めでたいのう

わしじゃ。鷹じゃ。たっしゃにしておるか。昨日、明治節で大安祝日の良き日、秋篠宮ご夫婦のご長男、悠仁さまが古式に倣われて、今日の七五三の原型にあたる「着袴(ちゃっこ)の儀」「深曽木(ふかそぎ)の儀」をおこなわれた。ほんとうにおめでたいことであったのう。この儀式は男子の儀式じゃから秋篠宮さまご自身の七五三以来ということで41年ぶりということじゃから尚更じゃ。中でもおもしろいのが「碁盤の儀」で、袴と装束を着けられた後、右手に「末広がり」の繁栄を願う縁起物の扇と、左手にはマツとヤマタチバナの若木を持って、碁盤の上から飛び降りられるのじゃ。

新川神社の七五三でも見習って碁盤の儀をしておるので、これで氏子の諸人たちも何故に碁盤の儀をするのかやっと解ってもらえたと思うのじゃ。そうじゃ、新川神社ではおなごでも碁盤の儀をやってもらっておるぞ。今の時代、おなごもたくましく生きてゆかねばならんからのう。いや、今時は逆におなごのほうがたくましいかの。男の子がんばれ。益荒男ぶりをみせてくれよ。いつの時代も男は度胸、女は愛嬌が肝心じゃ。

さて、新川神社でも氏子の方々が七五三詣に参っておった。かわいいのう、かわいいのう、我が氏子は。越中男子たるもの立山のようなどっしりとした男に育って貰いたいものじゃ。おなごは白雪のような清楚な心を持った娘になって欲しいのう。新川神社は予約を受けて一組ずつ丁寧に御祈願いたすので、ゆっくりと身内だけでお参りされたい方はなかなか良いぞ。

さて、今日は文化の日と巷ではゆうておるが、終戦までは明治天皇様の御生誕を祝う天長節であったから祝日だったんじゃ。若いもんたちには明治時代という、日本の大きな転換期に御在位された明治大帝の御遺徳にふれいもらいたいのじゃ。是非教育勅語と五箇条の御誓文を原文で読んでみることをお勧めするぞ。

ところでこの頃国旗を揚げる家がすくなってきたのう。どうしたことやら。昔はもっと揚がっとったと思うがのう。祝日にはたくさんの日の丸が風にたなびく国であってほしいのう。国旗を揚げると云うことは国の隆昌を祈り、国運を上げる事じゃ。おぬしらは「景気が悪い、政治が悪い、国が悪い」などぼやいてばかりおらず、自分で出来ることとして祝日には国旗を揚げて「日本、がんばれ。自分もがんばる。」と気合いを入れたらどうじゃ。まずそこからのような気がしてならんがのう。

そういえば11月2日は禰宜の誕生日であった。こやつも早46歳じゃ。昔はかわいかったんじゃがのう、今ではいいおっさんになってしもうた。小さい頃は素直で気が弱くて繊細なもんじゃったから心配もしたが、このごろはこわくさくなりよって、立っている者は「神の使い」でも使いよるようになったわ。まぁこれからが正念場じゃから神恩と祖先と氏子への感謝を忘れずに精進するがよいぞ。人生、万事が修行じゃ。体に気をつけろよ。腹に脂肪ばかりためずに懐にお金を貯めておけよ。