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令和元年12月21日 良楽のかれ〜なる落語会その1開催

宮司です。年の瀬も迫って参りましたね。今年最後のイベントのご報告を致します。
さて、新川神社参集殿初の落語会を開催致しました。なんと落語とカレーのコラボです。
いや〜、良かったです。しばらくはしめ縄を綯いながら動画サイトで演目の「芝浜」を色々なバージョンで見てました。いや、いいもんですね。特に年の瀬が迫った頃の設定の話ですので、主催者の城生さんの企画ばっちしです。

この企画は12月に入って間もない頃、新庄町に引っ越ししてこられた城生(じょうのう)さんが持ち込んだ企画でして、良楽師匠は四方神社の栂彦祭で何年も出演して戴いたご縁もありますし、城生さんのプレゼンが良かったんでしょうね。「カレーはコミュニケーション・ツールだ!」というコンセプトが妙に共感しまして。うちは「お宮で飲もう会」のコンセプトは「お酒はコミュニケーション・ツールだ!」ですからね、あくまでも。

急な企画でしたが、とりあえずやってみましょう、ということで口コミとSNSだけのプロモでしたが、約30名来場されたようです。

元々落語は神社や市など人が集まる処で行われた者で、私は古事記などを伝えた「語り部」の末裔のような役割を果たすお仕事で世の中に大事な事を口コミで伝える大事なお仕事だと考えています。

人間は生きていく上で「ものがたり」が必要だと、古事記を素読する会を続けているうちに感じて居ります。それがフィクションか、ノンフィクションかは、どうでもいいんです。人が人として気高く生きていく、そこには古より星の数程のものがたりがあり、文字や書物が無い頃からストーリーテーラーが居て伝わってきてます。今では本や映画、演劇など様々なジャンルの芸能になっているのですが、その核となる芸能ではないかと思います。

初めて「芝浜」を聞きましたが、感動しました。あとからジワジワくるのですね。あの後、お正月準備しながら動画サイトで色々な方の「芝浜」を聞きました。それぞれにびみょーな味付けがありまして、これが面白いですね。カレーに似てますね。スパイスの混ぜ方で色々なバリエーションを作れる、だけど本質は変わらない、みたいな。良楽師匠の「芝浜」、最高に良かったです。写真ご覧の通り、落語家は顔でもしゃべってますね。話の場面が浮かぶようです。

城生さんのスパイスカレー、美味しかったです。チキンがホロホロで、スパイスが癖になりそうな後味を醸し出します。おかわりしました。

是非「その2」も開催して戴きたいですね。今度は広くプロモしますんでお楽しみに!

市道新庄10号線拡幅工事着工

宮司です。昨年末に発行の社報「鷹乃羽」第10号にも報告しました市道新庄10号線の拡幅工事が12月3日から始まりました。予てより「新庄町の血栓」とも言われた道の狭さですが、新庄小学校の通学路ということもあり道の拡幅は地元の願いではありました。
その要望がある反面、此所を通らない人達にとっては全く関係の無いことでもあります。
たぶん、この道は私が産まれ育った実家の真ん前ですし、24時間此の場所を勤務先としていますので一番この部分の様子を知っている者だと思います。私の父と母を除いてですが。

人というのは好き勝手に風評を流すもので、「長年道が広がらないのは神社が反対しているからだ」とか、酷いのになりますと「神社を壊してでも道を広げろ」というのもありました。
此の場所には一人の老婦人が住んで居られました。たばこと荒物を扱う小店を商って居られました。近所と言うことでたばこを買ってあげたり、もらい物をお裾分けなどしておりました。
道を広げると言うことは誰かの土地を削ることになります。「神社を壊してでも道を広げろ」と発言した人は、もしかしたら「あいつの家を壊してでも道を広げろ」と思われている立場になったとき、どう感じるんでしょうか。

新川神社の神様は、「わしは気にしてないから、そんなに怒るな、気の毒やぞ」と言ってくれているような気もしますが、私はそれを聞いた日から「こんな暴言を吐く奴がひとりたりとも居なくなる新庄町」を創ることを強く決意しました。そしてそれはいつか必ず実現します。なぜなら私は怒った方がむちゃくちゃ仕事するんですよ。

