9月15日日曜日14:00〜16:00、今回の会場は最勝寺で行われました。
神道の「鎮魂」と禅の「座禅」。これを一度に体験出来る場はそうないでしょう。多分古今東西通じて初めてじゃ無いでしょうか。
これには因縁がありまして。蜷川という地名に最勝寺はありますが、元々蜷川氏という武士氏族のお屋敷で有った場所だそうです。蜷川氏の菩提寺として建立されたそうですが、この蜷川氏の本姓が「宮道(みやじ)氏」で物部氏の嫡流に当たる氏族です。この物部氏が奈良県天理市鎮座の石上神宮に伝えてきた神道行法が「鎮魂作法」なのです。ですから最勝寺には宮道家の家系図が有り、邇藝速日命から物部氏になり宮道家の系譜が記されている中に、新川神社の御祭神である「大新川命」も記されているのです。大新川命は邇藝速日命から七世の孫で、物部を名乗る前の先祖に当たります。そこで物部の鎮魂作法を修することに不思議な御縁を感じるわけです。
我が国日本は神と仏とがあざなえる縄の如く表裏一体にして鎮護してきたことがわかります。
恒例のお茶は高橋太郎madeの「阿羅漢」と「月読」。それぞれ最勝寺と新川神社がイメージの和漢茶です。美味しいと評判が良いです。
お正月は新川神社の参集殿でも振る舞いますが、何処で買えるか?聞かれる程です。
恒例のお菓子は宮司セレクトの岩瀬の「大塚屋のどら焼き」とLA MAISON DE JUN ラ・メゾン ド ジュンの「お散歩コルネ」の二品。
大塚屋にお昼頃予約していたので取りに行きますと、観光客の列。みんなそれぞれ「どら焼き」を買って行かれるのでやはり人気商品なんですね。
JUNのスイーツも美味しいので良くお使い物に利用しますが、「お散歩コルネ」は近くの公園でお散歩しながら食べるみたいなコンセプト商品だそうです。メイプルの焼き菓子とメイプルのカスタードクリームが美味しい一品です。
珈琲は富山市荒川のMict(ミクト)さんの神仏かふぇ。ブレンド。最勝寺バージョンで前日より水出ししていただいたアイスコーヒーでおもてなしです。
カフェ、といいましてもメニューは無くて、一方的にこちらで準備した物を出すのですが、お茶も珈琲もオリジナルブレンドですので「神仏かふぇ。」ならではの味覚を味わって戴けます。
先ずは鎮魂作法から体験して戴きました。正式にやると1時間くらいかかりますのでほんの体験、という感じですが、座禅の「静」に対して鎮魂作法は「動」の修法です。
鎮魂といいますと「レクイエム」、故人の御霊鎮めのイメージがありますが石上神宮伝来の鎮魂作法は、魂を振り動かして波動を強くして臍下丹田に納める動作ですので動きを主体とした修法です。インナーマッスルを鍛えることによって体幹を強くするような感じですね。
そのあとに座禅を体験しました。時間の配分で両方ともそんなに長い時間ではありませんでしたが皆さんには返ってその方が良かったのでは無いかと思います。また日を改めて座禅の日やヨガなども最勝寺では定期的に行っているので参加されたら宜しいと思います。
〜いのりのかたち〜として神道の鎮魂作法、禅の座禅を体験して貰いましたが、みなさんに何かすこしでも印象に残るものを持ち帰って戴いていましたら幸いです。
最後には珈琲とスゥイーツを召し上がって戴きながらQ&Aの時間です。色々とご質問があり、何時もの如く、時間が過ぎてもお話しが続きました。