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親子でお宮を描く写生大会

わやわやの部屋で写生大会。ほんまは外でやるもんじゃ。

製作時間3時間半。やっつけしごと。何十年ぶりかに水彩で写生をしました。

お久しぶりです、禰宜です。富山県神社庁の雅楽講習会があったり、新企画の原稿作りや、土用入り前だからでしょうか、地鎮祭など忙しい日々でした。連休中は特に予約がない日々ですので、デスクワークと部屋の大掃除をやろうかと思いましたら、下の子供が午前中から白紙の画用紙とにらめっこしているようなので配偶者から子供の写生の指導をするようにとミッションが下りました。そういえばブログでも「今年は自分も描く」と書いてしまいましたので、親子で写生会を開きました。本来は外で描くはずですが、どうも先日の「茅の輪くぐり」の絵を描きたいということでしたので、写真で写生です。あんまりよくないことですが、実際、祭礼当日は写生どころでは無いので、まぁいいでしょう。私も初めて実施した、精魂込めて作りました「茅の輪」を写生してくれるとなるとまんざらでもないので、親子で黙々と描き始めました。すると、近所の同級生の隼人くんが遊びに来たので、すかさず「隼人、おまえも描け」と、半強制的に飛んで火に入る夏の虫状態で三人で写生大会です、室内で。子供が描く絵に親がとやかくうるさく言うつもりは無いので、構図の取り方だけ諭して、三人黙々と描くこと3時間30分。自分の事で精一杯ですので夢中になってしまい、子供のことはほったらかしでした。そんな私の様子を見ていた子供は、しばらく「なまなま〜」としていましたが、やがて鉛筆が走る音がきこえました。率先垂範とはこのことですな。久しぶりに集中できました。我ながら3時間も良くノンストップで描けたなぁと思いました、意外に。久しぶりに楽しかったです。創作活動は何に付け、楽しいですね。親子で描く時間がとれて良かったです、終始無言に近かったですが。

お宮さんを描く写生大会募集中、めざせ伊勢神宮参宮旅行

禰宜です。Topページに案内を上げましたが、本年も神社庁主催の「お宮さんを描く写生大会」作品募集です。本年は特に一般の参加も受け付け致しますのでご家族で写生されてご応募ください。一般の部は表彰などの審査の対象ではありませんが、富山駅北側の自遊館にて全作品掲示いたします。ご家族で見に来てください。

ちなみに四天王入りされた方には豪華賞品としてトロフィーや賞状、図書券のほかになんと、一泊二日の「親子で行く伊勢参宮旅行」に招待されます。
さて、実は新川神社の写生をされる方の人数は少ないながらも実に効率よく受賞されます。一昨年は最優秀賞の神社本廳統理賞、昨年は上位4作品のうちの一つ、富山県神社総代会長賞を受賞され、銀賞、銅賞も受けておられます。加えて、同じく神社庁主催の「小学生作文コンクール〜おまつりと私〜」にも本年、新庄小3年新村奈都美さんも富山県神社総代会会長賞を受賞され、同じく副賞に伊勢神宮旅行を受けられましたので一緒に伊勢神宮に行かれました。つまり新庄の人は写生会、作文コンクール全体で8名に与えられる伊勢神宮旅行を2名が貰ってきたことになります。やるからには頂点を目指す。貰える物は貰ってくる。大事です、上昇志向は。本当に新庄の人はしっかり(ちゃっかり)しております。

受賞された児童はご招待ですのでもちろん旅費は無料で、引率の保護者は半額が補助されますので破格値ですね。神様からのご褒美だと思って楽しんできて貰いたいものです。

もちろん、受賞者のみの旅行では無くて、本来の主旨は「親子で伊勢神宮に一年に一度はお参りしてみませんか」ですので、写生会や作文コンクールに関係なく、一般に募集する旅行ですので、どなたでも、ご家族で、おじいちゃんおばあちゃんも一緒にどうぞ。

本年3月開催の親子で行く伊勢参宮旅行の記事です。

新川神社でも四天王入りされた作品は神社に奉納して戴いております。奉納された絵は額縁に納めて本殿横の土間に掲げさせて戴いております。神様も喜んで戴けると思いますし、参拝された方々も眺めて行かれます。将来点数が増えて参りましたら、建設予定の参集殿に掲示したいと思います。