令和元年12月8日第30回お宮で飲もう会

宮司です。昼間の田んぼ学校しめ縄作りとコシヒカリ試食会に続きまして「お宮で飲もう会」。
しかも記念すべき第30回を迎える日となりました。
昼から夜までと準備も段取りも一日でやりますので大変といえば大変ですが、神饌田のおにぎりを大勢の方に振る舞うことを考えると一日通じての開催でないとかえって手間が増えますし、全て一日に集約した方が日程的にも準備も後片付けも一度ですみますので、毎年12月の第1日曜日に開催しております。

今回は記念すべき30回目ということで、何かプレミアムな事をしたいなぁと思い、とりあえず案内チラシには「なにかいいことあるかも」と文字だけ入れておきまして、後から何にしようか?と考えておりました。結果、宮司からプレゼントということで400年祭にも製作した特別バージョンの木札御守を製作いたしました。寒中禊ぎ参加者に授与していた御守です。特別バージョンは赤色の紐に決めてましたので今回も400年祭の「町新庄祭騒動」と同じ赤紐で。神紋の「違い鷹乃羽」と若鷹会の「モダン鷹乃羽」が刻印されていまして、「令和」のかの文字をトレースしてあります。

今回も沢山の差し入れ有り難うございました。あやなさんはモツ鍋とキムチ鍋を。いつもありがとうございます。南日味噌さんからもネギ味噌。お酒のつまみに最高です。小川頭からは貴重な酒「梵」、川森・米山さんからは酒「九頭竜」。内山さんからは自家製の米粉のパンとチーズ、バターなど。春日さんからはお菓子を沢山。貫江総代会長さんからはおにぎりの梅干し、漬け物を沢山。九曜さんからはお酒のつまみのお総菜。他にもワインや色々な物を差し入れいただき毎回ながら感謝いたしております。
今回急遽12月21日16時より「良楽のカレーなる落語会 その1」が当参集殿で開催されるに付、主催者の城生さん、三遊亭良楽師匠も参加いただきまして、今話題の「スパイスカレー」を差し入れしていただきました。
宮司からは恒例の宮司セレクト酒5本。宮司仕込み自家製御神木梅酒を5本差し入れです。

会費3,000円女子2,000円でこの充実した内容は皆さんからのお志による事と感謝申し上げます。

今回は過去最高の申し込みで61名の参加でした。机20脚で3名座りですので御誕生席も作ってギリギリでしたが、嬉しいことです。近隣の町内会からも、遠方からも、勿論地元新庄からと、入り乱れての会ですのであまりこういった感じの会は珍しいかも知れませんね。

宴たけなわの頃、今回は重大発表がされました。
小川博司頭が頭専用みこし特攻服を着て登場。御代替わりと飲もう会30回目の節目にも当たり、永年勤めた頭を引退すると発表。2代目頭を野村幸生(ゆきお)氏に指名ということで頭特攻服を脱いで2代目に渡しました。突然の出来事に皆初耳でしたのでビックリしたかと思いますが、2代目の野村氏は堂々と所信表明を語り、皆拍手にて承認戴きました。よかった、よかった。

顧みしますと、平成25年3月に第1回目のお宮で飲もう会を開催したと社報「鷹乃羽」に記録されていますので丸7年間、忙しい中を共に地域活性化、新川神社400年記念大祭の成功に導いて戴きました事は感謝の念に堪えません。
400年祭の計画段階で貫江奉賛会長(当時)と、「若い世代との関係が途絶えてしまっている総代会に如何に青年会を再興するか」との課題を相談していたときに丁度まだ若いのに町内会長になったばかりの小川君に相談してみよう、ということで最初に舩木家の座敷でお酒を飲みながら相談したことを今でも思い出します。

一番古い写真が平成25年5月17日のお宮で飲もう会。参加者10名ですよ。写真を撮ったのが私の弟ですので。本当の内輪ですね。しかも古い社務所で。今は倉庫になってます。なつかしいですね〜。

第2回お宮で飲もう会 at社務所

此の後、「寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会」が始まり、愈々若鷹会が結成されまして今日に至るわけですが、小川さんにはその都度、参加者を集めるために行く先々で「新庄もん」をキーワードに集めて戴いた成果が今日に繋がっているのです。次第に「寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会」や新川神社の春祭りの神輿担ぎの復活を試みる中で祭り好きな人々も参加して戴いて活気に溢れた神輿渡御、神社行事が出来るのはこの「お宮で飲もう会」の定期的開催が礎になっています。

