令和4年 みやび音楽祭 開催

お久しぶりですが皆さん、お元気でしょうか?宮司です。
7月、8月とご無沙汰しておりましたが、3年ぶりの富山県神社庁主催の神社イベントの開催が間近になって参りました。

今回は富山県神社庁雅楽部の演奏が5回分あります。丸2年間のブランクは大きいですし、しかもコロナ禍で対面での練習もままならない現状ですが、初心に返ったつもりで精一杯楽しんで演奏したいと思います。

宮司の出番は5回とも有りまして、楽琵琶と鳳笙と舞楽・蘭陵王を舞います。
毎朝、参集殿で朝練しております。特に舞楽は体が自然と楽に併せて動く段階まで引き上げておかないとダメなので、筋肉痛を重ねながら過ごしております。

細かいところは失念していたりしましたが、意外と体に染みついている感じも残っていましたので本番には良いコンディションで臨みたいと思います。

実は演奏以上に練習して置く必要があるのが「楽琵琶の調弦」です。
本来ですと1ステージに違う調の曲はやらないのが雅楽の掟なのですが、富山県神社庁雅楽部においては掟破りで演奏せざるを得ない状況があり、面前調弦という隠し芸みたいなことをやらざるを得ないのです。F1グランプリでタイヤ交換とガソリン補給のタイムを競うようなもんです。このあたりが一番難関で、如何にスマートに、確実に、そして短時間で正確に調弦できるか?が私的には一番の見所では無いでしょうか。F1のピットクルーのように素早い芸当を目指して頑張ります。