月別アーカイブ: 2016年3月

外構工事完了。

禰宜です。昨日は施工の(株)オリバーとの外構工事の確認と引き渡しの日でした。晴天に恵まれましてこだわりのガードパイプが入りました。
神社側の境内の外観を損なわないようにありきたりのガードパイプでは無くて自然に溶け込むような、シンプルなデザインを提供していただきました。
結果、正解ですね。写真では判りづらいと思いますのでお参りに来たときに眺めてください。
建築は理想とコストと安全性、耐久性のせめぎ合いです。何を優先するかはケースバイケースです。今回私は色々と条件を検討したあげく、担当者の意見を聞きながら最終的には心の声と言いましょうか、直感で決めてきました。甲乙つけがたく、悩んだときは一晩おいて神様に決断を委ねます。何かのタイミングで腑に落ちたら決断してきました。意外と上手くいったような気がします。良い経験をさせて戴きました。

新築参集殿での初仕事:祭礼旗墨書

禰宜です、連ちゃんでアップです。21日の清祓に続いていよいよ初仕事です。昨年の4月に祭礼旗が強風にて破れてしまいました。昭和46年に新調された物でしたので44年経っていましたのでこの際、400年の節目の年ですので宮司家で奉納する事としました。

以前の旗には「常例祭亥」の四文字。この年は亥年だからこの文字を選ばれたのでしょうから、今回は改めて言葉を選ぶことにしました。よく使われるのは漢文体の4文字か5文字の言葉で御神威を表す言葉や神徳を讃える文言が定番なのですが今回は新川神社独自の言葉にしたいと思い、そういえば以前、蔵から出てきた由緒の文書に「新川」の地名譚を表す言葉があったことを思い出しました。

「灑神山清流」

新川神社の神様のお告げ文の中に「神の山から清き流れが灑(そそ)ぐ」処を「新川」と号し、この地域の守護神となろう〜という物語りの部分です。神の山は勿論、立山の事で、清き流れは常願寺川の事だと思います。綺麗な言葉ですね。

今回揮毫いただいたのは黒田昌吾先生。

http://sho5kuroda.com/index.html

実は私が幼稚園から小学生まで習字を習っていた近所の上飯野在住の押田雪峰先生が数年前、闘病の末ご逝去されました。私の倅二人にもご指導戴けたので親子二代で師事出来たことを嬉しく思っていましたし、いよいよ400年を迎えるに当たり、色々と書いて貰う機会が多くなると思いまして楽しみにしていた矢先でした。本当に残念です。ですから、私がこだわったのは「押田雪峰先生に師事されたお弟子さん」に書いて戴きたかったのです。今回、良いご縁を戴きまして、大変力強く、新川神社独自の言葉と相まってむちゃくちゃかっこいい祭礼旗になりました。今年の春祭りが楽しみです。晴天をひたすら祈りながら過ごしていきたいと思います。

新築の参集殿での初仕事にふさわしい仕事が出来て良かったです。ちなみに「鷹乃羽雅楽会」の新しい文字も黒田昌吾先生によるものです。

 

 

3月21日、引っ越し前のお祓い

禰宜です。桜の芽も膨らんできてますが今朝、雪がパラパラ降りました。寒い日と暖かい日を繰り返しながら確実に春を迎えるわけですがようやくこの日を迎えました。

4月10日に正式な竣功祭をするのですが、予め引っ越しや、奉賛会の総会で使用するのと、祭礼旗に墨筆するのに広間を使うので参集殿の清祓式と神棚奉鎮祭を斎行いたしました。

4月10日には奉賛会役員と氏子さんが揃って参列されますが、今回は内々の神事と言うことで私のみの奉仕です。晴天に恵まれまして気持ちの良い1日でした。これから引っ越しをやわやわとやります。お陰様で毎日、朝起きるのが楽しいです。

参集殿、竣功間近。

禰宜です。只今、参集殿は駐車場のガードパイプと些少の手直しを残してほぼ完成状態です。

今は中の備品類を買いそろえているところです。よく家を建てた人が言いますが、細々とした物が何かとありまして予算外出費が目白押しです。なるほど、こういうことかと思いますが、この際来られた方が気持ちよく過ごして戴ける事を優先して泥よけマット、ゴミ箱一つ買うにしても、吟味に吟味を重ねております。皆さんからの御浄財ですので「生きたお金」の使い方を恒に心がけたいと思います。

4月10日、午後1時から竣功祭を斎行いたします。そのあと、午後4時まで内覧会を開催しますのでどなたでも見学して戴けます。おもてなしに鷹乃羽雅楽会が30分に一度、演奏をしてお迎えいたします。お誘い合わせの上どうぞお越し下さい。

新川神社PhotoBook平成27年度版奉納。

お久しぶりです、禰宜です。本日、川嶋広報部長から渾身の新川神社写真集第2弾の奉納を戴きました。ありがとうございました。素晴らしい仕上がりです。写真帳を見ていて感じましたのは単なる記録写真では無くて、春夏秋冬、狛犬や龍神、木々や自然の生き物たちの伊吹が感じられることです。毎日出勤しています私でさえも「こんな風景があったんだ」と思うショットが多数有り、再発見です。不思議なきのこや、なめくじさん、とんぼや木の実など、何気ない風景にも神気が宿っている事が感じられます。そしてそこに集う人たちの表情も多彩であらためて充実した日々を感じられました。走馬燈のように新川神社での日々が駆け巡ります。昔に比べて自然が日常生活から遠のいた感がありますが、この写真帳は文庫本サイズですので、いつも新川神社のフォース(神気)と共にありたい方には気軽に新川神社に思いを寄せて戴ける一品です。安価で出版できればいいんですけどね〜。希望者には閲覧して戴けますのでお知らせ下さい。では。

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