あたらしいおまもりのご紹介

 
鷹じゃ。引き続き、新作のご紹介じゃ。いままでは袋守りが主体じゃったのだが、本年は珍しく根付け型のお守りが加わったぞ。

きれいな六色の房が付いておってな、小さな剣先型の交通安全お守りと魔除けの小鈴が付いておるんじゃ。

この六色の房で静電気を「和らげることが出来ます。」ということなのじゃが、言い返せば、「完全に除去は出来ないけど、緩和が出来る」ということかの?

禰宜がモニターすると思うからまたここで報告するが、どんだけのポテンシャルかは未知じゃ。

禰宜がいうには静電気の除去もそうだが、要は車に乗るときに、これで左・右・左と車の取り手をお祓いすることにより、運転する人が気持ちを清めて欲しいとの思いがあるようじゃ。六色というのも味噌で、「六根清浄の祓い」というのをおぬしらは知っておるか?

「六根清浄祓(ろっこんしょうじょうはらへ)」という祝詞には、

「目に諸々の不浄を見て、心に諸の不浄を見ず、耳に諸の不浄を聞いて、心に諸の不浄を開かず、鼻に諸の不浄を嗅いで、心で、心に諸の不浄を嗅がず、口に諸の不浄を言ひて、心に諸の不浄を言はず、身に諸の不浄を触れて、心に諸の不浄を触れず、意(こころ)に諸の不浄を思ひて、心に諸の不浄を想わず」

という有名な一節があって心の清浄を特に重んじる考え方が示されておってな、昔は霊山に登るときなどに六根の不浄を清めるために唱えることばとして伝わって居るんじゃ。

この六色の房に込められた清め祓いのこころで運転してもらいたいいうことじゃな。