月別アーカイブ: 2021年11月

新川神社崇敬会たまむすひStorys 始めます!

宮司です。ようやく、ようやく・・・出来ました!たまむすひ会員証・特製朱印帳の「やしろ・みたま・みこと」の最終サンプルです!昨日、校了を致し、正式に発注致しました。長かった〜。
ですが、楽しかったですし、やりがいがありました。
元来、クリエイティブな事が好きで、オリジナルの製作にこだわりを持つ蠍座B型へび年生まれですので、まぁ〜担当者の方は大変だったと思います。(株)秋江の鳥居さん、ご苦労様でした。

納期は12月中旬頃です。既に入会案内をリリースしておりますが、ほまれ会員さんの御朱印帳は城端の松井機業「ヨハナス」ブランドに特注した物が納品済みですのでお渡しできるのですが、「やしろ・みたま・みこと」会員さんの御朱印帳はまだですので後1ヶ月間ちょい、お待ちいただく事になり、大変申し訳なくお詫び申し上げます。
ですが、お待ちいただく甲斐がある作品に仕上がっております。

上:ほまれ一代名誉会員 会員証 特製御朱印帳

と、いうことで納品待ちの1ヶ月間、製作のバックヤードの資料のお蔵出しを致します。
今年3月3日から始まりました京都のお守り製作会社である(株)秋江と富山県高岡のBouzu_desighの宮下博樹さん、城端の松井機業「JOHANAS(ヨハナス)」とのコラボレーションの課程、資料を通じてStorys、「ものがたり」をお伝えしていこうと思いますので、ぜひぜひ待つことをも楽しんでいただけましたら幸いです。

事の始まりは令和2年、コロナ禍で神社行事など自粛する中で、総代会の三役である貫江会長、黒田事務長、浦田会計のお三方と宮司と泰子権禰宜の5名での三役会の話し合いからです。
うちの宮総代さんたちは結構アグレッシブで、コロナ禍でも「攻め」の姿勢をもって神社運営に取り組んで居られますので、私の方がお尻を叩かれて居るような感じですが、その方が理想的ですね。
先ずは17年前から先送りになっていた神社運営費の各町内会の分担金の見直しに取りかかりました。うちの宮総代さんは経営者、元銀行員、地方公務員というその道のエキスパートが揃っていますし、経験も豊富で物事を進めるのが早い早い。

その中で、神社の運営費を町内会からの分担金だけの収入で賄うのはなかなか難しい時代になる事を予測して、何か別に収益を得る方法は無いのか、三役で話し合って参りました。
神社の収益事業としては祭事部門としては提灯の献灯事業が定番としてあります。四方神社も盆祭に併せて献灯料を集めて神事を執り行っています。
事業部門としましては月極駐車場の経営がありますが、これをやると収益事業となりますので宗教法人とて課税対象となります。駐車場の管理や税務上の業務など考えますと宮司としましては最終手段として捉えて置きたいことです。

そして崇敬会を結成する案がありました。これは直球ど真ん中の神社の事業であります。
神社規則にもうたわれていますが、宗教法人としての目的・役割は

「御祭神のご神徳を広め、神社を崇敬する者および神社神道を信奉する者を教化育成し、社会の福祉に寄与しその他神社の目的を達成するための財産管理その他の業務を行うことを目的とする」

とあります。

平成28年の新庄御鎮座400年記念事業以前と以降では、新川神社そのものの存在感が大きく変わったと感じて居ります。平成28年以前ですと崇敬会結成という事はあり得なかったと思います。

そんな神社経営の話の中で、稲荷町の越中稲荷神社では崇敬会があり、氏子総代会と並列して運営されている事例を三役に紹介しました。その時点でもう私の頭の中には新川神社での崇敬会のイメージがぼんやりとあったと思います。

ですから、最初の企画書が令和3年の2月14日ですが、その時点で今の入会の栞の内容がそのまま綴られていますので企画立案は早かったですね。最初からほぼ完成形の初案でした。
それ以前に越中稲荷神社の山田宮司さんからいろいろ崇敬会結成の話をお伺いでき、また入会の栞もわざわざ探してご持参いただいた事が当会にも生かされています。
会員種別はそのまんまの区分で、会員名だけひらがな3文字を私が考えて付けました。

また、京都の修業時代に石清水八幡宮の崇敬会発足のメンバーに入れていただいた事も経験値として大きく作用しています。あの頃は若くてがむしゃらでからまわりしていたような事も年を取ると良い意味で無駄なことはしなくなりますね。

次回からシンボルであるロゴマークの開発秘話をお伝えして参りたいと思いますのでお楽しみに!