二年連続四天王入りの奉納作品

色々と副賞のことを書きましたが、実はなにも受賞だけが目的では無いのです。一生懸命神様のお住まいである私たちのお宮を描くことによって、普段は気がつかなかった事に気づいていただければと言うことが本当の目的なんです。ですから今回一般の応募も募られたのもここにあるのではないかと思っています。大人も久しぶりに子供と一緒にお宮の境内で過ごしてみると、今まで気がつかなかったお宮の形や、木立の荘厳さ、静寂さや鳥や昆虫の暮らしぶりなど、なつかしい風景が失われずにそこにあることに気づいて戴けるかも知れません。ただただ、暑かった、かもしれませんが。

新川神社の境内には色々とおもしろい物があります。何気ない物ですが、神社にある物は時代を通じて残されてきた物ですので、昔の人の「たましい」が籠もっています。そんな場所で昔の人々の暮らしや歴史に思いをはせて戴けるような時間を体験して戴ければと思います。

鎮守の杜の木漏れ日、吹き抜ける涼しい風。風にそよぐ水田の早苗に蝉の声。

もし何かあればお気軽に神職家までお尋ねください。狛犬のこととか、神様の事とかわかりやすくご説明なども致します。(もちろん、無料です、お気遣いは要りません)

水彩の水やトイレは社務所をご利用いただけます。休憩もどうぞ。クーラーは無くて扇風機ですが。(社務所利用は、もちろん無料です、お気遣いは要りません。ただ、使うときは神職家に一言「つかわせてもらいまーす」と申し出ください。)

今年は私も久しぶりに絵を描いて参加しようとおもいます。

最後に本年3月に行われました「親子参宮旅行」の写真を紹介いたします。

受賞者の丸本さん親子とうちのせがれ達。宇治橋前で。うちのせがれは二人とも銅賞ですので全旅費自己負担です、とほほ。

宇治橋を渡り、神域へ

お参りのあとはおかげ横丁で。目的の赤福本店で満足したおたふくがおの三人

丸本君が楽しみにしていた、本店での一皿。

おかげ横丁の散策

内宮に一番近い宿泊施設・神宮会館での夕食。

仲良く一枚。

二日目のナガシマスパーランドで。お母さん達は買い物へ。親父達は風呂へ。

是非皆さんも親子参宮に参加されてみてください。富山県神社庁から経費の補助が入っていますので他の旅行より割安です。

稲の朝露・露の玉って感じ。

禰宜です。ようやく忙しさが一段落したところで、朝トレを再開しました。常願寺川の土手まで往復30分くらいですが軽くランニングです。只今舞楽を稽古中ですが、どうも身体が重い。続いて浦安の舞も習得することを思い、身体が重いと足に負担がかかるので胴回りの体脂肪落とします。早朝の空気は爽やかで良い気分です。田んぼにも朝露が舞い降りて、朝日にキラキラ輝いている様が神々しくてすかさず写真を撮りました。玉露ってお茶の品種で「ぎょくろ」と音読みしますが、この様子はやまとことばで言う「たまつゆ」って感じですね。

緑の絨毯。だいぶ伸びて参りました。

穀霊の降臨〜みたいな。

 

うーん、なかなかイメージ通りに写りませんな。腕か、やはり。

夏越大祓ご参列ありがとうございました。

禰宜です。幸いに天候に恵まれまして、今年初めて茅の輪くぐりを含めた大祓式を正式に斎行いたしました。
今までも大祓はしていたのですが、参列者を募って大々的に実施しましたのは初めてです。
色々と準備段階から上市の廣野鎮座の香積廣野神社の二宮正幸宮司さんには大変お世話になりました。おかげさまで100名近くのご参列を戴きまして盛大に斎行できて大変うれしく思います。
お宮には入り切れないくらいのご参列をいただきましたが、ご迷惑をおかけいたしました。
年末の大祓、来年度の夏越大祓には対応策をこうじたいとおもいます。時間をずらして3回ほどに分けてお祓いすれば、比較的ゆったりとお祓いを受けていただけると思います。今回は初回でしたのでこんなにご参列いただきまして有り難かったです。氏子の婦人会の方々、ひもろぎ苑や古事記に親しむ会の方々や親戚の方々もありがとうございました。
ご家族連れのお参りが多かったので、賑やかな大祓式になりました。
皆々様のご健勝と無病息災を重ね重ねお祈りいたしております。

準備完了。茅の輪の両側に朝採れの新鮮な茅を立ててみました。

新川神社特製茅の輪御守り。勿論、神職のお手製。入魂の一品です。茅は境内で採れた物で、乾燥を社殿内の土間で致しましたので神様の霊気いっぱいの文字通り、「お土産」ですね。

