禰宜です。昨日、高岡市の高岡西部中学校で行われたPTA主催の雅楽演奏並びに雅楽体験していただく趣向の会に富山県神社庁雅楽部として参加して参りました。私は琵琶と舞楽の蘭陵王を舞って参りました。私が衣装を着けて公でこの舞いを舞う初陣でした。3年前から曲の演奏と並行して修行してまいりましたが、まだまだです。基本がまだ成っていませんな。とはいえ、初陣を果たしました。思った以上に戦いでした。蘭陵王自体が戦に縁のある舞いですが、舞手にとってはまさに自分との戦いの様な舞いでありました。呼吸はしにくいわ、足下が滑るわ、面を付けているので周りが見えないわ、頭が重いのでバランスは崩すは、装束のすそが足下に絡まってくるは、いろんな事を舞いながら対処しながらなんとか舞い切りました。スクワットの連続の舞いですので今後、筋トレで肉体改造の必要性有りですな。
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10月21日鷹乃羽雅楽会の様子
10月19日、午前10時秋祭斎行いたしました。
新川神社の神様がお子様の守り神。独自意匠、七五三の千歳飴の袋完成。
禰宜です。待望の新川神社オリジナル千歳飴袋が完成しました。不肖わたくしめ原案、米田画伯の筆によるいわば「神道曼荼羅」ですな。すべて手描きですので味わいがあります。老夫婦のおきな・おみなが、新庄町の起源に当たる伝説であります。「郷村名義抄」が伝える伝説によれば、「新庄村は白鳳三年(663)に老人夫婦顕れ、『我は 面足尊(おもだるのみこと)、惶根尊(かしこねのみこと) の化身なり、この地の氏神と成るべし。』と申すや霊験を現され、白鷹となり飛び去っていったという。それよりこの地を新庄村と唱えるようになった」(当HP「由緒」より)
お祝いのお子様には、「この絵のように、おじいちゃん、おばあちゃんになるまで長生きできるように、お祈りした飴だからいっぺんに食べられんな、ゆっくりと食べられ。長生きして欲しいから長細い飴ながよ。この袋に描いてある新川神社の神様に護ってもらうがだから、大きくなってもお祈り、ちゃんとしられ。」と絵解きに使います。
素直に、うんうん、とうなづいてくれてはいますが、お目当ては多分、中身でしょう。なんでもいいから、はよ、よこせ、と。
ニューモデル投下原案校了。
雅(みやび)音楽祭、大盛況。
禰宜です。いよいよ来年に行われる20年に一度の国の若返り、伊勢神宮式年遷宮が行われることを広く周知することを目的として早4年目となる富山県神社庁のイベント、雅(みやび)音楽祭が本年も行われました。いやー今年は企画スタッフと協力者のおかげをもちまして良い感じになりました。晴天に恵まれ、お客さんも多く、新しい趣向も導入されて内容的に充実してきた感じがいたしました。私は演奏に専念していましたので企画担当者は大変だったと思います。
裏千家の方々のお茶席が本年初めて催していただきました。場の品格が上がりましたね。式年遷宮クイズなど意外にみなさん参加していただきまして楽しんでおられました。恒例の伊勢うどん、赤福はすべて完売。沢山の方々に雅な空間を楽しんでいただけたと思います。そんな一日のほんの一部を紹介しましょう。
鷹乃羽雅楽会平成24年10月〜平成25年10月温習日のおしらせ
禰宜です。鷹乃羽雅楽会、たくさんの参加者、お問い合わせいただきまして誠にありがとうございます。現在定員の30名を超える40名近くの参加者がいらっしゃいますが、まだ問い合わせが後を絶ちません。みなさん、関心があられたんだなぁとあらためて感じると共に、責任も感じております。ですが、多くの方に体験していただきたいことが私の意向ですので、出来るだけの受け入れ体制を考えていきたいと思います。
練習場所が手狭ですがご容赦いただきたいと思います。駐車場は境内の中、鳥居を左側に進んでいただきます。境内内での事故には十分ご注意ください。
なにはともあれ、皆さんで楽しく、「雅楽に親しむ」事を目標にして行きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
さて、お問い合わせの多い、練習日の日程を公開いたします。入会された方には既にお知らせ済みですが、これから参加される方はご参考にされてください。
平成24〜25年 鷹乃羽雅楽会 今後の温習日
全日程 日曜日 午後7時〜9時
会 場 笙:本殿 篳篥:社務所 龍笛:第一公民館
※ 使用施設は都合により変更する場合があります。
※ 日程も都合により、休講もしくは振り替えする場合があります。
10月 21日 28日
11月 18日 25日
12月 9日 雪のため休講
1月 雪のため休講
2月 17日 24日
3月 3日 17日
4月 14日 21日
5月 12日 26日
6月 9日 23日
7月 7日 21日
8月 4日 25日
9月 1日 8日
10月 13日 19日(最終日は新川神社秋祭 奉納演奏会を予定)
新川神社
〠930-0992 富山県富山市新庄町2-13-47 ☎076-441-8186
