古事記に親しむ中下巻完全読破コース開催中。

禰宜です。ブログには久しぶりに報告しますが、古事記に親しむ中下巻完全読破コースも3月より再開、開催中です。

4月は昼の部が13日、夜の部が昨日22日におこなわれました。参加者も昼の部19名、夜の部12名と約30名の方々に参加戴いております。

お仕事でなかなか毎回都合が付かない方もいらっしゃる様ですが、古事記は意外に続き物の物語ですが、天皇の御代ごとに話の区切りがありますので、途中から読んでもそんなに訳がわからないと言うことは無いと思います。当然、最初から読んで流れがわかっている方がいいのですが、全巻読破に3年かかりますからね。途中からでもいいですから読んでみた方が良いでしょう。

本年で全巻読み終えましたら来年平成28年の新庄鎮座400年メモリアルイヤーには上巻から再スタートしますので、途中参加された方々はスターウォーズみたいにエピソードが時系列からさかのぼる事になりますが、それをエンドレスにやるつもりですので私のライフワークとして続けることができる限り続けていきたいと思います。

来年には新しい参集殿、神道道場が竣功しているので、椅子に座って快適な環境でもっと多くの方々にも参加戴ける環境になります。そうなれば、もっともっと多くのご参加をいただきまして古事記の言霊を鎮守の森から国中に響きわたるまで唱えていきたいと思います。

昼の部。参加者だんだん増えてきまして18名。満員です。

遠方からもご参加戴いておりまして恐縮です。

私自身、楽しんでやっていますので毎月この日を楽しみにしています。

今回は仁徳天皇の御代の最後の部分で、雁の卵の瑞祥では武内宿禰が御琴で歌を唱う場面、枯野という船で琴を作って、その音が素晴らしかったという「御琴」に関する吉兆話でしたので、神社庁の和琴(やまとごと・わごん)を借りてきてその音色をご紹介いたしました。今後も素読するだけでは無く、生史料の体験など、こういった実演も加えていきたいと考えています。