禰宜です。今日は梅雨が明けたような爽やかな晴天ですね。ここ数日はカミナリや土砂降りでしたので、もうそろそろかなぁと思っていました。
7月13日から変更になりました温習会のご報告です。都合が悪くて参加できなかった方は、進み具合の参考にされて下さい。
ところで、鷹乃羽雅楽会の皆さんにも雅楽演奏でご協力戴いた「田んぼ学校」の早苗もすくすくと育ちまして大きくなりました。
幾分、丈が短かったり、混み合っている部分も見受けられますが、子供達の手植えの後がうかがうことが出来て、かえって微笑ましいです。
虫送りの季節にあたり、そういえば雅楽の曲で「虫除けの曲」があったことを思い出しました。「雅楽入門辞典」(柏書房)によりますと、「甘州(かんしゅう)」という曲だそうです。
中国のウルグル自治区と接する地域名だそうで、そこの湖に生えている甘竹が良い竹なのですが、根元に毒蛇や毒虫がいて人に害を与えるので収穫できなかったので、船を浮かべてこの曲を演奏したら、その音色が金翅鳥(きんしちょう:ガルーダとも。蛇を食する鷲や鷹、隼などの鳥か)の鳴き声に似ているため、毒蛇毒虫が近寄ることが出来なかった、という故事にちなんだ曲だそうです。なるほど、鷹乃羽雅楽会の音も超音波を発しているので効くかも知れません。よく、植物にモーツアルトを聴かせて生育を進める実験とかあるようですので、うちの神饌田は毎月二回、雅楽を聞いて育っているので成長は良いでしょう、多分。次回は8月3日です。熱い中ですが、皆さんのご参加をお待ちしております。イセヒカリにいい音を聞かせてやって下さい。
月別アーカイブ: 2014年7月
みこしかつぎ伝授講習会・納涼バーベキュー会開催ご案内
禰宜です、お久しぶりです。ようやく梅雨らしくなってきましたね。じっとしていても体調がすっきりしないような感じですが、私は雨の日は嫌いではありません。降るときに降らないと大変なことになりますからね。しばらく大和国の石上神宮に禊・鎮魂作法の錬成で籠もっておりました。昨年に続いて二回目でしたが、良いところです。色々と今までわからなかったことも明らかになりましたので良い修行の旅でした。
と、いうことで第八回お宮で飲もう会は、予てから計画していました「みこしかつぎ伝授講習会」の開催です。
ご案内ちらしPDF 第八回お宮で飲もう会ご案内PDF
400年記念大祭の目玉になる「旧儀の再興」です。
昔は若衆が担いでいたのですが、時代の流れと言いますか、担ぎ手の減少と、神輿渡御の範囲が広くなりましたので現在は車輪を付けて曳き廻しですが、せめて宮入の時だけでも車輪を外し、氏子の若衆が「わっしょい、わっしょい」と神輿を振って御神威を揺り動かす、神様の力を強くしてお宮に帰って戴く。これが大切な事では無かろうかと思うわけです。
今回、上市町鎮座・香積廣野神社宮司 二宮正幸先生を講師に、神輿担ぎの作法を伝授していただきます。ただ担げば良いという物では無くて、若衆の長の指示でみんなが心を一つにしないと神輿は上がりませんので、いろんな事を伝授して戴きたいと思います。われこそはと思われる方、奮ってご参加下さい。
講習会の後は、境内で懇親会を致します。昨年はスイカ割りをしまして大変盛り上がりました。ご家族でどうぞ。
「お宮さんを描く写生大会」募集中です。大人も参加できます。
募集要項PDF 第37回「お宮さんを描く写生大会」
禰宜です。さて恒例の富山県神社庁主催のお宮さんを描く写生大会のご案内です。
締め切りは7月31日ですのでご家族で参加されてみては如何でしょうか。
上手い、下手というよりは何かが伝わるような絵が、評価されているようです。
あらためて神社の境内で絵を描く事で、今まで気づかなかった事に気づいて戴ければ神様も喜ばれるのでは無いでしょうか。
水彩の水やトイレは社務所をご利用いただけます。使用する前に鳥居前の舩木神職家まで一言声を掛けてください。
参加された全作品は新川神社ホームページ「小学生のみなさんへ」の中にある「美術館」に展示されます。参考に見てみてください。
特別賞には伊勢神宮の旅行に招待されます。過去2名の児童が受賞しました。特別賞を受けられた2名の実物絵は神社の拝殿に掲げてあります。
本年も暑くて梅雨の過ごしにくい時期ですが、多数の参加をお待ちいたしております。
夏越の大祓、大勢のご参列ありがとうございました。其の弐。
夏越の大祓、大勢のご参列ありがとうございました。其の壱。
禰宜です。今日、7月1日は爽やかな気候でした。夏越の大祓の後日とあって、気分も爽やかにすごせました。
昨日は平日の午後5時からの式ということで、参加者は少ないかなぁと思いましたら、思いがけず例年並みの大勢のご参列を戴きまして本当に嬉しく思いました。
なんたって「国の大祓」ですから、一人でも多くの方々に清々しくなっていただくのが我々の使命です。ただ、神社の拝殿が狭くていつも皆さんお座り戴けないのが心苦しい限りです。
式の直前の4時30分くらいからパラパラと今にも泣き出しそうな雨雲から数滴雨が落ちましたが、ダメ元で天に向かって両手を挙げて「止まれ」と言いましたら本当に止みました。単なる偶然か、はたまた新川神社の龍神さんがご協力戴いたかはわかりませんが。それでは写真でご報告です。

大祓詞の宣読。参列者とのやりとりもあります。先ずは神主が「お集まりの皆さん、今から申し上げますことを聞いて下さいよ」と問いますと参列者が「おお〜」と答えてくれます。勿論、事前に解説して前振りとリハをしましてから本番に移ります。毎年恒例の流れですけど、なんか、良いですよね。参列者にもお祭りに参加戴けるような気がしますので。横文字で言いますと「コール・アンド・レスポンス」ですな。そういう意味で言いますと神道の祭りもブルースっぽいところがあります。

祓え津物の儀で清浄な布と麻を八つ裂きにして罪を贖う儀式です。破っているのは「晒し」です。近所の衣料品店で購入したのですが、ふと商品名を見ると「龍神晒」と書いてありました。きてますね、ナイス・ネーミング。