月別アーカイブ: 2014年11月

古事記に親しむ富山中下巻編、中巻まで読み終えました。

禰宜です。紅葉があでやかな日々です、一週間ぶりの更新です。さて、本年も古事記に親しむ富山中下巻編はずんずん読み進め、11月19日に夜の部、11月24日に昼の部を終えました。中巻最後の応神天皇の御代を読み終えて下巻に移りました。十六代仁徳天皇を少し読んで本年の講義は終了です。
次年度再会は夜の部が3月25日水曜日午後7時〜、昼の部が3月30日午後1時30分〜になります。冬場は雪や路面凍結で遠方から来られる方が危険ですのでお休みします。私たち神職も忙しいのですが、古事記はやはり落ち着いて読みたいと思いますので来春を楽しみにしましょう。
応神天皇の御代は仲哀天皇〜神功皇后〜から続きの物語りですので古事記の中でも長く語られた部分です。それだけ御業績や色々な逸話が入って面白いところでした。不思議な話や海外との交流が語られていて興味深く読むことが出来ました。下巻からは上巻、中巻などによく出てきた「高天原の神々」との交流がなくなってきます。つまり、現代の歴史に近い形で物語が進んでいきますので人間くささや情感がより感じられていくと思いますので、お楽しみに。

近況報告。篳篥初心者講習会開催。

久しぶりです、禰宜です。伊勢神宮、いってまいりました。13日から14日まで。富山は雨でしたが名古屋と伊勢は快晴。初日は名古屋のキリンビール工場見学(もちろん試飲付き)と名古屋市科学館に寄りました。特別展で「巨神兵、東京に現る」の特撮セットとメイキングムービーなど見てきました。もう少し時間があれば良かったんだけど。
そして翌日、外宮、内宮と御垣内参拝をして、イセヒカリを無事に奉納してきました。あとは11月26日、新川神社の収穫感謝祭並びに神宮大麻頒布祭に献納してから試しに炊いてみたいと思います。やはり伊勢の神様と新川神社にお供えしてからで無いと食べません。

皇大神宮・宇治橋前。快晴です。

さて、昨日は11月18日、鷹乃羽雅楽会の本隊の温習は終了したのですが、初心者向け講習を開催しました。
鷹乃羽雅楽会の龍笛部会から2名、新人2名と私めです。音が出るまで苦労すると思ったのですが、なんと皆さんぷ〜ぷ〜出ているではあ〜りませんか。
私の音が一番へしない屁みたいな音でした。ですが射水神社の田中天美講師からやさしく教えて貰い、越殿楽三行はとりあえずなぞった、みたいな感じです。
次回は11月28日です。午後7時。とりあえずはよかった、よかった。

篳篥女子。音出しクリアー。

イセヒカリ、お里帰り。

風呂上がりの禰宜です。明日は富山県神社庁富山支部主催の「第60回伊勢の神宮新穀感謝祭と麒麟麦酒工場見学」に参加します。というか、主催者側の世話人で参加します。
準備を終えて、とっとと寝る前のひとときです。朝出発が早いんで。
今回はそれだけでは無くて重要な任務があります。そう、田んぼ学校で皆さんに育てて戴いた「イセヒカリ」、これを天照大御神様にお供えしに行くことです。
皆さんにも一緒に参加して戴きたかったのですが、富山県神社庁として参拝する日付けが指定されているので(多分、全国から参宮されるので日時を振り分けておかないと伊勢市が大変なことになるから)、平日にはなかなか皆さん参加できませんよね。代表でお供えして参ります。
越の国で生まれた「コシヒカリ」が伊勢に嫁いで「イセヒカリ」になって、新川神社にて育ったイセヒカリが伊勢にお里帰りする、ということになりますかね。
味はどうなんでしょうか?いつかニュータイプになったりして。「こしいせひかり」ですかね、品種名は。

お里帰りを待つ新川神社「田んぼ学校」謹製のイセヒカリ。

平成26年鷹乃羽雅楽会温習終了

龍笛部会。久しぶりに藤井講師登場。いつもお忙しいところ有り難うございます。

初心者コースはマンツーマン。

篳篥部会。唱歌をみっちり唱います。

笙部会。今年初めてストーブを焚きました。

笙の手移りと後打ちを伝授します。越殿楽は結構たくさん出て行きますので、練習曲としては良いでしょう。

禰宜です。11月9日(日)、本年最後の温習会を終えました。篳篥の初心者コースが18日と28日を残していますが、全体練習としては終了です。次年度は3月からになります。スケジュールは決まりましたら会員に郵送します。HPにも上げますのでいつでもどなたでもチェックしていただけますので、見学なども歓迎いたしますので興味のあるかたはお気軽に覗いて見てください。一年間、参加者のみなさん熱心に取り組んでいただきまして誠にありがとうございました。また、講師のみなさんも本当に有り難うございました。これで2年かかりましたが課題曲の平調5曲は一通り学んだ事になります。これで一応、一区切りといいますか、ファーストシーズンを終えたんでしょうね。来年度からは平調5曲の精度を上げながら個人の力量の向上を目標にして、各管1名ずつでも聞かせることが出来るように演奏能力の向上をして行くことを目標としていければなぁと思います。課題曲は盤涉調5曲(越殿楽・白柱・竹林楽・千秋楽・蘇莫者破)、それと舞楽のリクエストもありますので蘭陵王も手を付けて行ければいいかなと思います。