 

令和4年新春祈祷・厄年早見表

宮司です。昨日とやまシティFM(77.7MHz)の取材を受けまして、新川神社の由緒や年中行事、コロナ禍での取り組みとして疫神齋御朱印チラシの無料頒布と新川神社の神様・神社ファンクラブである新川神社崇敬会「たまむすひ」の事についてお話ししました。

来週の11月8日月曜日から木曜日の4日間、午前10時45分から5〜6分間です。
with Radeioという番組のクローズアップという番組で、新人DJの吉田捺乃さんが色々聞いてくれました。是非チェックしてみて下さい。

今日のご案内は新春祈祷のご案内です。もう既に正月準備が本格化していますが、神棚の御神札である神宮大麻と氏神の御神札の頒布はほぼ終えました。昨年よりコロナ禍を考慮して神宮大麻は例年より早く納められましたので通年よりほぼ一月前倒しで各神社の秋祭りに併せて頒布致しました。かえってこの方が余裕を持って皆さん頒布活動ができますのでコロナ禍としては良かったことだと私は感じて居ります。

第五波は過去最大の感染者でしたが、意外にも引きが早かったという印象でした。年末年始にかけてまた第六波が来ることを前提として昨年よりまた一層感染症対策をして初詣を難なく過ごしたいと考えております。

毎年、厄年表の反対面には私なりのメッセージとアーティスティックなイメージのイラストを掲載しております。今回は「月読命(ツクヨミノミコト)です。イケメンですよね。イラストは古事記・日本書紀の素読会の常連さんである竹野小百合さんです。ご本人は人物像(御神影)は苦手だ、とおっしゃっていますが、前回の天照大御神に続く月読命をご覧の通り、「才能あり」ですよね。

私は今まで色々な御神影を見てきましたが、私は竹野さんのが一番だと思います。
古典的な日本画でもなく、あまり漫画チックでも無い、現代風の御神影として品格があり、神様オーラが漂う感じがなんともいえませんよね。これも無料で配布致しておりますのでご自由にお持ち帰り下さい。

有限会社小川塗装様、奉納塗装ありがとうございました。

宮司です。神社の旗竿は定期的に塗装が剥げるので酷くならないうちに塗り替える工事を地元の小川塗装さんが率先して奉仕していただいておりました。先代の社長さんの頃からもこちらから云わずとも「だいぶん剥げてきたから酷くならないうちに塗り直しておきます」と、一切お金を請求されずにご奉仕いただいておりましたが、息子さんの代になられましても引き続き奉納塗装をいただきました。ありがとうございました。

加えて、平成28年に新築されました参集殿の外壁と常夜灯も小川塗装さんの奉納塗装をいただきました。新庄町のこの場所は西から東に吹き抜ける雨風が強い場所で、参集殿も西側だけが極端に剥げるという現象が起きています。今回で北側だけ3回目ですので2年に1回塗り直していることになりますが、毎回奉納塗装で有り難く感謝申し上げます。

詳細が小川塗装のホームページに掲載されています。職人ならではのマニアックな内容となっていますが、非常にわかりやすい内容です。どんな世界でも、こだわりをもってする仕事は美しいですね。

富山市新庄の新川神社の参集殿の木板の壁面奉納塗装

https://ogawatoso.jp/blog/1349

神社は地元の方々を始め、大勢の方々のご芳志により支えられて来ました。
美しく蘇った参集殿の外壁、常夜灯、旗竿の仕上がり具合を是非機会があればご覧下さい。