新川神社独自楽器納品。
禰宜です。新川神社で初宮詣でをされた参拝者の記念品といいますか、神様からの贈り物と言うことで「でんでん太鼓」を社名・社紋入りで調製いたしまして先日納品されました。すでに初宮詣の方に好評をいただいております。小さいのですがかなり甲高くて威勢の良い、大きな音が出ます。しつこくやると絶対うざがられるような気もしましたが、やはり個人的に好きな物なのでみなさんにお配りしたいと思いまして導入を決めました。
でんでん太鼓の元は雅楽のふりづつみ(振鼓)という正式な楽器をひな形にして子供用に玩具化されたそうです。知らなかったです。大人が鳴らしても結構楽しめます。泣く子も一発で黙ります。
太鼓の音って、なんか、気持ちが上がりますね。ひとり落ち込んだときには「でんでん太鼓」を鳴らせば元気になるか?今度試してみます。
雅音楽祭練習中
お久しぶりの更新です。連日、日枝神社さんの参集殿で来る14日の雅音楽祭の練習です。今月から神宮大麻・暦の頒布祭といいまして、平成25年度、新年用の伊勢神宮の御神札であります神宮大麻をお祓いするお祭りが行われますが、その祭典に雅楽を演奏したりしますので、富山県神社庁雅楽部は忙しい時期です。なかなか出演者全員が揃いませんが、揃った面子で一人何役もこなしながら練習する方が、色々な楽器が経験できてよかったりします。当日天気が良ければ良いのですが。皆さん、お時間がある方は是非ご覧ください。
明治天皇と新庄町
禰宜です。日枝神社の秋祭りの奉仕などでしばらくでした。さて、きょうは以前から触れたいと思っていたことを書こうと思います。実は私、大学生時代の4年間は明治神宮の神苑の中で寝泊まりをしておりました。神職の資格を取るために渋谷の國學院大學に昼間通学の傍ら、夕方からは明治神宮の研修生として夜間勤務に従事しておりましたので、寝る場所は1週間交代で明治神宮のあのだだっ広い境内の施設、たとえば社務所、会館、宝物殿、武道場、本殿のすぐ隣の御垣内など、施設の夜警を仕事としてジプシーのように森の中を転々とねぐらを変えて暮らしていました。いわば東京での4年間は明治神宮の鎮守の杜で育ったようなもんです。同じような神職師弟が多数全国から修行に来ておりまして、ようは神職の丁稚制度のようなものですな。そして本年は古事記撰上1300年と明治天皇が神去られまして100年という節目を迎えるにあたって、何かと何かが重なり合うような気がしております
先だって、毎年富山県神社庁雅楽部が指導を受けている明治神宮の神職に舞いのご指導をいただきに東京は明治神宮まで出稽古に行って参りました。折しも明治天皇100年祭を終えられた後でしたので、休憩所の宝物展示場に特別展として明治天皇百年祭・乃木神社御祭神百年祭記念展「明治天皇と乃木大将」が開催されていまして、昼食の後、明治神宮の神主さんが「見ていくか?」ということで拝観いたしまして、大変感銘を受けて参りました。明治天皇100年、すなわち乃木大将100年ですから。国難にあたって君と臣下の強い絆が国を護ってきたお国柄であることをあらためて感じ入りました。
と、いうことで今日の本題です。実は私たちが住むこの新庄町に明治天皇様が御巡幸の際、小休止された場所があることをご存じでしょうか。旧街道の通る町ですので、今日でも交通の要所には変わらない我が町であるがゆえにの事と思います。
新庄町史によりますと、明治11年(1878)9月30日に今の金岡邸である草野耕多邸にて御小休されたとあります。今日からさかのぼりますこと、134年と6日前ですね。新庄町史にはその時の新庄町のみなさんの様子など書かれていないので、はなにか逸話がありましたら知りたいです。情報ありましたらお知らせください。
私が大学時代に育った代々木の杜の御祭神・明治天皇様が昔に私の町に来られたと思うと何か親近感と因縁を感じずにいられません。その御縁は今でも続きまして、年に一度、代々木の杜で舞の稽古に励んでおるわけでしてその当時は思いもよりませんでしたが、こうして何かに導かれながら過ごす日々が、この年齢になってようやく有り難い事だと思えるようになりました。
いつか、「明治天皇と新庄町」というテーマで勉強会などやったら良いのでは無いかと考えています。古事記の編纂も諸外国との緊張状態から国内の中央集権体制を強化するために日本書紀と併せて編纂をされたものとの解釈もされています。明治時代はまさに諸外国と対等に渡り合うための近代化の時代でした、物心共に。諸外国と渡り合うためには国内をまとめなければ太刀打ちできません。何時の時代もそういう時期が来る事を否が応でも悟らざるを得ない昨今です。
近年の書籍、学者は口を揃えて「天皇の権威と正当性を説くための〜」などと一通りの言い方が目立つのですが、その前後に歴史の動きが有って、諸外国と対峙するために国内統率の必要性があっての「古事記」「日本書紀」の編纂であり、「五箇条の御誓文」「教育勅語」であったということではないかとおもうのですが。
そういう意味で、近隣国家との課題が山積している近況から、もう一度我々の祖先がどのようにして国づくりを進めてきたかに思いを馳せる秋であります。
