日別アーカイブ: 2013年7月25日

7月24日第3回古事記に親しむ富山中巻下巻完全読破編夜の部ご報告

さて、本日2発目のブログアップです。昨日、古事記読みました。前回1名、今回2名の初参加を得まして大変有り難いことです。古事記にこめられた「やまとごころ」を広めるためにやっていますので、少しずつでも増えていけば良いと思います。場所は狭いですけれども、いざとなれば公民館を借りることになるかもしれませんが、いずれいまの古い社務所を参集殿に建て替えることが出来れば、もっともっと多くの人をお誘いできるんですがね。ということで、今回は素読のページが多くてけっこうきつかったかも知れません。系譜が多いところでしたから。最初に神武天皇御即位の場所の復習と、前回お伝えできなかった日本書紀に見える神武天皇「即位建都の詔」にみる道義国家日本建国の理念、即位建都の詔を原文で紹介しました。口語訳もお渡ししましたが、やはり原文の方が荘厳で重みが感じられます。古事記では「さらっ」としているところですので、日本書紀を見まして日本建国の原点を確認しました。また、綏靖天皇から孝霊天皇まで素読しました。旧事、いわゆる昔物語が無くて帝紀のみの部分で、一見資料的な部分でありますが、古事記編纂の目的としては大事なところです。各氏族の源流が伝えられているところですので。興味ぶかいのは倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめ)が系譜に出てくること、また富山ゆかりの「高志の利波臣」の系譜が記されているところです。この2カ所だけでも30分は話題に出来ます。「欠史八代」なんぞと昔から云われているようですが、巷の話は話として受け止めて、古事記原文を素読することによって本質的なことは何か、何を古事記は伝えようとしているのか、自分自身で感じていただいて、自分自身の感性で判断する事の方が楽しいですよ。他人から借り物の理屈より、ありのままの原本に親しむ「自らの経験」の方をお薦めします。是非興味のあられる方は経験していただきたいです。

 

 

 

 

7月21日鷹乃羽雅楽会温習ご報告・8月4日は休講です。

禰宜です。朝の5時ですが夏場は早起きが良いですね。落ち着いて書けます。夜明け前の朝に濃いめの珈琲は欠かせません。私はスタバのDarkオンリーです。深煎りの奴のことですね。珈琲は酸っぱいのは苦手なんです。がつん、とくる苦い奴が好みです。エスプレッソも好きですし、スマトラやドラゴンなどクセのある物が好きです。くせ者ですから。この夏は古事記に親しむと山と鷹乃羽雅楽会の専用ページも作りたいので、早寝早起きをして原稿を書きたいと思います。

と、いうことで遅くなりましたが温習のご報告です。

今回は後半の30分だけ合同演奏をいたしました。各管はそれぞれに課題曲を演奏します。笙は音取り、越殿楽を正式に吹きまして、演奏力を高める練習をしました。音取りを各自に吹いていただくと、調律が高かったり、特定の竹が鳴らなかったり、色々気づくことがありまして、今回はリード部分の構造解説をいたしました。私自身、調律は出来ないのですが、どのような構造で音が鳴っているのか、音が鳴る簧が開く事をイメージして息づかいをすることにより、楽器と一体化するイメージで演奏するようにしています。笙吹きは本当は調律が自分で出来て一人前ですので、私自身まだまだ修行が足りませんな。いつか挑戦せねばならない壁です。

篳篥、龍笛もそれぞれ温習いたしましたが、内容は聞き忘れてしまいました。合奏は越殿楽を正式に演奏いたしました。

温習の最後に鷹乃羽雅楽会の「楽道の心得」を改めてご紹介をしました。次回8月4日は休講になりますのでしばらくの間自己練習するに当たり、精神的な「みちしるべ」にしていただきたくお伝えしました。

これは私がたまたま見つけた後白河法皇が梁塵秘抄口伝集(りょうじんひしょうくでんしゅう)より雅楽を志す人への心得を諭された部分を5箇条に抜粋した物です。私自身、目標としています。

PDFファイル  楽道の心得

今回篳篥のメイン講師は栂野講師。

小学2年で音が出ればたいしたもんやぞ、と第三者は思うのですが、親は厳しい。

龍笛は人数が多いので二手に分かれて細かく練習していきます。

今から考えますと、この公民館ぐらいの広さの建物がなかったら練習の場が間に合いませんでした。

蒸し暑い夜におぼろ月

笙は夏場は辛いです。暑くても笙は暖めなければいけませんからね。

音が鳴る簧(した)、リード部分の解説。

リード部分。シンプルなようにみえて、実は手の込んだ構造となっています。