茅の輪の周り方の看板。

拾遺和歌集に「題しらず」「よみ人知らず」として、歌が載せてある。「水無月(みなづき)のなごしの祓(はらへ)する人は ちとせの命のぶというふなり」慌てて書きましたら、仮名遣いが新旧混在してしまいました、すみません。

大祓詞の宣読(せんどく)。皆さんに大祓の趣旨を説く祝詞を聞いて戴き、実際にお祓いをしていただく為に同意を得ます。みなさん元気よく「おおぅー」と承諾いただきました。

祓津物(はらえつもの)の儀式。木綿と麻を裂いて贖罪の意を表します。大祓詞の中に「やはりにとりさきて〜」とありますので、ちゃんと八つ裂きになるように裂きます。

解縄(ときなわ)の儀。右綯いと左綯いの縄を解くことによって罪穢れを解き除く意を表します。後ろの参列者の方に見える様に高く掲げて解き放ちました。

 

貫江奉賛会長さん、一番乗りでくぐられます。

順番に和歌を唱えながら廻ります。

和歌を詠いながら何組か先導していますと、次第に何回目を廻っているのか、わからなくなったりもします・・・

年長者から子供まで、それそれ思いを込めながら。大人は神妙にくぐられますが・・・

子供はそうはいきません。なんとジャンピング・ジャック・フラッシュくぐりをした子供がいました。何かやらかしそうな顔、してますね。

そうです、このまんまです。

ふいを突かれて思わず笑ってしまったところでしょう。多分、頭の中に映画のポスターと「ジャンピン〜」のギターリフが流れている処ぐらいでしょうか。

お宮で除災招福・家内安全・心身健康祈願を致します。満員でご迷惑をおかけしました。

御神霊拜戴の鈴振りの儀です。神様の御神気を鈴の音に託してお分かち致します。

お参りの後、お土産に茅の輪御守りを持ち帰って戴きます。来年の茅の輪御守りはもっと上手にできていると思います。

祭りの後の寂しさがなんとなく感じられる絵ですね。

かくして正規版「茅の輪御守り」が舩木家の家門に掲げられました。めでたし、めでたし。

茅の輪完成。

禰宜です。昨日師匠の香積廣野神社・二宮宮司の指導の下、茅の輪を作製いたしました。

途中から宮総代会長の田添さんもお手伝いして戴きました。
まだ時期的に早いので、直射日光が当たると変色しますので日陰で待機です。
茅の葉は鋭いので手を切ったり、トゲが刺さりまくったりして取り扱いが大変でしたが、
だからこそ厄払いの霊力が籠もっているのでしょう。

お手伝い戴いた二宮師匠、田添総代さん、ありがとうございました。おかげさまで初めての茅の輪は上出来です。

前日に収穫して整えた一夜干しの茅。

師匠の技を伝授して貰う。

等間隔に重ねて行きます。

月桂冠みたいですね

等間隔に麻縄でしばって仕上げて行きます。

でけた!本殿横の木陰にて本番まで待機です。

茅の輪守り完成形へ近づく

茅の輪御守り用の茅を本殿内で乾燥中。日陰で干さなければならないので、此所が一番安全で日陰で風通しも良く、神様のお膝元ですので最適な場所です。

御守り札。不肖私めの作です。字は下手でも魂を込めてお作りいたしました。

禰宜です。私はばたばたとしておりますが、皆さんいかがおすごしでしょうか。

さて、茅の輪守り作りもいよいよ大詰めになってまいりました。最初に作った茅の輪は刈り取りが早い時期でしたので

葉っぱ部分の長さが短く、良い茅の輪が作れませんでしたので、23日に思い直して改めて再収穫して良い茅の輪守りを作るべく乾燥中です。初回の失敗を考慮して再挑戦中です。良い感じに仕上がると思います。やはり収穫時期も大切ですね。

大祓の人形を自作しました。人形の「かたち」にこだわりました。

内側に社紋・鷹の羽を捺印しました。表からさりげなく透けて見える様に。

簡素にしてスタイリッシュ。大きさを大きめにして二枚重ねにしました。

 

人形の仕様は石上神宮の人形を参考にしました。若干私なりにスタイルに手を加えてあります。

禰宜です。上市の香積廣野神社・二宮師匠も人形は自作しておられますので、私も見倣って自作してみました。

かんさびた感じの人形が好きなので石上神宮さんの形を元に、自分なりに大きさと美しい形を採寸して作りました。

我ながら満足のいく形に仕上がりました。一般のものより大きめですので、十分にご自身の身体の「罪・けがれ」を人形に託して撫でつけて戴けると思います。いつも自分自身、罪ケガレが多いような気がして普通の物はなんか小さいんじゃないか?と思っていましたので。皆さんは小さいので十分かも知れませんが。

