禰宜です。間が空きましたが神仏かふぇ同日に行われた温習会のご報告です。
笙部会第二期生は越殿楽・五常楽の唱歌と、平調の音取り、気替えのレクチャーでした。平調の音取りは結構、指が大きく移動しますので難易度が高い方です。まだ、どの竹がなんという竹か身体に入っていない時期ですが、繰り返すことによって身体にしみこませるようにする事が大事ですのでひたすら反復練習です。
他の間もそれぞれに音取りと2曲に取組中です。
さて、一期生は盤涉調の音取り、越殿楽、白柱の練習に加えて今回より「千秋楽」にも手をつけました。「千秋楽」と聞けば大相撲や歌舞伎の公演最終日の意味が今日では一般に馴染んでいますが、もとは雅楽の曲名から来てるということです。
宮内庁の楽師先生のお話ではおめでたいときに演奏する曲だ、ということで文字の語彙からも豊作を愛でる曲のような気がしますし、メロディも歌い上げるようなフレーズがありますのでなるほどな、と思いました。
次回からは10月9日の「町新庄祭騒動」の練習を開始します。曲は平調越殿楽と朝日舞です。打ち物も皆さんにしていただきますので各自打ち物譜面をご持参下さい。