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恒例・御神木梅酒の仕込み終了

宮司です。今年で4年目になりますが御神木の梅酒の御神酒の漬け込み完了致しました。
最初の年から6月6日に採取して漬け込むことにしておりますが、本年は6月6日が大安の日曜日で忙しそうでしたので前日の5日に前倒ししました。

毎年同じ日に採取しますとほんとうに毎年毎年、ちがうなぁ〜と感じます。
昨年は白梅も紅梅もあまり実っていなくて、なんとか1.5kgずつで3kg漬け込み出来たような感じでしたが、今年はなんと、白梅はほとんど実らず。どうしたことかと思うぐらい。3つぐらいしか実を付けてないんですよ。反面、紅梅は昨年とは打って変わって豊作豊作。一本の木から3kgあっという間に採れました。まだ残っていたくらいですので紅梅復活!みたいなかんじです。

ということで本年は紅梅だけですが、美味しい梅酒を宮司自らが心を込めて、アクを抜き、ヘタを取り、素材も教科書通りに寸分目方も違わずに仕込みました。

毎年、同じ日に同じ量で同じ製法で作ることにより、その年の特徴が出てくるということで私自身楽しみにしております。

いまはコロナ禍ですので、お宮で飲もう会など神社の直会も中止ですが、いずれ再開・再会の時にはみなさんに浴びるほど飲んでいただけるようにストックしておきますのでお楽しみに!

夏越の大祓準備進行中。

宮司です。本年の夏越大祓も近づいて参りました。三密を避けるために今年は昨年3日間でしたが、日曜日も含めて4日間に増やしてご奉仕申し上げます。目下準備進行中です。

昨年は3日間でしたのでやはり元来の30日だけより大勢の方のご参列がいただけました。お勤めの方は休日の方が参加しやすいこともあり、このコロナ対策がかえって良い結果を導き出したと言うことになります。その分、準備や茅の輪や人形の準備数も余裕を持って多めに作りますので例年より前倒しで準備に取りかかりました。

茅(かや:ススキの事)の収穫は例年5月の雨量で生育のバラツキがあるので、早く収穫できる物でも無いんですね。幸い本年は5月にしては雨風の日が多かったので茅の生育が早かったので5月30日に収穫して参りました。収穫する場所は常願寺川なのですが、いつもの場所に生えているわけでも無く、逆にいつも生えてないところに生えたりしていますので毎年のことですが自然の移ろいというものは深いなぁと感じます。

本年は綺麗なピチピチの葉が採取できました。年によっては葉が生えた後に雨不足で先端が枯れかけている年も有りますので年によって天候・採取の時期によりけりです。

昨年、茅の輪守を140躰準備したのですが初日の勢いで在庫に不安がよぎったので20躰追加して160躰にした事から、本年は4日間ということで新川神社分は200躰、四方神社分は40躰の240躰を編みました。そうなんです、新川神社の茅の輪守は昨年より四方神社バージョンにして四方でも参列者に頒布しております。

5月15日には四方神社40躰と新川神社180躰を綯い終えたのですが、あと20躰分の茅が不足でしたので神社境内の隅に生えていた本当に綺麗な茅を刈り取り乾燥中です。

加えて、本年は実験的に四方神社の拝殿に大きな茅の輪を設置し、茅の輪くぐりが出来るように準備も進めています。例年より二倍の手間がかかりますが、このコロナ禍をきっかけにして四方神社でも本物の大祓式をやりたい!というのがモチベーションです。
茅の輪の芯になるのが実は「ビニールハウスのアルミ枠」なんです。ホームセンターで購入してきて神社の前で円形になるように体重をかけながら曲げていく作業中に若鷹会の野村頭がたまたまお参りに来たところを手伝って貰うことが出来ました。

新川神社「どべ」の看板設置されました。

宮司です。ついについに!新川神社の案内看板が設置されました!新川神社としては初めての看板です。うれしいっす。長年「新川神社ってどこにあるがよ」という人が氏子にいたという屈辱的な気持ちを抱えながら「いつか絶対、メジャーな神社にしてみせるんじゃー」と思ってきました。
我々の年代は中学生の頃、同級生から頼みもしないのに矢沢永吉教祖の「成り上がり」の本が廻ってきて「とにかく、これを読め!」という、永ちゃん伝道師がいた時代です。
私も知らず知らずに影響を受けまして、いまでも「オレは良いけど、神様はなんてゆうかなぁ〜」的な考え方をしてしまいます。今更ながらも永ちゃん伝道師の西藤君にはすごく感謝しております。
新川神社的に「成り上がり」にはまだまだ道の途中ですので、いつか適切な場所に看板を立てたいと思っていました。
今回は新川神社としてはうってつけの場所でしたので良かったです。

場所は新庄の旧国道と県道56号(富山環状線)の交差点、新庄郵便局前信号の付近です。地鉄をまたぐ立体道路から降りてくると目に飛び込んできます。
デザインは宮司自らデーターを作成しました。おなじみのドベのイラストは米田昌功画伯です。新川神社権禰宜とも呼びますが。今回は龍の珠をお持ちでいらっしゃいます。

もともと「どべ」さんは猿田毘古神(さるたひこのかみ)がモデルですので、いわゆる交差点の神様なんですよ。
天皇家の御先祖神である邇邇芸命(ににぎのみこと)が高天原から御降臨されるときに、天の八衢(やちまた。道がいくつもに分かれている所)にお立ちになって天と地を照らしておられた神様です。道案内の神様、交通安全の神様、導きの神様と言われる由縁はここにあります。

まさに新庄は重要な幹線道路の「やちまた」の町です。ここにご降臨されまして十字路の交通安全と新川神社へのお導きの任務にあたられますので、通りかかられましたら「お疲れさまっす」をお願いします。たぶん喜ばれると思いますよ。