二枚重ねで、うっすらと社紋が映るところが味噌ですな。なかなかかっこいい人形でしょ。

夏越大祓準備中

社務所で作業中です。暑いから玄関開けたままです。

玄関開けているんで蚊が進入してきます。蚊取り線香の煙をすり抜けて接近してきますので、ぶたさんは気休めですな。

のぼり旗掲げました。爽やかなデザインで気に入っています。

夏越の大祓・茅の輪くぐりの木枠納品。

茅の輪くぐり木枠と茅の輪の芯。

 

輪がすこしいびつですが、茅を巻き付けるので大丈夫だと思います。ですが、やってみないとわかりませんね。

待望の夏越大祓の茅の輪くぐりをおこないます。その茅の輪の設営を色々と考えたあげく、木枠を作ることにしまして、昨日納品されました。うれしい〜。
うちの祭典に使う案とか祭器具は、昨年より澤井家具製作所にご依頼しております。作業が素速く、良い仕事をしていただけます。
茅の輪の芯はビニールハウスの枠を円形に曲げて半円ずつ作り、ジョイントで繋いであります。分解できますし何度も使えるところが利点です。
上市の香積廣野神社の二宮宮司さんから教えて戴いた方法です。
只今、6月30日の大祓式に向けてつまつまと準備をしております。明日はその「こだわり」の一品を紹介して参ります。

田んぼの水中世界

おたまじゃくしにさかまき貝(多分)接近。

なんと接触。双方微動だにせず。意外に田んぼの中は平和そうでした。

まだ若いんですかね、透き通って見えます。

夏越の大祓・茅の輪の材料仕入れ

茅の輪プロトタイプ。モデルハウスは舩木家の玄関です。

とれたて・きときとの茅。

こうやってみると何気ない茅が、神々しくも爽やかな感じがします。

 

禰宜です。本日、6月30日午後5時に新川神社としては初めて執り行います夏越の茅の輪くぐりの参拝者にもれなくお渡しする茅の輪御守りの材料である「茅」を採集して参りました。新川神社の境内にも少しあるのですが、これはいざ、というときのために取っておきます。

上市の香積広野神社の二宮正幸宮司さんの教えのもと、新川神社でも天然素材、自家製手作りにこだわりまして心を込めて謹製いたします。

今回の夏越の大祓実施に際して実務指導をいただいた二宮兄貴には色々と教わりまして本当に感謝いたします。

素盞鳴命が宿を請うたところ、貧しくも優しくもてなしてくれた「蘇民将来(そみんしょうらい)」に「疫病が流行る時は茅の輪を腰に付ければ逃れられる」と教え諭したことに由来します。

梅雨の時期、湿気が多くなってなにげに陰鬱さがただよう時節柄、爽やかな青葉を保つ茅の青さは気を清めてくれるような気がします。

山王さん祭りご奉仕して参りました。

みこし出発直前。この御輿はなんと走ります。神主も負けじと走ります。ごくまれに、御輿のてっぺんの金色の鳥、鳳凰が飛びます。

みこし渡御の道中、松川沿いの龍神さま。このなんともいえないファニーな表情に隠れファンが少なからずいるようです。

お久しぶりです、禰宜です。富山市恒例の山王さん祭りのご奉仕をしてまいりました。本年は天候にも恵まれ、週末ということもあって大勢の御参拝をいただきました。山王さん、日枝神社の氏子は大変広く、御輿は路面電車通りを軸に東西に分けて、二日間にわたって廻ります。普段歩くことの無い町並みを歩いてみると、車で通り過ぎると気がつかないことがたくさんあることに気づきます。年間新川神社の御輿渡御以外に上冨居神社、日枝神社、四方神社、四方神明宮、稲荷神社、於保多神社、千歳神社、高岡市の有礒正八幡宮のお神輿のお供を致しますが、おかげさまで町並みを歩くたびに新しい発見がありまして大変為になっております。新しいお店や、新しいアイデアなどもここから生まれてきますので感謝しております。我々氏神の神主は歩いてなんぼですから、何歳になっても御輿渡御で神様のお供が出来る「道中(ストリート系)神主」を目指したいと思います。

