田んぼ学校 視察してきました。

たんぼ学校看板。自然から何を学べるか、楽しみです。

禰宜です。本年、富山県神社庁で初めて開催された「田んぼ学校」を視察しに、富山市塩に鎮座の多久比禮志神社(たくひれしじんじゃ)http://www12.ocn.ne.jp/~takuhire/に行ってきました。

朝方は雨模様でとてもこの時期とは思えない寒さで心配したのですが、幸いなことに雨は降りませんでした。みんな元気に「寒い」とくどきながらも田んぼに入りました。無事に田植えが終わると、お昼ご飯の準備です。災害時に電気やガスが無くとも自炊ができる事を学んでいただく為に、ビールの空き缶を利用した「空き缶釜戸一合炊き」を実施しました。地元の総代さんや親御さんたちもこれは初めての体験だということで、非常に感心しておられました。炊いたお米で昼食は定番のカレーライス。さぞおいしかったことでしょう。
来年は新川神社の裏の田んぼでやります。氏子の方々に協力をいただく為に、今から企画書を作製し、打ち合わせを進めていきたいと思います。お楽しみに。

多久比禮志神社。歴史的に古いお宮です。

お宮のすぐ後ろの田んぼ。神様にお供えするためのお米を作ります。

早苗。品種を聞いてくるのを忘れました。

「ころがし」という田んぼ定規で区画を定めます。80代の経験者のお仕事です。

まずはお田植え報告祭。早乙女、かわいいです。

神様へのお供え物を神主さんへ手渡しします。

田男(たおとこ)も5名参加です。

御神前にお供えして祓い清められた「早苗」

祭典終了後、記念撮影。

並んで行列を組み、いざ田んぼへ。

お田植えマイスター登場。デモンストレーション。まさに芸術的な早苗さばき。本物は違う。

早乙女の衣装が田んぼに華やかさを添えます。

左右から田男と早乙女が別れて植えていきます。

「だんだん、楽しくなってきたやろ」と声をかけると「楽しくない、寒い!」と口説きながらも笑顔。

現場より待避するかえるさん。I Shall return(わしは、必ずここへ かえるじゃ).と、言いたそげな顔。

デモンストレーションされたマイスターご婦人のお孫さん。血は争えませんな、早くて正確。黙々とこなしていきます。

田んぼの水面に映るお宮さん。神様も見守っていただけます。

天然の水道で泥を落とします。ごくろうさま。

ワンカップ炊飯器。

ワンカップかまど。

子供が見張りをします。

ファイヤー。直火炊き。オイルが染みこんだ点火用の木材燃料を使います。

蓋からお湯が噴きこぼれてきたら、そろそろ。

噴いて5分後くらいに逆さまにして蒸らします。これで完成。