月別アーカイブ: 2015年4月

古事記に親しむ中下巻完全読破コース開催中。

禰宜です。ブログには久しぶりに報告しますが、古事記に親しむ中下巻完全読破コースも3月より再開、開催中です。

4月は昼の部が13日、夜の部が昨日22日におこなわれました。参加者も昼の部19名、夜の部12名と約30名の方々に参加戴いております。

お仕事でなかなか毎回都合が付かない方もいらっしゃる様ですが、古事記は意外に続き物の物語ですが、天皇の御代ごとに話の区切りがありますので、途中から読んでもそんなに訳がわからないと言うことは無いと思います。当然、最初から読んで流れがわかっている方がいいのですが、全巻読破に3年かかりますからね。途中からでもいいですから読んでみた方が良いでしょう。

本年で全巻読み終えましたら来年平成28年の新庄鎮座400年メモリアルイヤーには上巻から再スタートしますので、途中参加された方々はスターウォーズみたいにエピソードが時系列からさかのぼる事になりますが、それをエンドレスにやるつもりですので私のライフワークとして続けることができる限り続けていきたいと思います。

来年には新しい参集殿、神道道場が竣功しているので、椅子に座って快適な環境でもっと多くの方々にも参加戴ける環境になります。そうなれば、もっともっと多くのご参加をいただきまして古事記の言霊を鎮守の森から国中に響きわたるまで唱えていきたいと思います。

昼の部。参加者だんだん増えてきまして18名。満員です。

遠方からもご参加戴いておりまして恐縮です。

私自身、楽しんでやっていますので毎月この日を楽しみにしています。

今回は仁徳天皇の御代の最後の部分で、雁の卵の瑞祥では武内宿禰が御琴で歌を唱う場面、枯野という船で琴を作って、その音が素晴らしかったという「御琴」に関する吉兆話でしたので、神社庁の和琴(やまとごと・わごん)を借りてきてその音色をご紹介いたしました。今後も素読するだけでは無く、生史料の体験など、こういった実演も加えていきたいと考えています。

4月21日鷹乃羽雅楽会篳篥初級コース開催。

禰宜です。やはり歳ですね、疲れていないようで疲れが溜まっているようで、爆睡できます。

さて、篳篥初級コースも早6回目ですが、課題曲の内、三曲目の皇麞急(おうじょのきゅう)の最初から三行目まで伝授戴きました。

射水神社の田中天美権禰宜さんに丁寧克つ親切に教授を戴いています。篳篥は細かい演奏ニュアンスがあり、譜面では絶対に伝わらない部分がほとんどですので口伝の重要性が良くわかります。

その上、個人で楽器のコンディション、盧舌の調子に合わせて吹き方も変化させるということも教わりました。深すぎる。

篳篥は息を吹きに使うのに頬の筋肉が酷使されますので、途中で息を踏ん張れなくなります。これは吹き込んで熟れるしか無さそうです。

一人ずつチェックして貰います。

4月19日、新川神社の春祭りでみこし渡御を行いました。

禰宜です。本年は日曜日ということでご覧の通りの男前若衆+女子1名が神輿のお供をして戴きました。今回初参加の女子は地元新庄在住の方で今回初参加、全行程お供を戴きました、すごい。昨年も女子一名が参加して戴けましたので、この頃新川神社の神様もモテ期到来ですな。若衆はいつもお宮で飲もう会の面子が多く、寒中みそぎをした方も多いので何よりです。あいにく、午前11時頃から小雨が降り出し、午後はだんだんに強い雨と小雨を繰り返しながら結局みなさんずぶぬれでも最後までお勤め戴きました。その雨に濡れた姿が神々しくて私は神様に拝むと共に若衆を拝んでいました。午前8時30分から午後6時40分の10時間10分の荒行、お疲れ様でした。皆さんに神護あれ。

