令和2年6月16日新庄新町・橋宮神明社田祭りに鷹乃羽雅楽会奉仕。

宮司です。引き続き6月の出来事のご報告です。
新川神社の隣町の新庄新町の田祭りに雅楽演奏を加えてほしいというご要望により、鷹乃羽雅楽会が奉仕いたしました。昨年11月の最後の練習以降は新型コロナウィルス蔓延のため練習はできていませんでしたが、今回は川嶋広報部長にデビューしていただこうということでいつもの無茶ブリにも関わらず、初舞台を立派に演奏されました。
初めて人前で演奏するのに加えて今回は「道楽(みちがく)」という神社まで参進する間、雅楽を演奏しながら導いていただくという、いわゆる「流し」ですね。これも初体験ということでしたがチャレンジしていただきました。歩きながら演奏するということは譜面が見れないので暗譜していないといけないわけですが、事前に歩きながら吹く練習もしていただきましたので、大丈夫。
歩きながら吹く、というのは端から見ている以上に大変な作業でして、演奏に必要な酸素が歩く運動に持って行かれますので酸欠に陥りやすくなります。ですから、吹き方を省エネ化して呼吸の配分をしなければいけないという事も出てきます。

この「田祭り」は田植えが終わった後の一段落のお祭りで、お宮の参道に灯籠が吊り下げられ、氏子のみなさんが思い思いの絵や書を描いて奉納されます。
例年ですと直会で皆さんとお酒を飲んで盛り上がるところなのですが今回は中止でおとなしく解散ですが、雅楽演奏で少しでもいつもと違うプレミアムな夕べになったのではないかと思います。