みこしかつぎ伝授講習会並びに 第 11 回お宮で飲もう会ご報告。

風邪をひいて朦朧としている禰宜です。やはり蒸し暑い日に冷房かけて寝るからこうなるんですわ、自業自得。報告をしなければと思いながらくたばっておりましたら、この頃はFacebookがありますんで、このブログよりも前に当日の様子が即日にアップされていますので有り難いことです。是非皆さん、FaceBookをやってない人は登録してチェックしてみてください。良い写真上がってますよ。と、いうことで当日の様子を紹介します。

当日は曇り空、午後4時からみこし担ぎ講習会で、まずは神輿を出して神輿を人力駆動に切り替える装備を準備する事から始まります。

やはり車輪がない、本来の神輿の姿が美しい。

今回、立山町は日中鎮座の日置神社の若衆、「公青会(こうせいかい)」の5名に忙しい中、お休みにも拘わらずご指導に来宮して戴きました。感謝します。

このままだと前後併せて8名しか繋がれませんが、四角の枠を装着すると神輿の胴の左右に4名繋がれますので安定感が増します。

横枠を装着する小川代表。他にも公青会の方々から神輿のメンテに関する知恵を教えて貰いました。

神輿の準備が出来たところで、先ずは神前にて参拝。神様の乗り物を使いますので、御認可と無事故、無災害を願って。

先ずは公青会OBの藤川さんより神輿への腕の廻し方から教えて貰います。かつぎ姿が様になっていますね。

いよいよ実践。神輿を指揮する役も大変重要な役目で、このあたりが肝だと私は思っているんですが。

いやぁ^かっこいいですね。神輿は曳き山じゃないんだから担いでなんぼですよ。

さて、小川代表を頭に、神輿人力起動。

神輿の「振り」と「差し」の練習。ここぞ、の場面で行う技です。揚げるときよりも降ろすときが力とバランスと気のあった動きが必要な技だそうです。

一通り終えて、直会。

公青会の金子さん、熱く語る。

お酒が廻ったところで、公青会の若衆実演の祭りばやし。幼い頃からの身に染みこんだ音。

今回、本当に大事な事を伝授して戴きました。「祭りばか」を育てること。伝統文化を伝える原動力は、よくあるきれい事の「義務感・使命感」ではなくて、理屈抜きにして血が煮えたぎるような情熱が伝えるんでしょうね。全く同感しました。「馬鹿」と言われるのは慣れているので、今後は振り切って突き進みたいと思います。