夏越の大祓、大勢のご参列ありがとうございました。其の壱。

禰宜です。今日、7月1日は爽やかな気候でした。夏越の大祓の後日とあって、気分も爽やかにすごせました。
昨日は平日の午後5時からの式ということで、参加者は少ないかなぁと思いましたら、思いがけず例年並みの大勢のご参列を戴きまして本当に嬉しく思いました。
なんたって「国の大祓」ですから、一人でも多くの方々に清々しくなっていただくのが我々の使命です。ただ、神社の拝殿が狭くていつも皆さんお座り戴けないのが心苦しい限りです。
式の直前の4時30分くらいからパラパラと今にも泣き出しそうな雨雲から数滴雨が落ちましたが、ダメ元で天に向かって両手を挙げて「止まれ」と言いましたら本当に止みました。単なる偶然か、はたまた新川神社の龍神さんがご協力戴いたかはわかりませんが。それでは写真でご報告です。

なんか雨が降りそうな感じでしたが西の空は明るかったので大丈夫かと。

下ろしたての祭壇。綺麗でしょ。

今年も地元・新庄の方は勿論ですが遠方からもご参列戴きました。

先ずは修祓。茅の輪や祓え津物、人形や参列者をお清めします。

大祓詞の宣読。参列者とのやりとりもあります。先ずは神主が「お集まりの皆さん、今から申し上げますことを聞いて下さいよ」と問いますと参列者が「おお〜」と答えてくれます。勿論、事前に解説して前振りとリハをしましてから本番に移ります。毎年恒例の流れですけど、なんか、良いですよね。参列者にもお祭りに参加戴けるような気がしますので。横文字で言いますと「コール・アンド・レスポンス」ですな。そういう意味で言いますと神道の祭りもブルースっぽいところがあります。

人形の祓い。紙の人形(ひとがた)に深い息を3回吹きかけて身体全身に撫でつけて罪穢れを移します。

祓え津物の儀。最初に解き縄。右綯い・左綯いの縄の縒りを解き放つことによって人間が犯した罪穢れを解き放つ意味が込められていると伝わっています。縄の片方を口にくわえて解き放ちます。

祓え津物の儀で清浄な布と麻を八つ裂きにして罪を贖う儀式です。破っているのは「晒し」です。近所の衣料品店で購入したのですが、ふと商品名を見ると「龍神晒」と書いてありました。きてますね、ナイス・ネーミング。

麻を引き裂きます。結構、高いんですよ、麻は。明日に続く。