午前中はまだ曇り空で良かったんですが、天気予報は徐々に崩れる予報・・・

お昼頃から雨が降り出し、強弱を繰り返しながら神輿と若衆を清めます。寒中みそぎを経験している連中ですが、濡れている時間がはるかに長いので、体力消耗度は大きいと思います。

うちの若衆。いい響きだ〜、この言葉。これをいえるということは私もおっさんになったと云うことですが、縦糸を紡ぐという重要な立場にいる意味で言えば神主として歳を取るのも悪くないですな。アルペン会の「あしたねの森」の職員さんも参加協力して戴いております。有り難いです。ちらっと奥の方に女性が写っているのが近所の村田さん。素晴らしい。10時間10分歩きっぱなしですからね。

最後の宮入。みなさんお疲れ様でした。

 

 

御神輿カスタマイズとお宮で飲もう会

御神輿の登場。昭和40年前後から担ぐことは無く、車輪を付けるための板バネサスペンションユニットを装着させた様です。今日の目的はこれを40年以上経過した今、脱着させるミッションです。

禰宜です。今日は溜まりに溜まった報告をしたいと思います。やりたい仕事とやらなければならない仕事の狭間で、もうストレスが溜まるからやりたい仕事を優先していこうと思います。

エンジニア心をくすぶる足下あたり。板バネサスユニットの安全な脱着は可能か?

いよいよトライする為に車輪を付けることに。

ユニットを接合していたボルトが案の定経年変化で工具では外せない事態になり、ここで新生製作所の馬場代表登場、プロの業が導入。あらためて新庄町は役者が多いので繋がれば何でも出来ると思いました。

ユニットが外れた瞬間。ここまでは良いんですが、再度填める時が問題なんです。

ユニットが外れた場面。意外に扱いやすく移動は容易に出来ました。

今回40年以上ぶりに装着される「人力担ぎ用ユニット」のインストール。これで8名で曳く神輿から12名で担ぐ神輿にバージョンが変わります。

担いでみたらやはり楽勝!人数も4名多いですし、板バネユニットを外した重さは付けたままとは雲泥の差でした。これならいけます。

ただ、「振る」のはやはり心を合わせて勢いよくやならないと様にならないのでこのあたりは今後課題として取り組んでいきたいです。

この後、車輪軸に戻す作業でしたが、やはり難しかったです。ボルトの穴4本を同時に入れなければ入りませんので、明るいとき出ないと無理です。

 

第2回田んぼ学校開催のご案内

禰宜です、お久しぶりです。桜の季節は慌ただしくて本当にやりたい仕事にたどり着くまでにやらなければならない仕事に阻まれてしまう日々を如何にクリアするかで試行錯誤しております。
毎朝午前5時30分くらいから鶯が鳴いて起こしてくれます。毎年新川神社の境内に来てくれて、有り難いです。新川神社の境内はそんなに広くないですが、季節の変わり目の移り変わりが感じられる使者達がそれぞれに、それぞれの方法でそれを表現してくれています。先ずは紅梅、次に白梅、桜のつぼみが膨らみ始めると杏子の花が満開、桜が咲く頃には鶯が鳴き始め、おがたまの木のつぼみが膨らみます。4月19日の春祭りの頃にはカラスが巣作りで色々な物を境内に落としたり、手水舎に悪さをしでかします。
と、いうことで前置きが長くなりましたが、本年も昨年に引き続き「第2回田んぼ学校 お田植え祭」を開校いたします。
PDFもおいておきますのでダウンロードしてご利用ください。

申し込みは新川神社神職家:舩木まで「参加児童氏名・住所・学年・靴のサイズ・保護者氏名・携帯電話番号」をお知らせ下さい。

その他ご質問も承ります。 新川神社:舩木家☎・Fax  076-441-8186

平成26年度は5月25日で曇り空でした。

第2回 新川神社田ん ぼ 学 校 参 加 者 募 集

○お米はどこから来たの? ○どうして私たちはお米を食べるの?

