2月17日 鷹乃羽雅楽会温習報告

禰宜です。相変わらず冷え込みますね。昨日の朝なんか道路ツルッツルッで怖かったです。雪が積もらないことを祈りながら、本年最初の雅楽温習日を迎えました。季節柄、体調を崩されて欠席が何名かいらっしゃいましたので、いつもの通り、進捗状況と今後の予定などをお知らせいたします。龍笛、篳篥とも越殿楽・五常楽の唱歌と演奏を中心に進められました。龍笛はなかなか音が出ない、息が続かない方がいらっしゃいますが、あきらめずに続ければ必ずや音が出るようになりますので、個人練習を少しの時間でも良いので続けて戴きたいとのことです。

篳篥は今回より親子で初参加された方がいらっしゃいました。頼もしいですね。かなりの方が音が出るように鳴られたようです。

笙は越殿楽・五常楽・陪臚の唱歌を歌い、今回は合い竹の押さえ方、そして手移りの練習、平調の音取りの解説と演奏を伝授しました。次回まで各自練習してきて戴きます。今回欠席の方は合い竹の乙、凢、一、乞、十、下、工の7つをいつでもパッと押さえられるように覚えてきて戴きたいと思います。

音取りはなかなか難しいのですが、何度も何度も繰り返し身体に染みこませるように手を動かす事が必要ですので、とにかく練習ですな。

息を長くするのにはやはり長時間吹き込む事が必要です。我々神社本庁の雅楽講師研修では一日中吹く温習を二泊三日とか経験すると自分でも息が長くなるのを実感しております。やはりしんどい思いをしないと演奏力は伸びませんが、今日は簡単に皆さんにも出来る「息を長くする」トレーニングを紹介しましょう。ズバリ、最近流行りました俳優 美木良介さんの「ロングブレスダイエット」のトレーニングです。機械も何も要りません、本屋にDVD付きでやり方を紹介してますので試してみては如何でしょうか。

当面の目的は4月に平調の音取りと越殿楽の合奏をしてみたいと思います。合奏すると音楽の楽しみが増えますので、またやる気になっていただけるのではないかと思いますので、頑張ってみましょう。

笙も参加者少なめですが、頑張りましょう。ストーブ4台焚いてますのでなんとか過ごせる室温でした。

「合い竹」、つまり雅楽でいうところの「コード」「和音」ですね。不思議な揺らぎの音階です。メジャーでも無い、マイナーでも無い独特の和音です。

こうやって楽器の上から覗くと正しく押さえられているかわかるんです。

甥のよっちゃん。指が短いのでまだ十分に届かないところも頑張って押さえています。

芦峅寺から参加の佐伯さん親子。家に篳篥があったそうです。最近うちの蔵からも出てきましたので、昔はもしかして雅楽、流行っていたのかも知れません。

右が息子の信明、左が甥の靖忠。一度聞いてみたい。

楽しそう。何かネタやってんのかね。

唱歌の練習。急がば歌え、雅楽の唱歌。

今日は病欠のため、お休みの方が多かったです、お大事に。

指使いがどうしてもわかりづらい様です。

合奏が楽しみですね。私は笙を教えているので写真でしか様子はわからないですからね。音までは聞いたこと無いんです。

来週は藤井先生は欠席で、射水神社の炭谷先生が来られます。是非音が出ない人は合奏をする4月までがんばりましょう。