そういう意味でも小川頭には公私に渡り、新川神社を新しい舞台に引き上げてくれたと感じております。
現在の参集殿は小川頭の経営する(株)オリバーの設計施工で、大勢の方々が居心地の良い建物ということで吸い寄せられるように集まってこられます。此の場所だから参加して戴いている方も少なくないと感じて居ります。中で使用する机と椅子はどうしても経費が及ばなかったので(株)オリバーに寄進していただきました。デザインがシックで参集殿に似合いますし、丈夫で使い勝手が良い物です。
若鷹会結成時も、400年祭に併せて神輿を人力で担ぐ事を復活させるに当たり、オリジナルのハッピを作る企画、そして経費を全て負担して戴きました。これもなかなか出来ないことだと思います。

平成28年の新川神社新庄御鎮座400年事業の「町新庄祭騒動」でも全町内神輿巡行の先導として、見事途絶えていた神輿担ぎを復活させてくれました。

その後も継続的に行事を進めてくれましたが最後の大事業としましてはやはり「次世代への継承」です。我々の先輩方が成し遂げられずに途絶えた青年団。次世代に繋ぐ事は新規に立ち上げたときのパワーを如何に持続させるか、これも大変な事です。
若鷹会の運営も年中行事が安定して次世代の若衆の頭ということで世代のひとつ若い野村君に特攻服が渡されたことが、実は一番大きな実績かも知れません。

小川初代頭、本当に7年間の長い間、ありがとうございました。
今後は顧問として2代目野村頭の相談役として吞みに来て下さい。

ということで第30回目の「お宮で飲もう会」は過去最高の参加者と御代替わりに併せて頭も世代交代というプレミアムな一時となりました。今後共新しい2代目野村頭共々若鷹会をご贔屓に。「お宮で飲もう会」にてお待ちいたしております。

次回は令和2年2月2日「寒中みそぎ・鎮魂作法錬成会」の直会になります。
特に厄年の方、新社会人を迎える方、今までの自分から新たなる自分へと生まれ変わりたい方、お待ち申し上げて居ります。

 

令和元年12月8日田んぼ学校しめ縄作りとコシヒカリ試食会

宮司です。本年も田んぼ学校の収穫の成果を五感で感じる最終の行事「しめ縄作りとコシヒカリ試食会」が開催されました。この日はしめ縄講習ということで参加された方もいらっしゃいまして子供、大人総勢で51名の参加でした。

先ずは集合の後神社にて参拝のため、手水をいたします。本式の作法をお伝え致しました。
左手、右手と清めて口をそそぎ、最後に次の人のために持ち手に水を流すという他人への「気配り」が手水の本式の作法に込められておりますので、ここは時間をかけてでも「キチン」とお伝え致しました。

修祓でお清めのお祓いを受け、金岡宮総代副会長に併せて拝礼の後、開式の言葉を戴き、参集殿へ。本年は御代替わりということで本年参加者だけの「令和記念木札お守り」を授与するということでこちらもお祓いをしておきました。

その後参集殿に戻りまして愈々本年収穫したコシヒカリの稲わらでしめ縄作り。最初にしめ縄の起源をお伝え致しまして古事記・日本書紀に伝わる神代の時代から今日まで伝わっている物だと言うことをお伝えしました。

早速綯うわけですが、いきなり一からというのも難しい過程がありますので綯い始めの所までは予め私が左綯いになるように仕込んでありまして、その続きを綯えば完成する仕組みになっております。

実はしめ縄を編むのは神主の仕事、専売特許ではありませんで、元々は農家の方々の農閑期の仕事で有り、神社のしめ縄は氏子や氏子青年団が中心になって奉納されてきた流れがあります。
昔は作業用の荒縄やむしろ、わらじなど手作りされていたんですねぇ。
ですから神主の学校ではしめ縄の綯い方は教えて貰えません。県下の神主でも綯えない人がほとんどです。氷見の方とか砺波の方の神主さんは綯われますけど。

大人だから上手いとは限りませんで、上手に綯える子供も居ますし、本格的な神棚のしめ飾りを作って行かれたお母さんもいらっしゃいました。
しめ縄に宮司自筆の「笑門来福御守」の御神札を結んで仕上げに来年の干支のねずみさんのシールを貼って完成!

