令和元年9月28日(土)田んぼ学校稲刈り祭斎行

宮司です。本年の稲刈りの日時は住民運動会の為、土曜日に繰り上げて行いました。が、この日は小学6年生の中学校での入学体験授業参観日だということで、田植えに参加いただいた大勢の6年生が参加出来ないという事態に陥りましたので、田男1名早乙女4名ということになりました。
中でも6年生なんだけど、参加してくれた早乙女もいらっしゃったので助かりました。
人数が少ないので盛り上がりに少し心配しましたが、意外にも年長者がいないせいか、逆に小さな子供達がのびのびと元気に過ごしていたのが印象に残りました。

当日は天気予報では曇りで、夕方から小雨なのですが、どうも雨雲が気になりましたので、先に稲刈りを実施してから収穫祭を行いました。本来は此の順番でも良いのかもしれません。
予感は当たりまして、稲刈りを始めたのが午後2時18分頃で2時35分頃分位稲刈りをした頃に小雨がパラついて来ましたのでそろそろ辞めるか?と子供達に聞きましたら「まだやる〜!」と頼もしい返事。農家の奉耕者は雨が降る前にコンバインで刈り取る準備をしていましたので、気が済むまで稲刈りさせてあげたいのはやまやまでしたが17分間の稲刈りで修了。

その後は刈り取った稲穂を御神前にお供えする祭典を子供達と一緒にお務めいたしました。田男と早乙女が順繰りにお供え物をお運びして、収穫に感謝を申し上げました。

着替えてから参集殿で古事記紙芝居を観ました。ちゃんと観てないと後で行われるクイズ大会の質問に答えられないので、みんな真剣に観てますね。今回は古事記も中巻に入りまして崇神天皇の御代になります。大人でも知らない話もあり、父兄の方々も「ふ〜ん、そうなんだ」と見入って居られました。親子で日本神話を共有できることは良いことですね。この古事記紙芝居は動画サイトにアップしてありますのでご覧ください。

その後、脱穀・精米体験。千歯漕ぎ、籾すり、精米のそれぞれを昔ながらの方法で体験して貰い、その手間を体験して貰いました。やりだすとみんな飽きもせずにハマっているのは、DNAの為せる技ですかね?

その後は恒例のクイズ大会。古事記クイズとお米のクイズが6問ずつ12問出して、正解者にはお菓子ひとつ貰えます。上級生がいないせいか、年少者が伸び伸びとはしゃいでいる姿が可愛かったですね。小学6年生にもなりますと、お菓子貰ってキャイキャイ言わなくなりますもん。

お米はどこから来たの? なぜ日本人は稲作をするの? 素朴な疑問ですが答えられる大人は何人いるでしょうか?いつかNHKの「チコちゃんに叱られる」に出そうな質問ですよね?
田んぼ学校の生徒達はエライですよ、ちゃんと答えられますもん。

クイズ大会で盛り上がって予定時間を少し過ぎて無事に修了。観察日記も2名が提出して戴けましたので御神前にお供えして神様にご覧戴いております。
コンバインで収穫した籾は次の日が晴天でしたので早速駐車場で天日で乾燥。夜は社務所で除湿器と扇風機を夜通しかけて次の日には無事に適当な水分保有率になりましたので脱穀して納めていただきました。奉耕者の吉田さん、田添さん、そしてお手伝いを戴きました金岡さん、平野さん、浦田さん、ありがとうございました。