古事記に親しむ昼の部第8回開催。

禰宜です。さて、鷹乃羽雅楽会の報告はお知らせしてきましたが、古事記も回を重ねてはや8回目。最初は夜の部だけだったのですが、御婦人方から「夕食の準備や、夜は行き帰りが危ないのでお昼に出来ないか?」との御要望により、昼の部を始めました。ですから1ヶ月に3回、古事記の素読をしていることになります。昼の部は11名、夜の部も11名、ひもろぎ苑(中巻コース)は8名ですから丁度30名ですね。
第8回目の今日は「少名毘古名神・みもろやまの神・大年神の子孫・国譲りの最初の部分、天菩比神と天若日子」を素読しました。日本の国づくりで大国主とすくなひこなの神の共同作業で医療の処方を広めて公民(おおみたから)を助けたご功績や、国づくりの最後の最後には「神を祭ること」が成されたことにより国づくりが完成したんだという、神祭りの起源をあらわす重要な部分、それが日本最古の神社である大三輪神社の起源譚であることをお話ししました。新川神社の御祭神である大己貴命の御事績ですので、つい、力が入ってしまうところです。今回は、神道で重要なキーワードをいくつかお伝えいたしました。元正天皇の宣命からの言葉です。
「随神(かんながら)」「中今(なかいま)」「浄明正直(清き明き正しき直き心を持ちて)」「天地の神々」「公民(おおみたから)」。
皆さんの心と記憶の隅に留まってくれることをお祈りいたしております。

好奇心旺盛な御婦人方。古事記を原文で読んだるわー、という方は「荒魂(新魂)」の強い方ですよ、本当に。

いつも休憩時間にお菓子持ち寄って戴いて、皆さんでお分けします。美味しいお菓子をいつもありがとうございます。