また、毎回の受講料ですが、毎回500円のところ次年度から1,000円にさせて戴きたいと思います。

今後、継続して行くに際しまして細々とした諸経費や、演奏用の装束、引いては太鼓や琵琶、琴などの演奏活動に必要な備品も少しずつ揃えていきたいので何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

それでは来年の3月には元気な姿で再会しましょう。

追伸:笙の方は「洗い調律」で楽器メンテをしておきましょう。

 

 

田んぼ学校「しめ縄作りと イセヒカリ試食会」& 第九回お宮で飲もう会忘年会開催のご案内

田んぼ学校「しめ縄作りと イセヒカリ試食会」案内チラシ

新川神社田んぼ学校しめ縄作りとイセヒカリ試食会参加者募集

「第九回お宮で飲もう会忘年会開催のご案内」チラシ

第9回お宮で飲もう会ご案内

昼寝をしたので頭がクリアーな禰宜です。今日は七五三と地鎮祭、けっこう御祈祷は肉体的にはそんな重労働では無いのですが、気合いが入るんですかね?結構気疲れがするんだと思います。夕方、仮眠のつもりががっつり2時間も寝てしまいました。でもあれですね、キティちゃんっていうのは強力ですね。今日の七五三で3歳の女の子なのですがやはりお宮の雰囲気そのものが威圧感があって怖いらしく、太鼓を叩けば恐がり、お祓いすれば逃げまくり、祝詞をあげれば耳を塞がれてしまうような感じでした。お母さんに抱きついてコアラ状態。とても碁盤の儀で飛び降りるのも怖がって、せっかくおばあちゃんがカメラを構えて孫の飛び姿を撮ろうとされていたのですがあきらめざるを得ない状況です。3歳ですからいたしかたがないといえばそうなんですが。ただ、このままの調子だとこれでは玉串も出来そうに無いし、大人の皆さんがかわいそうだな、と思いまして「奥の手」を初めて使いました。お土産袋の中にある「キティちゃんシャボン玉」をチラ見せしながら、「○○ちゃ〜ん、これから神様にお参りだけど上手にお参りできたらご褒美があるからね〜」で、態度が豹変。目が輝きました。それからというもの別人の様に素直に玉串拝礼をこなし、碁盤の儀も再挑戦、元気よく飛び降りてくれました。さすが、キティちゃん。子供の心をわしづかみ。

と、いうことで今日のご案内はいよいよお約束通りの「しめ縄作りと イセヒカリ試食会」と「第九回お宮で飲もう会忘年会」のご案内です。
今年初めて開墾した神饌田での初収穫です。田植えから稲刈りまでして戴いた子供達や父兄の方々、田んぼの開墾からお世話まで戴いた総代会の皆さんをお招きしましてイセヒカリをおにぎりにしてみんなで食べたいと思います。おにぎりの味付けもそれぞれに選んで自作してもらう企画にしようと思います。ラップで握って塩おにぎりに海苔や、昆布。中身は定番の梅干しに昆布、鮭の身なんか選べるようにしたら楽しいでしょう。その前に、みんなで神社に掛ける「しめなわ」を編みたいと思います。
神社のしめ縄は左綯いですので普通の右綯いに慣れている人は戸惑うみたいですが、初めて綯う人は問題ないですね。伊勢の神様の力と新川神社の神様の力がこもった、「ハイブリッド」なしめ縄です、これは強力ですよ。お土産用にみなさんのお家の玄関に飾るお正月のしめ飾りも作りましょう。皆さんが育てた稲の藁でみなさんが作ったしめ飾りは唯一無比の一品です。これが神道の根本を表す業だとおもいます。田植え、稲刈りに参加できなかったお子さん、ご家族、またはしめ縄を作りたい大人の方も大歓迎です。ご遠慮なく。

そして同日の晩には本年、大活躍の活動をしてくれました「お宮で飲もう会」の忘年会です。今年はすごかったですよ。
2月の禊ぎと鎮魂錬成会、4月は春祭りの神輿巡行奉仕、6月は初めての「神道講座」を開催。8月はバーベキューとみこし担ぎ講習会が雨天延期で10月に開催。
コンスタントに2ヶ月に1回、懇親を重ねていきながら少しづつ神社のお手伝いをいただけましたのでこんなに良いことは無いですよ。
今年を振り返りながら、来年、そして再来年に迎える新庄御鎮座400年記念事業の神賑わいのアイデアをお話ししていきたいです。

近況ご報告。

こんちは、元気いっぱいの禰宜です。
いやー、遂に夢と希望が現実化していくこの頃ですので充実感たっぷりです。つい、仕事に追われているんですが、この幸せを味わう時間は人生の中で短いのだから大切にしたいと思います。
あまりこのブログでは書いてこなかったのですが、目下私の最重要事項は平成28年に迎える「新庄御鎮座400年記念事業奉賛会」の境内整備事業の一部である「参集殿」の計画の具体化です。まだ正式契約前ですのでなかなか詳細はお伝えできないので歯がゆいのですが、良い感じで計画は進んでいますよ。ただ、もう一踏ん張り、前向きに進めていきたいことがありますので、その時は皆さんのご協力をお願いいたします。

トンネルを潜り抜けると出口です。明るい未来が約束されているかいないか確信がなくても潜り抜ける勇気を持てれば良いんですよ、と自分に言い聞かせる。