白山比咩神社初参拝

禰宜です。いつもこの「たかのたわごと」を見ていただきまして誠にありがとうございます。こんな私めの「たわごと」をいつもご覧戴いている御方がいらっしゃることは私の何よりもの励みとなっております。明日から日枝神社の山王さん祭りのご奉仕に泊まり込みで行きますので、連ちゃんでアップです。
さて、以前から念願だった石川県の白山比咩神社に初めてお参りいたしました。白山奥宮もまだ登拜したことが無いので、まずはお宮にお参りできて良かったです。
新川神社に白山社が合祀されていまして、御祭神・白山比咩命は日夜私どもがお仕えしておりますので神様の本宮、御実家ということになります。
今回初参拝に至りましたご縁は石川県神社庁主催の「雅楽研修会」の講習会場として白山比咩神社がご協力されました事に依ります。講師に雅楽の本家本元、宮内庁式部雅楽部の先生方をお招きしての研修会ですので、毎年参加しております。白山比咩神社の参集殿は大変立派で、気持ちよく研修が出来ました。
かんさびた境内、御神木に清められた境内は清々し初夏の風が吹き抜けておりました。

久しぶりに雅楽をみっちり練習しました。いずれは新川神社でも雅楽教場を開催する展望をもっておりますので近い将来実現すべく精進いたしております。

本殿正面

神々しいまでの威風を放つ御神木

切り株に至るまでかんさびた風情が

白山の遙拝所

大汝山は大己貴命をお祀りする山です。立山の最高峰も大汝山ですね。新川神社の御祭神です。

身を清める禊場。

招霊木(おがたま)の木と神楽鈴と一円玉 

お久しぶりです、禰宜です。以前にも書きましたが、当社にはおがたまの木が二本あります。いずれも御敬神熱心な新庄の氏子様から奉納されたものです。おがたまの木というのは神社にとって非常にゆかりのある木であります。その名前が示すとおりに、神様の御神霊をお招きする木ということで、今現在、地鎮祭などの神様をお招きする祭祀の時は神籬(ひもろぎ)ともうしまして榊の枝を使うことが多いのですが、その昔、榊が自生していない地区は、このおがたまの木が神宿るご神木であったのでしょうか。この木の枝は天に向かって真っ直ぐに伸びていこうとする枝っぷりなんですね、ですから神霊が降りてこられる木であるという由来はそこから来ているともいわれているようです。

ちなみに「ひもろぎ」の語源は「霊(ひ)」が天降(くだ)ることを古語で「あもる」と読みますので、「御神霊が天降りされる木」が「ひもろぎ」の表す意味となります。

もうひとつ、古事記・日本書紀に語られる天の岩戸開きで、あめのうづめの命が手に持ち神楽を踊ったとされる捕り物は、古事記では「天の香具山の笹葉」、日本書紀では「茅を巻いた矛」とありますが、このおがたまのきであるという説もあります。由来の出元が私自身わからないのですが、日本神話のふるさと、宮崎県高千穂町が町の木とされていますのでご当地に何か由来があるのではと感じています。

そしてこのおがたまの木は、神楽鈴、一円玉の木のデザインに似ているという共通点があります。実際の処一円玉のデザインは実在する木をモデルにしたわけでは無いそうですが、実は微妙に似ています。天に向かって真っ直ぐ伸びていく枝の形や、花のつぼみ、葉の形などそっくりです。「鈴生り」って言葉がありますが、これも神楽鈴からきた言葉らしく、神楽鈴の意匠はおがたまの花が咲いている様を現しているそうです。神楽鈴は「鈴なり」(豊作)、一円玉の円は「丸くおさまる」(円満)に繋がりますので、興味深いおはなしですね。

鳥居くぐって右側のおがたまの木

天に向かって伸びる枝が印象的

今まで気がつきませんでしたが、確かに実がなっている木に見えますな

 

梅つながり

新川神社向かって右側の白梅の梅の実

結構たくさん落ちていたので、御神前にお供えしました。

禰宜です。今日は於保多神社の春祭りに先だっての御輿渡御のお手伝いにご奉仕して参りました。柳町、東町、泉町、於保多町界隈を巡幸しました。

天候に恵まれて爽やかな風も吹き良いお祭りでした。

さて、於保多神社は明治初年までは通称「柳町天満宮」と呼ばれたように北野天満宮の分霊社です、境内には牛さんの置物がたくさんあります。もちろん社紋は梅鉢、学問の神様として有名です。新川神社にもその昔、小さな社の天満社があり、現在は本殿に合祀されております。

昨日、梅の実がたくさん実っていましたので、神様にお供えしました。