新川神社としては初めての一般公開講座、「第一回大人のためのやさしい神社のおはなしの会」開催
というわけで、禰宜です。やりましたよ、第一回。何人ご参加いただけるかわからないままで迎えた当日、看板を作らなければいけないとふと、思いましてやりましたのでご覧の通りです。
本日の話の内容は後日、HPで公開しますので、聞きたかったんだけど・・・というかたはご安心ください。
何人か、そういう方もいらっしゃいますので、地元新庄の隠された歴史の一面を広く共有したいと思います。
高岡先生は来る10月13日から始まる第19回全国山城サミット魚津大会の二日目、
10月14日 会 場:新川文化ホール にて基調講演もされます。
詳細は魚津市のHPにてご確認ください。
http://www.city.uozu.toyama.jp/event-topics/svEveDtl.aspx?servno=1451
下記:魚津市HP引用
9:30~12:30 シンポジウム |
参加費:無料(申し込み不要。どなたでも参加できます。)
内 容:
基調講演①「松倉城とその支城群について」高岡徹 氏 (とやま歴史的環境づくり研究会代表)
基調講演②「春日山城について」新保誠吾 氏 (新潟県上越市教育委員会)
基調講演③「京極氏館・上平寺城について」髙橋順之 氏 (滋賀県米原市教育委員会)
パネルディスカッション(城の保存と活用について)
コーディネーター:中井均氏
パネラー:高岡徹、新保誠吾、髙橋順之、塩田明弘(魚津市教育委員会)
もうすぐ七五三。新川神社オリジナル千歳飴袋試作品。
禰宜です。この頃は涼しくなってきましたが、相変わらずドタバタしています。さて、以前から暖めていたアイデアがようやく形になりました。
七五三のお祓いをした後に、子供達に神様の話をしてあげるとにき絵があればいいなぁと思ったところで閃いたアイデアです。
新川神社オリジナルの千歳飴袋をデザインして、私の同級生の画家、米田まさのり氏に書いて貰いました。米田は昨年の暮れに漫画の「立山縁起絵巻」を桂書房から出したので、是非読んでみてください。立山曼荼羅をモチーフに絵を描いている人なので、これ以上適任者はいないというくらいに、打ち合わせは早かったです。忙しい合間を縫って仕上げて戴き、感謝です。新川神社の神様達を中心に描いた「新川神社曼荼羅」的な図案になっていますので、今後、小学生にも神様の説明がしやすいようになっているところが味噌です。立山連峰に輝く天照大御神や大己貴命、おもだるの神、あやかしこねの神、龍神さんや鷹さんももちろん描かれています。神様達に見守られてすくすくと成長していってもらいたいものです。
さて、明日午後2時から新川神社としては初めての一般公開講座、「第一回大人のためのやさしい神社のおはなしの会」が開催です。
実はやさしく神社の事を話すのはひじょーに難しいことなんです。経験者は語る。ですが、これがいつか出来るようになりたいので、挑戦は続くのです。ではでは。
神社庁雅楽部「雅音楽祭」10月14日(日)のご案内
禰宜です、三連ちゃんでブログアップです。
恒例の富山大和の隣のオープンスペース、グランドプラザで雅楽の演奏で出演します。
午前10時から午後6時30分まで5回に分けて演奏します。富山県神社庁のHP
http://toyama-jinjacho.sakura.ne.jp/
をご参照ください。昨年の様子が画像と映像で紹介してあります。
雅楽のページも未完成ながらありますのでついでにどうぞ。
また、曲目など詳細は雅音楽祭のチラシに記入してありますので、下記にPDFで置きましたのでご覧ください。
鷹乃羽雅楽会の方々は是非ご参考までに見に来て戴けましたらうれしいです。
ではでは。
鷹乃羽雅楽会10月の温習日は21日(日)と28日(日)午後7時からです。
禰宜です、業務連絡です。表記の通り、10月の温習日は21日(日)と28日(日)午後7時から9時まで、
会場は前回と同様に段取りするつもりです。
参加申し込みの各位にはメールもしくは電話・Faxにてご連絡いたしますが、とりあえずお伝えいたします。
第一回鷹乃羽雅楽会温習開催
禰宜です、お久しぶりです。ブログ更新したいし、ネタもお伝えしたいことも沢山ありすぎて、追いつきません。
分身がいれば良いのに。そういえば神使の鷹さんはどうしているんでしょうか。本当に手伝って貰いたいです。猫の手も借りたいくらいですから鷹の爪でも良いから借りたいです。
鷹乃羽雅楽会に沢山のお問い合わせとご参加をいただきまして、本当に本当にありがとうございます。
何かと初めてのことですので、至らないところも多々あると思いますが、どうか一緒に、気長に楽しく、みなさんと共に音を楽しめる集いにしていきたいと思います。
この日は暑さも和らいで、夜は月夜と秋の虫の音の境内に響く笛の音は格別でした。
やはり9月の夜は雅楽が似合いますね。いつか鷹乃羽雅楽会で「観月祭」をやりたいですね。もちろん、団子と月見酒付きで。