新川神社の「しめ縄」の稲わらは、田植えから始まって稲刈りに至るまで、清浄を極めた稲わらです。何度もお祓いをし、清き心の田男・早乙女が植えて収穫したお米と藁です。神気溢れるしめ縄ですので、掲げる家門には邪霊邪神は近づくことも出来ないに違いありません。
そして「笑門来福」と御神札に記してありますように、家族の笑い声にまさる「祓いことば」は無いと思いますのでみなさん、楽しく声高らかに笑い声が出る正月をお迎えください。
「しめ縄」一本有れば「神降ろし」ができますので、神事に一番重要な物であることをお伝えして、各ご家庭に神様が来臨されて新しい年を迎えていただけますように。

しめ縄作りを終えましたら、皆さんが収穫した神饌田米の「コシヒカリ」の試食会です。
お茶碗にラップを敷いて炊いたお米を乗せ、具材は好きな物を乗せて自分で握ります。
具材は定番の梅、昆布、の他にシーチキン、鳥そぼろ肉、鮭フレーク、鶏の唐揚げなど子供に人気の具材を準備しています。おかずには昨晩より神社スタッフが精魂込めて作りました「豚汁」です。一晩寝かせてありますので、美味しくて毎年人気のある一品です。やはり寸胴鍋で沢山の具材で作るからですかね、ホント美味しいです。今回51名ということで豚汁の具もほとんど売り切れてしまったので夜のお宮で飲もう会の分まで作ったつもりが足りそうも無くなりました。
おにぎりの方は参加していただきましたご婦人達にお手伝いいただきまして夜の分も握っていただきました。ほんとうにありがとうございます。

さて食後は古事記かみしばいです。古事記のはなしもズンズン進みまして、今回は第11代垂仁天皇の御代のお話しです。サホビメとサホビコの悲しいお話し、ホムチワケの奇瑞なお話し、タジマモリの帰化人忠誠譚など、小さな子供にはむつかしい内容ではありましたが、「かみしばい見とらんと、クイズの正解がわからんよ」と、前置きしてありますので、子供達の目は真剣そのもの。お菓子ハンターの目ですな。

最後のイベントは古事記とお米のクイズ大会です。質問に対し、「ひ・ふ・み」の3択で、正解者にはお菓子1つ貰えます。箱に入ったお菓子群から選びますので、みんな自分の好みのお菓子を選ぶのに必死です。一人一個なのですが、幼児には理解できませんので「つかみ取り」している子も居たようで、分別有る児童からクレームなどあがったりして大騒ぎです。
クイズは12問ほどありますから結構な収穫ですよね。多分家庭内でお菓子は躾け上、そんなにだばだばと与えられていないんじゃ無いでしょうか、みんな必死で選んでました。

今回は御代替わりということもあり、大人もなかなか答えられないような質問も有りましたが、子供って吸収が早いので現在の小学校では教えない事を正に「田んぼ学校」として伝えるためにも質問に込めました。今回全問初公開したいと思います。毎回質問は少しずつ違いますが、大事な根本の質問、お米はどこから来たのか?とか、なぜ日本人はお米を食べるのか?とか、「チコちゃんに叱られる」的な事は毎回入れてあります。皆さん、全問正解できますか?

最後に田んぼの観察日記を提出戴いた室井環希さん(2年連続)、大津悠佳さんにはご褒美として図書券と可愛い来年のカレンダー、初めて提出してくれた大津悠佳さんには新川神社オリジナル御朱印帳に田んぼの観察日記を「奉納」して貰った証しとしてさしあげました。2年連続の室井環希さんにも御朱印をいたしました。
御朱印って本来そのような意味合いがあるんですよ。写経した経文を社寺に奉納した証しとして押して貰ったとか。ですから、それに習いまして昨年より観察日記を書いてくれた児童には御朱印帳をお渡しすることにしております。

田植え、稲刈りなどのイベントだけで無く、日頃より稲の生育とか、水の出し入れなど普段では気が付かないような事に気づいて貰いたくて参加者には勧めています。
「稲の花」って見たことあります?私も恥ずかしながら田んぼ学校を始めてから知りました。
オタマジャクシやアメンボなどの生物に久しぶりに触れたり、伸びていく稲穂を愛でる気持ちは自分で田んぼをするまで味わえなかった事です。

最後の最後に、宮司プレゼンツ、「令和」記念木札御守の授与をしてお別れです。
元号が令和になって初めての田んぼ学校の田植え・稲刈り・しめ縄作りとコシヒカリ試食会の日付け入りの御守です。余裕を持って50枚作りましたが、参加者盛況で結局すべてお渡ししまして、私の分だけが不足となりました。来年も多数のご参加をお待ちいたしております。

古事記(こじき)日本の神様クイズ
Q1 きょうのおはなしの主人公・すいにんてんのうは何代目のてんのうへいかでしたか?

