月別アーカイブ: 2017年5月

AnT CAFE 15th のご案内

宮司です。さて、本日のご案内ですが、またまたクールなCAFEのご案内になります。新川神社参集殿は株式会社オリバーと中斉拓也建築設計のコラボ作品ですが、その中斉さんが所属する建築家集団、AnT(アント)が主催するシンポジウムの会場としてご利用戴くことになりました。光栄なことです。一般の方対象ですので是非おいで下さい。参加費、入場料無料です。太っ腹〜。

AnT HP http://www.ant-toyama.com/

カフェは地元新庄の新川神社御用達、CAFE MiCTさんです。神仏かふぇ。は此所のオリジナルブレント「神仏かふぇブレンド」を使用しています。可愛い女性バリスタがいらっしゃいます。私も気合い入れたいときは此所で「エスプレッソをダブル」でひっかけます。まじ、効きます。シャキーンとします。

CAFE MiCT HP  http://www.tomikawa.co.jp/cafe_mict/

中斉さんは「総曲輪レガートスクエア」内「 NATURAL CAFE KOKANDO 」も手がけておられます。私自身、建築や建築家に大変興味と憧れがありまして、当地でAnT CAFE 開催に一番舞い上がっているのは私かも知れません。建築家ってすごい人種だな〜って思いますし、その図面を現実に変えていく職人の技もすごいな〜と思うんです。そんな方々の話を聞ける機会はなかなか有りませんので楽しみです。

特に中斉さんは設計の段階から身を挺して新川神社のみそぎ・鎮魂行法錬成会に参加、春祭の神輿渡御奉仕を通じて肌で神社を感じて戴いた上で建築に携わって戴きましたし、仕事を終えた今日に至るまで新庄若鷹会として神社行事にご奉仕戴いております。普通、仕事が終わればそれで関係は一段落しそうなものですが、株式会社オリバーの小川社長、社員の皆さんや、工事に関係して戴いた職人さんまでもが、こうして建築の後も神社行事に関わって戴ける事が何よりも嬉しく思います。

参集殿も竣功して丸一年が経ちました。本当に使い勝手が良いですし、「古事記に親しむ」「鷹乃羽雅楽会」を始め「田んぼ学校」などで大勢の方々の拠り所として、また様々なイベントでご利用戴き、予約も結構立て込んできています。まだ一年しか経っていませんが物心共に魂が宿る建築物だと思います。事務所から見える新緑が鮮やかな境内を見る度に当参集殿事務所のひとつのイメージモデルであるリバーリトリート雅樂倶のライブラリーから眺めた川の水面の風景を思い出し、改めて御奉賛戴きました皆様のお陰様で「人生で最高の物を手に入れることが出来た」喜びを噛みしめながら神明奉仕できる日々に感謝いたしております。

 

 

近況ご報告

お久しぶりです、宮司です。昨日、石清水八幡宮在籍時にお世話になった尊敬する黒神先輩より思いがけず綺麗な純白の胡蝶蘭が配達されてきました。花を贈られる事なんか、滅多に無いことですので、不意を突かれて素直に感動してしまいました。只今宮司交代のご挨拶状を随時発送中ですので改めて宮司に就任した事を実感させて戴きました。ですが、こんなに大きな鉢植えで、しかも満開に花が咲いている状態で無傷で山口県から富山県まで配達できるという事にも感動しました。ダンボールの長細い箱で、巧で見事なパッケージ技術でした。

私自身、心のメンターとして尊敬しておりまして、言葉ではなかなか表現できないのですがお人柄がなんともいえず徳が有り、さりげない気配りや言葉が自然に発される御方です。私がいくら努力しても成れないのはわかっているのですが、「こんな人に成りたいなぁ」と思う宮司さんです。ブログもこまめに更新される御方でもう少し見倣いたいと思っております。ご紹介しておきますね。

遠石八幡宮BLOG 宮司のヒトリゴト http://www.toishi.co.jp/blog2/

400年祭が終わって、正月〜祈年祭〜春祭ツアーが終わり、ようやく一段落と思いきや、宮司交代事務処理で「なんでこんなにやることあるのー」状態でしたが五月連休には久しぶりに倅達と家族で半日休日を楽しみました。やはり仕事効率を上げるためには「休み」や「リクリエーション」が必要です。斧を磨く時間を作らないと効率が悪い、というきこりのたとえ話もありますからね。

「古事記に親しむ」も愈々今月で上巻の最終回です。6月は上巻の振り返りと質問コーナーで4月からは古事記に親しむ富山中下巻編がスタートします。只今古事記ゆかりの地を訪ねる旅、その名も「古事記に親しむ旅:大和編」を企画中です。詳細が決まりましたらご案内致します。若鷹会も今回初の神社参拝旅行を計画中です。

鷹乃羽雅楽会も現在2期生は越殿楽・五常楽を習得中です。1期生は盤涉調の越殿楽・白柱・千秋楽あたりを練習中です。

今後、こまめに更新していきたいと思います。ではでは。

田んぼ学校お田植え祭のご案内

H29.5.27田んぼ学校田植え

宮司です。怒濤の春祭ツアーも終わり、やっと一段落です。数年前の400年祭準備期間かずーーーっと、何かを背負って、何かに追われていたような感覚がようやく解き放てた様な感じです。要は自分自身に背負わせて自分自身にハッパかけてるだけなんですけれどね。

ということで、本年も新緑の季節が来まして田んぼ学校も開校です。本年で4回目ですか。毎年大勢の子供達とご父兄と総代さんと共にお米を育てる、神様と仲良くなる絶好の機会です。私自身、本当に毎回楽しみにしています。水田に並ぶ白衣の田男と紅白の衣装を着た早乙女は本当に清々しいです。

お田植えは県内でも各地でおこなわれますが、新川神社独自のこだわりが三つあります。

先ず一つは、お田植え前に子供達が御田植え祭で神様にお供え物をお運びする事です。「献穀田」という神様にお供えする為の田んぼですので清浄なお祓いを何度も施します。稲刈りも同様に祭典を致します。最後に藁を使ってしめ縄を作ってお正月を迎えて戴くという一連の行事で神様と一心同体となってお米を作り、神様と人とが稲作を通じて繋がって来た日本という「お国柄」を肌で体験していただく機会を大切にしております。

二つ目は、雅楽を聴かせながら育てる、ということです。田植えの時や稲刈りの時に雅楽の生演奏をしながらおこないます。植物に音楽を聴かせながら育てると発育が良くなるという実験成果があるようです。毎月2回、鷹乃羽雅楽会の温習の音色も届いていると思いますので味に反映しているかどうかは判りませんが、丹精込めて育てております。

三つ目は早乙女の紅白の衣装です。一般的には柄物の着物が多いようですが、新川神社で田んぼ学校を始めるときに、東京の日本文化興隆財団で実施している田んぼ学校の衣装をそのまま複製してオーダーメイドした物です。制作費が高く付きましたが、やはり神饌田には巫女的な紅白が似合いますね。和手ぬぐいのほおっかむりも可愛らしいです。

本年も大勢のご参加をお待ちいたしております。