○田んぼ学校でべんきょうしてみよう! ○実際にお米を作ってみよう!

5月16日(土)開校、『田植え』から『稲刈り』『しめ縄作り』を体験してみよう!

日時:平成27年5月16日(土)午前9時30分集合午後1時頃迄昼食付き・雨天決行

※注:田男(たおとこ)・早乙女(さおとめ)の集合時間は着替えと祭礼リハーサルの為、午前8時30分です。

場所:新川神社・第一町内公民館

内容:実際に田んぼに入って、手で苗を植える

参加対象:中学生以下(保護者もご参加下さい。)

持ち物:雨具、タオル、着替え、サンダル、田んぼに入るので動きやすい服装(ジャージなど)

その他:参加費無料・9月下旬に稲刈り予定。詳細はHPにて公開中http://niikawajinjya.com

(田男(たおとこ)・早乙女(さおとめ)について)参加申し込み者の中から小学校高学年以上、男子5名・女子5名には衣装を着て「御田植え祭」の祭典に奉仕して戴きます。(参加多数の場合、当方で選考します。)※保護者の方はご同伴いただき、衣装の着替え、昼食の賄いなどお手伝いご協力をお願いいたします。

(開催要項PDF)⇨H27新川神社田んぼ学校開校 参加者募集

 

未来の田男、早乙女達も参加。

 

 

 

 

3月31日、社務所・参集殿建築地鎮祭斎行。

禰宜です。晴天に恵まれ、紅白の梅が咲き、桜も咲き始めました。鶯も3月29日にもどってきてくれて早朝の境内で鳴いています。

春の兆しが毎日少しずつあるこの時期が一番好きです

昨日は待望の新社務所・参集殿の地鎮祭が執り行われました。感無量です。

顧みれば、10年前から社務所新築・境内整備事業の構想を、現在の宮総代の田添茂信さんと境内で掃除の合間に幾度となく語り合った日々を思い出します。将来的な展望を見据えて、境内の中にある建築物の理想的な位置関係、田んぼを境内地に転用する事に対して理解が得られるかどうか?とか、今日の地鎮祭にいたるまでの夢と意見を交わした日々が走馬燈のように思い出されます。

今日に至るまで、何度も何度も会議を起こしてご審議戴きました神社総代会、奉賛会の皆様には本当に感謝いたします。

正解が明確にわからない諸問題を手探りで進めてきた日々の積み重ねが今日の地鎮祭の礎となり、とこしえに固らかな地盤を支えてくれることを祈りました。我ながら満足のいく地鎮祭をご奉仕できた実感がありましたので、神様にちゃんと祈りは届いたのではないでしょうか。

先ず思ったのが、テントのでかさでしょうか。30名余裕で座れますし、今回は雅楽の生演奏もしますので大きさを心配していたのですが、問題ない大きさです。

準備オッケー。

今日の為に鷹乃羽雅楽会から3名ご奉仕戴きます。予めリハは27日に済ませてありますので今日は最終確認のみ。鳳笙:浦田安基氏(from伏木)・篳篥:桝山正敏氏(from地元・新園町)・龍笛:多賀令史氏(from伏木)。

先ずはお祓いの修祓。

祝詞奏上。今までの経緯を奏上申し上げました。私なりに気持ちを込めて奏上することができました。

敷地の清祓の儀。貫江会長にお供いただきまして、昔の田んぼを祓い清めます。

切り麻という紙吹雪が上手に撮れてますね。ちなみにカメラマンは事務局の浦田宗四郎氏によるものです。

施主、貫江奉賛会長によります刈り初めの儀

施工、(株)オリバー社長・小川博司氏の穿ち初め。

鎮め物埋納の儀

玉串拝礼。宮総代の田添茂信氏

最後に記念撮影。天候に恵まれた、爽やかな地鎮祭となりました。(株)オリバーの施工関係者の無事故・無災害を心よりお祈りいたします。