをしていますと、地域との繋がりとか伝統文化とかに対する熱い眼差しを感じられました。「子供が産まれて成長してきて、子供に自分の国の伝統・文化を伝えなきゃいけないと思ったときに自分があまりにも無知だったので、これではいかん、と思ったので、今後色々と伝えていただいて、それを子供に伝えたいんです」というしっかりとした方もいらっしゃいますので、日本はこれからもまだまだいけまっせ。

こんな雰囲気ですので、なかなか神道の話は切り出せませんでした。(-。-;)

それにしても今回も飲みました。いや〜、想定外の人数でしたのでビールがあっという間に全部売り切れてしまいましたし、酒肴もすべて完食でございました。物足りなかった方、ごめんなさいね。次回は増やしておきます。ですが、準備した方は完食、完飲いただけますと気持ちいいですな。
今回は、ビデオプロジェクターにてケーブルテレビ富山さんが取材していただいた「みそぎ・鎮魂錬成会」の映像と、当日の写真をスライドショーで鑑賞しました。やはり寒い中に一肌脱いだ経験。これが良い酒の肴になります。「みそぎ」という共有した経験があったので、良かったと思います。「お宮で飲もう会」の神髄は実はここにあるような気がします。何も無しに酒飲むより、なんかしてからの方が盛り上がりますし。

なんか、倉庫みたいなところですし詰め状態です。ですが意外にこの近い距離が良かったりして。毎回必ず女性が参加しているのもお宮で飲もう会の特色です。毎回増えています。

また、今回4月19日の春祭りに「お宮で飲もう会」の方にも御神輿担ぎのお手伝いをお願いいたしました。今年は土曜日ということで若い方々も参加いただきたいと思いましてお願いいたしましたところ、約10名の方が参加していただけることになりました。有り難いことです。
今回は御輿に車輪を付けて曳く形式ですが、400年祭までには一部分でも良いですし、宮入の時だけでも良いですが、やはり御輿は若衆が「担いで」そして「揺さぶって」いただきたいと思います。御輿に鎮まる御神霊を若衆が揺さぶる「振り魂」が大事なんです、御輿を揺さぶる事によって神様の神威が高まるから。みんなでみこしを担いで「わっしょい、わっしょい」やってまたみなさんと酒飲める日が来ることを待ち望んでいます。今年はそれの下見だと思ってください。

 

第六回お宮で飲もう会開催のご案内

おひさです、禰宜です。日替わりで冬と夏が来ておりますが、皆さん対応出来てますかね。

私は1月に20日間ほどなが〜い風邪をひいてからというもの、寒中禊で邪気を祓ったせいか、元気です。

やはり強力ですな、禊ぎ祓いは。さて、早くも次の「お宮で飲もう会」のご案内です。

皆さん、お誘い合わせでどうぞ。一回来られれば常連ですので次の参加には誰かを誘って戴きたいと思います。

今回は新年度ということで飲み会の前に30分ほど、私が神道の話をさせていただきます、酔う前に。酔うとあじゃあじゃに成りますんで。

なるべく皆さんのリクエストにお応えできるようなコンテンツにしようと思います。今回は初回ですので、先ずはお題目としましては「みそぎ祓い」「みこし」についてお話ししたいと思います。2月1日にみそぎに参加された方は、その作法の意味合いがご理解できると思います。みこしも本来は若衆が担いで「わっしょい、わっしょい」とやるのが本義であります、その意味をお伝えできればと思います。「鎮魂・魂振」の意味がわかると、色々な意味でいろんな事が納得できて繋がっていくと思います。

大勢のご参加をお待ちいたしております。初めての方も大丈夫です。お気軽にどうぞ。

飲んで語るだけじゃなにも実現しないけれども、飲んで夢を語ることから始まる事は多い。

PDFファイル DL  第6回お宮で飲もう会HPご案内

寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会ご報告。其の壱

参進:写真提供:武部国政様

写真提供:武部国政様

写真提供:武部国政様

写真提供:武部国政様

写真提供:武部国政様

写真提供:武部国政様

禰宜です。色々と書きたいことがありますが、今日は色々とありましたので、とりあえず今日は同級生の武部君提供の写真をもってご報告いたします。武部君、ありがとう。この後も報告は続きます。いや〜良かったですよ、本当に。小川代表を始め、参加いただきましたみなさん、本当にありがとうございました。小川代表の言葉の通り、みそぎをやると兄弟になれますね。おかげさまで風邪、治りました。皆さんに感謝いたします。お手伝いいただいた飲もう会の皆さん、有り難うございました。新庄のタイガーウッズさん、準備から後片付けまでお気遣いありがとうございました。ギャラリーからは「毎年やってほしい♡」だそうです。明日から走り込みと筋トレをしたいと思います。では。

お宮さんを描く写生大会結果発表

禰宜です。連ちゃんでアップです。毎度の事ながら新川神社の写生会参加者、人数は多くないのですが、しっかりしています。参加点数10点の内、入賞9点ですよ、なんと九割。四天王入りや金賞はありませんが入賞率が高いところは素晴らしいです。今回一般の部で昨年に引き続き参加の春日さん、本年から表彰されるということで早速、「審査員特別賞」を受賞されました。一般の参加者は多くは無いのですがこれもやはりだれでも当たるものではなくて、選考された結果です。みなさんおめでとうございました。来年も是非多数のご参加お待ちいたしております。トイレや水場は社務所をご利用いただけます。ご休憩にも使えますのでご利用の際は舩木神主家まで一声かけてください。勿論、無料です。作品は後日、新川神社美術館にも展示いたします。

銀賞 新庄小学校5年 新村奈都美

銀賞 新庄小学校6年 舩木信直

銀賞 新庄小学校 6年 馬場南帆

銅賞 新庄小学校4年 馬場咲帆

銅賞 新庄小学校4年 春日一将

銅賞 新庄小学校5年 細川 更

銅賞 新庄小学校6年 丸本 悠

銅賞 新庄小学校1年 新村千晶

新庄小学校1年 春日咲重