ひ:10代目
ふ:11代目
み:12代目

Q2 ことし5月1日、天皇のみくらいをおつぎになられましたが、今の天皇陛下は何代目?

ひ:126代目
ふ:100代目
み:260代目

Q3 令和(れいわ)は何の本から考えられた元号(げんごう)でしょうか?

ひ:古事記(こじき)
ふ:日本書紀(にほんしょき)
み: 万葉集(まんようしゅう)

Q4 万葉集ってなにが書いてある本?

ひ:植物図鑑
ふ:古い時代の歌
み:神さまの話

Q5 すいにんてんのうのおこさまのお名前は?

ひ:ホムチワケ
ふ:ホンダワケ
み:タジマモリ

Q6 ホムチワケは何を見てしゃべろうとした?

ひ:へび
ふ:白鳥(しらとり)
み:サギ

田んぼ学校お米クイズ

Q1 お米ってどこからきたの?

ひ:川から流れてきた
ふ:山にあった
み:神様からいただいた

Q2その神様はだれ?

ひ:ににぎのみこと
ふ:あまてらす大神
み: おおくにぬし

Q3新川神社の神饌田(しんせんでん)で育てたお米のなまえは?

ひ: こしひかり
ふ: 富富富(ふふふ)
み: てんたかく

Q4 「いただきます!」のことばの由来は?

ひ:たべもののいのちをもらいます!
ふ:たいせつなものをあたまにあげる
み:作ってくれた人への感謝

Q5 「ごちそうさま!」のことばのいみは?

ひ:料理を作ってくれた人への感謝
ふ:お金をはらわずにただでたべれることへの感謝
み:食べるまでに走り回ってくれた人への感謝

Q6 おこめをあまてらすおおかみからもらって日本にもってきたのはだれ?

ひ:このはなのさくやひめ
ふ:さるたひこのかみ
み:ににぎのみこと

Q6 おこめを日本にもってきたににぎのみことのしそんはだれ?

ひ:てんのうへいか
ふ:さるたひこのかみ
み:このはなのさくやひめ

Q7 新しい天皇陛下が11月14日〜15日大嘗祭(だいじょうさい)で神様に何をお祈りした?

ひ:国民の平和と幸せ
ふ:たべものの豊作
み:悪い奴を追い払って

 

令和元年11月26日感謝祭並びに神宮大麻頒布式奉仕

宮司です。御代替りの儀式の中でも最重要とされる大嘗祭も無事斎行され、新川神社では収穫感謝祭と次年度の神宮大麻と新川神社の御神札の頒布祭を斎行いたしました。

本来は大嘗祭当日に移動しまして行う通達でしたが、当社は二度収穫感謝の大祭を斎行いたしまして今回の御大典に不足が無き様にいたしました。

11月24日令和元年最後の鷹乃羽雅楽会温習

3期生を新たに迎えた令和元年最後の温習になりました。
3月から始まりましたが、途中から参加される方もいらっしゃいまして、なるべく受け入れて差し上げたいと言うことで進めて参りました。真面目で真摯で意欲のある方々ですので、お伝えする我々講師陣もその姿勢に感心すると共にこちらも懸命にお伝えせねばと精進するばかりです。

1期生の方々も家庭の事情や病気などで一時的にお休みされたとしても、再度足を向けて戴けますこと、大変嬉しく思います。2期生の方々も1期生に交じって演奏されている姿を拝見いたしますと本当にたくましく成られたなぁと感慨深い物が有ります。

物事には誰でも「はじめて」の瞬間があります。特に社会人と成り、家庭を持ち、それぞれが何かのために心と時間と気持ちを捧げて生きているんだと思います。
ですが、たった一度の人生です。やりたいことに挑戦する。経験してみる。とにかく飛び込んでみる。このような「場」をご用意できる事に生きがいを感じて居りますので、来年も相変わらず、「雅楽」を通じて魂を磨く時間を共有させて戴きたいと思います。

入門したものの、仕事が忙しくてタイミングが合わないと思われる方々も、気晴らしに吹きに来ていただいて結構ですよ。うちはそのあたり緩いので、何度でも再チャレンジ、リベンジを応援しております。

来年明けて1月5日には近所の荏原新町町内会の新年会で演奏させていただきます。
私は流石にいけるかどうか判りませんので全て鷹乃羽雅楽会にお任せいたしましたので、日頃の成果を存分に発揮されまして新年が良き年になるであろう兆しを広めていただければその通りになるのでは無いかと陰ながらご盛会をお祈りいたしております。

奉祝令和・御神木梅酒ボトリング

宮司です。大嘗祭も無事に納められました翌朝。6月6日に仕込みましたのでまだ半年足らずですが、梅エキスも出ていますし、グダグダになるよりもフレッシュな感じが好きなので天下無双の大祭日に瓶詰めを行いました。
当日は晴天。紅葉も良い感じで気持ちの良い秋空。早速通販サイトでセレクトした瓶を洗浄してボトルに「神のエッセンス」を充填します。こういった無地のボトル、いろんな形・種類があるんですね。今回は梅酒ですのでかっこいいボトルタイプにしました。
今回、白梅と紅梅があるのでそれぞれ漬けようと思ったのですが、紅梅の収穫量が足りませんでしたので白梅と紅梅を半分ずつの量で漬け込みました。いわゆる「ロゼ」ですね。
やはり紅梅を漬け込んだ「ロゼ」は白梅より色が濃くなりました。
「神の精髄(エッセンス)」ですので一滴たりともこぼしたくないので、慎重に充填していきます。無事に全てボトリングに成功いたしました。

それぞれにデザインしたラベルを貼り、完成!
「令和」の元号は万葉集の「梅花の歌三十二首の序文」。宴会で梅を愛でる場からの出典ですので、梅酒で令和を言祝ぐにはぴったりではないでしょうか。
御神前にお供えしてから皆さんと戴きたいと思います。

11月14日大嘗祭当日祭斎行

宮司です。12日の大嘗祭二日前臨時の大祓式に続き、愈々14日は大嘗祭当日祭を斎行いたしました。神社本廳の通達は原則として恒例の11月23日に大祭として定められている新嘗祭を14日に大嘗祭当日の祭祀として日付けを移動して斎行するようにとの事ですが、附記に事情に依り日時を変更しても良いとの事でした。
当社と致しましては11月23日は朝から晩まで奉務神社8社を駆け巡っており、新川神社の新嘗祭は慣例として26日の平日に行っておりました。そこで恒例の祭礼の日時を移動しますと何かとスケジュールや祭礼の段取りが取りづらくなりますので、通達通りに11月14日に新嘗祭同等のお祭りを「大嘗祭当日祭」として、神職のみで斎行し、恒例の新嘗祭は毎年の通り26日に宮総代・生産組合の方々参列の元行うことと致しました。つまり新嘗祭という大祭を2回することとなります。神様の神饌もフルコースを2回。今年は特別な年ですので良いでしょう。神様も今年は喜んで居られると思います。
本来ですと14日の大嘗祭当日の祭祀にも総代各位参列をいただいて斎行すべき所でしたが、日程・諸般の都合上、神職のみで御奉仕いたしました。尚、本年は神社本廳から幣帛料もお預かりいたしましたので幣帛もお供えいたしました。また、お酒も清酒はいつもの羽根屋純米酒、今回は白酒として白川郷の濁り酒をお供えいたしました。魚は当日平鰤(ひらまさ)という魚が手に入ったのでお供えいたしました。私は知らなかったのですが食べると美味しいんです、鰤みたくて。見た目も鰤に似てますし。調べてみますと「ブリ御三家」と呼ばれるブリ、カンパチ、そしてヒラマサの中で、最も脂肪が少なく、さっぱりした魚で、独特の風味があり、身締まりも良く、ブリよりも高級魚とされるそうです。

なんと鰤よりも格上。良い神饌を特別な日にお供えできて嬉しかったです。